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寧日 季節のお料理と喫茶 (寄居町)【初】

2024年07月09日 12時00分00秒 | 食べ歩き 埼玉

この日のお昼ご飯は寄居、筑80年の古民家を改装した「寧日」さんにて
日本料理をベースとした、1日3組限定の完全予約制のお店。

お店のインスタで、こまめに予約状況もUPされているので
先々の予定が組みにくい私でも、数日前に希望の日が空いているかどうか判断できて、、
インスタのメッセージで2日前に予約を申し込んで伺うことができました。

お店の前には駐車場は無いのですが(と言うかそもそも車が入れない)
数十台は停められる、市営の無料駐車場が徒歩数分の場所にあります。

お店の入口はちょっとわかりにくく、周囲をふらふらしてしまいました。

梅雨らしい、しとしと雨のこの日。濡れた石畳に、緑が映えて雰囲気抜群。

お料理は12時から一斉にスタートなのですが、お店には11時から入ることができて
お庭などを眺めることができます。

お店は古民家を改装した素敵な空間で、枠組や、材は古いものを使用していて
本物のどっしりした質感がありつつ

古い建具に(おそらく特注で仕立てた)開口を大きくとったガラス戸や
モルタルに大きめの藁を練り込んだ床材などで、トータルとしてはどこかモダンなしつらえの店内。

お店は4~6人は座れる大きなテーブルが3つくらい
おひとりさまに丁度良いテーブルが1つ。後はカウンター席が4、5席

平日のこの日は 私(1人)ともう一方(1人)の2人のみ
感覚的には15人位でも余裕がありそうな店内に2人ですので贅沢に使わせていただきました。

お料理を待つ間、早めの到着の組には お茶とお菓子のサービスが。

透明にきらきらと光るこちら、ゼリーっぽいのかな??と手に取ると、かりん糖のような手触り。
「カリッ」と噛んでみると、想像より軽やかでカリっとしているのは表面の薄皮のみで中はしっとり。
柚子の香りのする、砂糖菓子でした。

京都xxxの(すみません記憶していませんw)煎茶と共に。

町のチャイムが12時を知らせると同時に、すべてのテーブルで(と言っても2客ですが)お料理がスタート。
トータルで2時間程度と伺っていましたので、文庫本を持ち込んでゆったり過ごすことにします。

ノンアルコール、アルコールの用意もあって
ソーダ類もいくつかありました。

お願いしたのは、長野発のボタニカルシロップ「草譯(くさわけ)」ベースのソーダ。

グラスに顔を近づけると、「草」の香り
何の香りだろう、、、比較的なじみのある香り。。

愛飲している、レモングラスほうじ茶か?? ディルかな??
「草譯」で調べると説明のページが沢山出てきました。

カルダモン、バニラ、生姜、コリアンダーシード、レモン だそうで、、
カルダモンの香りがそう思わせたのかなぁ・・

まずは、トウモロコシのすり流しからスタートです。
位置づけ的には椀物をアレンジした感じでしょうか。
お出汁ではなくお水と塩だけで仕上げられていてシンプルながら素材の甘みが引き立っています。

小葱の細工が。。ピンセット作業レベルです。。

調理場と、客席のスペースはつながっているので調理の音が聞こえてくるのですが
これが非常に繊細な音量で。。

トントンと包丁を入れる音もリズミカルかつ控えめで、、
本を読みながらとても心地よくて。。。
空間を意識して、この音もおもてなしの一環とされてるのでしょう。。

季節の前菜。(八寸 = 24cm程度の 杉の柔らかい木肌の器で)
パカッと開けると。。

料理人渾身の品々

かわいらしい器の胡麻豆腐
お水ではなく昆布出汁で溶きのばしてあるそうで、濃厚な仕上がり
静岡産のわさびと、出汁醤油で

果物がちらり。。ネクタリンでした。モモより酸味が強いので前菜に向いているのでしょうね。
これに白和え(お豆腐を溶いたもの)が乗っているのですが、お水ではなくヨーグルトで溶いたそうで
よりさっぱりした風味に仕上がっていました。 お料理はすっかり夏ですね。

手前(写真では下)のグループは、ジュンサイの冷製スープに
焼き物の位置づけのサーモン。地物の山椒の実でさわやかに。

真ん中は、小さな押寿司。その右は青唐辛子の中に海老しんじょを詰めた天ぷら。
焼いた鴨の下には深谷葱のピクルス

お料理はどれも美しく。。
いつもより沢山の写真を撮ったのですが、ここから大失敗が。。

撮影時、カメラの液晶画面ではわからなかったのですが
帰宅して確認(RAWからJPEGに変換する作業)すると
この後の写真がひどいノイズ、疑色のオンパレードで。。

何が??とデータを確認すると 撮影感度ISOが、204800!

???見たことがない桁数になっているんですけど。。
(通常は1000とか、、相当暗いところでも16800とか、、)

カメラのISOボタンに触れてしまい、AUTOの1つ上が最大値だったようで204800固定になっていました。。
通常はISOの幅(上限を)20000以下とかに設定しておくのですが、新しいカメラで未設定でした・・・

前のカメラは手振れを恐れて 絞り(F値)とシャッタースピード(SS)の両方をマニュアル設定していたのですが
新しいカメラは手振れ補正が強力なので絞り優先設定(SSとISOはおまかせ)にしていたことも原因の一つ。。
カメラを信じ切ってはいけませんでした。。

と、、いう訳で以下の写真はRAW現像し頑張って補正したものになります。
ボヤっとしています。。

酢の物は「たこ」。やわらかいタコ!大好きです。
酢はジュレになっています。キュウリも酢漬けなのですが

細工がしてあって、口当たりが軽い!
どこどこ産のきゅうりに、どこどこ産のわかめに、、とご説明頂きました
(忘れてしまった、、)

メインは豚肉。一度低温調理したものをグリルしたのだそうです。
ふっくら柔らかく、脂も甘みがあって美味しい。
味付はシンプルなのに豊かな風味があります

〆のお食事は お蕎麦

手打ちのお蕎麦は二八かな。産地は伺いませんでしたが
細うちの繊細なお蕎麦です

つゆはどっしりとしながらもまろやか
蕎麦湯もいただきました。

お抹茶餡と白玉、自家製餡子の最中。
お抹茶といっしょに。

蓋は閉じて頂きます。

 

この日はおひとり様が2名という事で
おしゃべりするでもなく、少しペースが速かったのかもしれません
2時間と聞いていたお時間は95分位で最後のお菓子まで到達。

用意していた文庫本は丁度半分読み終わったところでオイトマしました。

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寧日 季節のお料理と喫茶
  https://www.instagram.com/neijitsu_saitama/

 



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