最近ブースト計を見るとなにか違和感。低いような?!以前は0.9だったが現在は0.7。で、いろいろと調べてみた。
その前に最近エアコンも弱いように感じた。これは以前も直したアイドルアップ用のソレノイドバルブのカプラーの配線、見るとまた断線していた。配線が大分劣化しているようだ。
ターボ周りを調べた、まずはタービン制御用ソレノイドバルブのバキュームホースを抜いてみるとブースト圧1.0まで上がった。これは制御が効いてない状態でタービンの最大値。少し低いと感じたがとりあえずタービンに不具合は無いとし、タービン制御系を点検。
ECUのタービン制御用ソレノイドの配線にテスターをあてた。12Vの電圧を確認、断線はしていない。エンジンをかけると12Vが0.4Vに電圧降下。ECUはソレノイドを制御しているようだ、しかしブースト0.7で頭打ち。そこでソレノイドのカプラーを抜いてみた。ブースト圧0.7で同じ結果だ。ソレノイドバルブを外し抵抗を測ると250kΩ、異常と判断して新しいソレノイドバルブを用意した。新しい品物は25Ω程だった。タービン制御ソレノイドバルブの作動異常が原因だと確信し、新しいソレノイドバルブの作動を確認してから交換した。が、結果はまたもやブースト圧0.7と同じ。という事はソレノイドバルブが作動せず、ブースト圧がそのままアクチュエーターへかかりブースト圧を逃がしてしまっている。
このことから原因は配線にあるという事が分かり、テスター値からソレノイドバルブで電圧降下していたとみられたが違ったようだ。ソレノイドバルブのカプラーを目視すると白く錆が見えた。こうなるとカプラーの接触抵抗しかない。
平成7年式ジムニーは全体的に配線が劣化していてどこもかしこも配線がダメになってきているようだ。断線、接触不良。
カプラーの端子を交換するとブースト圧も元の0.9まで上がり正常になった。