春の便り

思いつくまま、気のむくまま

運命の日

2009年09月03日 08時19分41秒 | 
                         

運命の日
デニス・ルイヘン:著

第一次世界大戦末期のアメリカ、ボストンでの話。
労働者達の組合運動やテロが頻発していた時代
当時インフルエンザも大流行していた。
(タイムリーな話題として感染していく描写が恐ろしい)
警察の幹部の息子ダニーが おとり捜査で組織に潜入する。
最初は昇進するための手段だったのだが
次第に正しいのはどちらかと自分で考えはじめ
警察署員が作った労働組合のリーダーへと変貌していく。
同時に進む話として
黒人の若者ルーサーがトラブルに巻き込まれ、ギャングの殺人ということで
追われ、逃げてダニーの住むボストンへとやってくる。
意気投合していく2人だが・・一筋縄ではいかないことが
1年の間に次から次へと襲い掛かる。

作者ルイヘンの作品は「ミステッィク・リバー」がクリント・イーストウッド監督で映画化され
この「運命の日」もサム・ライミ監督(スパイダーマン)で映画化がきまっているそう。
他の作品もマーティン・スコセッシ監督ディカプリオ主演で映画化。(2010年公開)

これだけ映画化されながらもルイヘンは脚本よりも本を書きたいそう。
読書好きとしてはホレボレするお言葉です


最新の画像もっと見る

コメントを投稿