出雲神社

神庭に学びし子らの声のごと木々にひびくは正月の風 . . . 本文を読む

弓槻

村々の古きはなしを埋めし山冬の夕日に染まり輝く土地の伝説は、この山に「安倍貞任」の足を埋めたりと云々。そこより生ぜしものならんや、足を病みし者はこの地の大きなる松の根元に小石を置き、祈れば癒えざること無しと言えり。今や、松の在りしところも不明、伝えも知らざる人多し。 . . . 本文を読む

鶉野

今はもや白鷺(はくろ)も去りし広き跡ただ秋の日は優しかりけり . . . 本文を読む

客

夜の客もてなす糧も夜毎夜毎少なくなりぬ秋は深まる . . . 本文を読む

鷺

からすかとききまがひたる鷺の声水の雲間にひとり遊べり . . . 本文を読む

春日神社

人は逢へば暑さを語るいとまにも神は涼しき庭に遊べり . . . 本文を読む

あざみ

米国の名を負い京の川に咲くアザミの花は可愛くもあるか . . . 本文を読む

淀川

たんばとのさかいの山をのぞみおりよどの川はら鳥かまびすし . . . 本文を読む

菅原・菅原神社

おおつかをつくれるうから北に去り神と祀られ戻る人あり . . . 本文を読む

周山

山の街跡多く見て春時雨羅休 . . . 本文を読む