伊勢路2日目、朝食をさっさと済ませ、紀伊長島駅8時32分発の新宮行きに乗り、1時間ほどで大泊駅へ。

駅前の案内図です。松本峠の登り口まで、歩いて10分ほどのようです。

「熊野古道 伊勢路」の立派な道標が建っています。

駅から5分、とても趣きのある茅葺屋根の家をみつけ、見惚れてしまいました。

駅から300m歩いてきて、登り口まではあと400mです。

茅葺屋根の家に別れを惜しみます。民家のようですが、車は関東ナンバーでした。別荘かしら?

駅で降りてから15分、やっと松本峠登り口が見えました。

「伊勢へ七度(ななたび)、熊野へ三度(みたび)」 伊勢神宮には一度しか行ったことがありませんが、
熊野古道歩きは三度目になりました。

少し風があるので、「熊野古道伊勢路」の旗が裏返ってしまいます。さぁ、行きましょう。

車道を離れ、小暗き森へとはいっていきます。

服装は、長袖Tシャツにウィンドブレーカー、トレッキングシューズにストックも持っています。

ホテルで一晩ゆっくり寝たので前日よりは楽ですが、えんえんと石畳の登りが続きます。

10分ほど歩いても石畳の階段でしたが……

途中、少しだけ根っこ道になり……

またすぐに石畳になりました。

石畳の登りをひたすらかせぎ、20分ほどで松本峠に着きました。

ここから鬼ヶ城城跡へと向かいますが、鬼ヶ城は戦国時代のお城だそうです。

ツヅラト峠は人っ子一人会いませんでしたが、この日は、パラパラと人に会いました。

松本峠からは下るものと思っていましたが、そうでもありません。竹林の中をかすかに登ります。

5分もしないうちに東屋の展望台。眼下に見えるのが、七里御浜海岸でしょうか。

展望台では、ニイハオの若い女性たちが記念撮影中。ちょっと待ちます。

彼女たちが松本峠に戻っていったので、展望台へ。

下に見えているのは、熊野市街、はるか向こうが那智方面だそうです。

5分ほど休んで、鬼ヶ城方面に下ります。

しばらく、「木の根道」でした。京都鞍馬の「木の根道」が有名ですね。

いよいよ下るだけと思っていたら、登りの方が多かった~

ここを登ると……

「滝見の丘」。滝は見えません。海はよく見えました。

また階段道を登って……

東屋の展望台から15分ほどで、海の眺めが美しい場所へ。

この広場が鬼ヶ城跡かな?

海にはりだす展望台は先客がいらしたので、展望台の手前からの眺めです。

これは、展望台から撮った写真だったかしら……

5分ほどお茶休憩をして、さぁ、いよいよ下ります! 松本峠から休憩を含んで40分かかりました。

海に向かって、よく整備された階段をひたすら下ります。

桜の季節には訪れる人が多いのか、土の階段に砂利がいれてあります。

下り初めて10分もしないうちに、「東口駐車場」の標識が見えました。

赤い花をつけた木も見えて、春らしい景色です。

海に赤い花の木、美しい光景です。

遠目には紅梅かと思いましたが、近くで見ると、幹も花も桜ですね。「寒緋桜」というようです。


松本峠から1時間で、「東口駐車場」に到着。ピンクの道を下ってきて、これから海沿いを西に歩きます。

土産物屋やカフェがある「鬼ヶ城センター」。気に入った絵葉書がないので、何も買いませんでした^^;;

ちょっと休憩し、売店のお兄さんに熊野市駅までの所要時間を確かめて、歩き始めました。

これは、岩のトンネルをくぐって、振り返ったところだったかな?

5分ほどで、「千畳敷」。ここまでで引き返す方が多いようです。

まだまだ遊歩道は続きます。

すぐ目の前をカモメが飛んでいます。相棒も……

私も、撮ってはみましたが、うまくシャッターチャンスを捉えられません。

乗る電車が決まっているので、先を急ぎましょう。

カモメの方は、のんびり波の間をただよっています。

追い抜いたり、追い抜かれたりしながら、歩いています。一人旅の人も何人かいらっしゃいました。

ちょっと振り返り、海と岩の造形に心惹かれます。

打ち寄せる波のつくるドラマも、見ていて飽きません。

波が高くなると、ここまで打ち寄せて岩を削るのでしょうか。

もう2度と来られないかと思い、遊歩道を歩き通すことにしましたが、来てよかったです

「水谷茶屋跡」。本当に、茶屋があったのでしょうか?

