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三十石船

2013年01月29日 10時11分56秒 | Weblog
八軒屋から伏見へ渡す渡し舟は三十石と言いますから かなり大きい船でしょう。
これへ石松っつあんが乗り込んで 余計なお宝 払って、堂の間のところ 畳一丈ばかり 買いきって、親分にやぁ内緒ぅだが 途中で買ってきた 小さな酒樽、縁の欠けた湯のみぃ注いで飲む。大阪 本町橋の名物 押し寿司を脇ぃ置いて 酒を飲み 寿司を食べているうちに やがて船は河の半ばへと出る。乗り合い衆の話し、利口が馬鹿になって大きな声でしゃべる。つまり退屈しのぎ.。
これを黙って聞いていると面白い。お国自慢に名物自慢。仕舞いにゃあ豪傑の話が出る。
 野見宿禰(のみのすくね)と武蔵坊弁慶が相撲を取ったら どちらが強えか?
 ふん!つまらねえ話しをしてやがら、でも 面白いれえな、この話が酒の肴になるからな。