花洛転合咄

畿内近辺の徘徊情報・裏話その他です。

梅の花

2019年02月25日 | 徘徊の寫眞
辺りには梅の香匂ひ、 我が前に梅の花咲く。 来る春はすぐ行く春に、 人の世も移ろひ行けど、 今は只愛でて過ごさな、 淡き色香を。 . . . 本文を読む

鳥羽地蔵

2019年02月11日 | 徘徊の寫眞
平安京の朱雀大路は今の千本通で、九条通を越えると、今は旧千本と言われている細い道が鳥羽街道である。羅城門から真っ直ぐに南下してきた道が、わずかに東に折れて、またすぐに南に向かうところに鳥羽地蔵浄禅寺がある。門前には、永井直清(当時長岡藩主)が施主となり、羅山による撰文の袈裟御前顕彰碑(1647)があり、ガラスケースに入れて大切に保たれている。この . . . 本文を読む

徳林庵

2019年02月02日 | 徘徊の寫眞
徳林庵山科地蔵は東海道に面している。西に行くと山科駅前、御陵、蹴上を経て、京の三条通につながる。今は主要道ではないが、車や人の通行量は多い。 往時、大津から大坂に向かう人は、東の追分で伏見へと向かったから、地蔵さんの前を通るのは京に行く人、京から来る人であった。 堂の横には、日通のマークの元となったと思われる印の入った井戸枠がある。 地蔵尊の由来には、小野篁が絡んでいる。地蔵尊=地獄の亡者を救 . . . 本文を読む