振り返って見る、茶屋の遠景です。

「波切不動」。これが一番、不思議な造形でした。

ややはしょりながら30分、鬼ヶ城遊歩道を歩ききりました。

後は熊野市駅まで歩き、熊野市駅12時46分発新宮行きの電車で新宮駅に到着。新宮駅前です。

お昼は電車の中で食べたので、速玉大社まで歩きます。駅から10分ほどで、「新宮城跡」の前へ。

20分ほどで、速玉大社の鳥居前に着きました。

まず、「八咫烏(やたがらす)神社」にお参り。

団体さんが先にはいっていったので、ご本殿にはいる前の芝生で、鳥を眺めていました。


色が違うけど、別な種類の鳥かな?

ご本殿への門をくぐります。

団体さんを少し待ったけど、最初の鳥居から10分ほどで、あっけなくお参りは終了。

この後は時間があるので鳥を見ていると、相棒が「猫がいる!」と寄っていきましたが……

裏のおうちの飼い猫さんなのか、にゃ~にゃ~鳴くわりにそっけなく、やっと止まってくれました。

また、こんな鳥や……

あんな鳥に心惹かれます。

新宮駅まで戻る途中、時間があるので、「新宮城跡」に登ってみることにしました。

前日は4時間、この日は2時間半ぐらいですが、せっせと歩いた足には、きつい登りです。

まだ階段がありますよ~

頑張って登った甲斐があり、こんな風景が眺められました。

「新宮城は、関ケ原合戦の後、和歌山城主となった浅野幸長の家臣、浅野忠吉が新宮領を与えられ、
慶長6年(1601)に築城を開始した城」と麓の看板にありましたが、それなりの広さです。

元々、井戸があった場所なのか、風情のある井戸がありました。今は、バルブをひねると水が出ます。

なかなか眺めがよく、歴代のお殿様も、この眺めを楽しまれたことでしょう。

洋菓子屋さんと文房具屋さんを冷やかして、新宮駅前に戻ってきました。きゃ、にゃんこ!

枯葉に飛びついたりして遊んでいましたが、座っていると落ち着いて見えますね。

この晩は、休暇村南紀勝浦に泊まり、お風呂とお料理を堪能。一晩寝て、翌日に見た朝日です。

この古道歩き、本来は去年の春に行く予定でしたが、諸般の事情により中止。今年こそ行こうと
相棒が言うので、3泊だった予定を2泊に短縮し決行。電車の時刻に追われ、のんびり歩くことは
できませんでしたが、古道歩き、料理やお風呂の他、小鳥や猫など、いろいろ楽しみがありました

駅前の案内図です。松本峠の登り口まで、歩いて10分ほどのようです。

「熊野古道 伊勢路」の立派な道標が建っています。

駅から5分、とても趣きのある茅葺屋根の家をみつけ、見惚れてしまいました。

駅から300m歩いてきて、登り口まではあと400mです。

茅葺屋根の家に別れを惜しみます。民家のようですが、車は関東ナンバーでした。別荘かしら?

駅で降りてから15分、やっと松本峠登り口が見えました。

「伊勢へ七度(ななたび)、熊野へ三度(みたび)」 伊勢神宮には一度しか行ったことがありませんが、
熊野古道歩きは三度目になりました。

少し風があるので、「熊野古道伊勢路」の旗が裏返ってしまいます。さぁ、行きましょう。

車道を離れ、小暗き森へとはいっていきます。

服装は、長袖Tシャツにウィンドブレーカー、トレッキングシューズにストックも持っています。

ホテルで一晩ゆっくり寝たので前日よりは楽ですが、えんえんと石畳の登りが続きます。

10分ほど歩いても石畳の階段でしたが……

途中、少しだけ根っこ道になり……

またすぐに石畳になりました。

石畳の登りをひたすらかせぎ、20分ほどで松本峠に着きました。

ここから鬼ヶ城城跡へと向かいますが、鬼ヶ城は戦国時代のお城だそうです。

ツヅラト峠は人っ子一人会いませんでしたが、この日は、パラパラと人に会いました。

松本峠からは下るものと思っていましたが、そうでもありません。竹林の中をかすかに登ります。

5分もしないうちに東屋の展望台。眼下に見えるのが、七里御浜海岸でしょうか。

展望台では、ニイハオの若い女性たちが記念撮影中。ちょっと待ちます。

彼女たちが松本峠に戻っていったので、展望台へ。

下に見えているのは、熊野市街、はるか向こうが那智方面だそうです。

5分ほど休んで、鬼ヶ城方面に下ります。

しばらく、「木の根道」でした。京都鞍馬の「木の根道」が有名ですね。

いよいよ下るだけと思っていたら、登りの方が多かった~

ここを登ると……

「滝見の丘」。滝は見えません。海はよく見えました。

また階段道を登って……

東屋の展望台から15分ほどで、海の眺めが美しい場所へ。

この広場が鬼ヶ城跡かな?

海にはりだす展望台は先客がいらしたので、展望台の手前からの眺めです。

これは、展望台から撮った写真だったかしら……

5分ほどお茶休憩をして、さぁ、いよいよ下ります! 松本峠から休憩を含んで40分かかりました。

海に向かって、よく整備された階段をひたすら下ります。

桜の季節には訪れる人が多いのか、土の階段に砂利がいれてあります。

下り初めて10分もしないうちに、「東口駐車場」の標識が見えました。

赤い花をつけた木も見えて、春らしい景色です。

海に赤い花の木、美しい光景です。

遠目には紅梅かと思いましたが、近くで見ると、幹も花も桜ですね。「寒緋桜」というようです。


松本峠から1時間で、「東口駐車場」に到着。ピンクの道を下ってきて、これから海沿いを西に歩きます。

土産物屋やカフェがある「鬼ヶ城センター」。気に入った絵葉書がないので、何も買いませんでした^^;;

ちょっと休憩し、売店のお兄さんに熊野市駅までの所要時間を確かめて、歩き始めました。

これは、岩のトンネルをくぐって、振り返ったところだったかな?

5分ほどで、「千畳敷」。ここまでで引き返す方が多いようです。

まだまだ遊歩道は続きます。

すぐ目の前をカモメが飛んでいます。相棒も……

私も、撮ってはみましたが、うまくシャッターチャンスを捉えられません。

乗る電車が決まっているので、先を急ぎましょう。

カモメの方は、のんびり波の間をただよっています。

追い抜いたり、追い抜かれたりしながら、歩いています。一人旅の人も何人かいらっしゃいました。

ちょっと振り返り、海と岩の造形に心惹かれます。

打ち寄せる波のつくるドラマも、見ていて飽きません。

波が高くなると、ここまで打ち寄せて岩を削るのでしょうか。

もう2度と来られないかと思い、遊歩道を歩き通すことにしましたが、来てよかったです


「水谷茶屋跡」。本当に、茶屋があったのでしょうか?

振り返って見る、茶屋の遠景です。

「波切不動」。これが一番、不思議な造形でした。

ややはしょりながら30分、鬼ヶ城遊歩道を歩ききりました。

後は熊野市駅まで歩き、熊野市駅12時46分発新宮行きの電車で新宮駅に到着。新宮駅前です。

お昼は電車の中で食べたので、速玉大社まで歩きます。駅から10分ほどで、「新宮城跡」の前へ。

20分ほどで、速玉大社の鳥居前に着きました。

まず、「八咫烏(やたがらす)神社」にお参り。

団体さんが先にはいっていったので、ご本殿にはいる前の芝生で、鳥を眺めていました。


色が違うけど、別な種類の鳥かな?

ご本殿への門をくぐります。

団体さんを少し待ったけど、最初の鳥居から10分ほどで、あっけなくお参りは終了。

この後は時間があるので鳥を見ていると、相棒が「猫がいる!」と寄っていきましたが……

裏のおうちの飼い猫さんなのか、にゃ~にゃ~鳴くわりにそっけなく、やっと止まってくれました。

また、こんな鳥や……

あんな鳥に心惹かれます。

新宮駅まで戻る途中、時間があるので、「新宮城跡」に登ってみることにしました。

前日は4時間、この日は2時間半ぐらいですが、せっせと歩いた足には、きつい登りです。

まだ階段がありますよ~

頑張って登った甲斐があり、こんな風景が眺められました。

「新宮城は、関ケ原合戦の後、和歌山城主となった浅野幸長の家臣、浅野忠吉が新宮領を与えられ、
慶長6年(1601)に築城を開始した城」と麓の看板にありましたが、それなりの広さです。

元々、井戸があった場所なのか、風情のある井戸がありました。今は、バルブをひねると水が出ます。

なかなか眺めがよく、歴代のお殿様も、この眺めを楽しまれたことでしょう。

洋菓子屋さんと文房具屋さんを冷やかして、新宮駅前に戻ってきました。きゃ、にゃんこ!

枯葉に飛びついたりして遊んでいましたが、座っていると落ち着いて見えますね。

この晩は、休暇村南紀勝浦に泊まり、お風呂とお料理を堪能。一晩寝て、翌日に見た朝日です。

この古道歩き、本来は去年の春に行く予定でしたが、諸般の事情により中止。今年こそ行こうと
相棒が言うので、3泊だった予定を2泊に短縮し決行。電車の時刻に追われ、のんびり歩くことは
できませんでしたが、古道歩き、料理やお風呂の他、小鳥や猫など、いろいろ楽しみがありました

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