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Man-chan といっしょ

最愛のビーグル犬マンディといっしょに、米国からの生活情報や教育、旅行の情報をお届けします。

帰国子女受験

2009-12-13 14:02:46 | 教育
12月12日

今日は補習校で、この秋に帰国子女受験を済ませた卒業生が、受験の体験談を反すために来てくれた。最近、こういうチャンスがなかったので、とても刺激になったと思う。

帰国子女受験は、海外に2年以上滞在して海外の学校を卒業した生徒が受験できる特別なシステム。日本国内の高校卒業生が受ける一般受験よりは、何ランクか上の学校に合格できることが多いのです。ある意味、生徒にとってはとても有利な制度です。もちろん、突然アメリカの学校に入れられて、とても苦労をするわけですから、いいことばかりではないのですが・・・。

少子化で大学の門が広くなっているといっても、帰国生はどんどん増えているし、いわゆる名の知れた一流校へ行きたいとなると簡単な話ではありません。

6月はじめにアメリカの高校を卒業すると、早々に日本へ帰国して帰国子女受験専門の予備校に通うわけです。そこで最低3ヶ月、みっちりと勉強をして9月から帰国子女受験は本番となります。

一番最初は早稲田大学。わが母校
11月までには私立大学の合否が大体わかります。そして、国立を狙う生徒たちは、そこからまた気持ちを入れ替え翌年2月の入試へと進みます。結構長い期間受験への思いを集中させておかないといけません。

わが補習校の生徒たちも、ご多分に漏れず、それなりの有名校へ無事合格を果たしています。
今日話をしてくれた生徒も上智大学と明治大学に合格しています。

しっかりやっておきたいこと:
1)アメリカでしかできないことをしっかりと体験しておくこと
2)英語の力はしっかりとつけておくこと(ある意味当たり前)
3)日本語の力も必要
4)志望科目や大学を決めて、それらについてしっかりと知識を獲得し、自分なり  の考えをもっておくこと
5)新書を読んで知識を蓄えておくこと。

面接での突っ込みの厳しさ等、かなり脅しがきいて、この説明を聞いてから、授業にのぞむ生徒のまなざしが変わりました。よしよし

文化祭

2009-10-25 10:33:14 | 教育
10月24日 

今日は文化祭でした。
テーマは日本の文化と遊び。

最初はお琴の演奏と剣道部の演技披露で始まりました。
曲目の中では、涙そうそうが一番気に入りました。

高校生2年生のブースです。

まずは、とんとんずもう。紙相撲のことです。
四角い紙の土俵の上においた紙のお相撲さんを戦わせます。といってもふちをトントンと指で叩くと、紙のお相撲さんがちょんちょんと動いていって、押し合いをするわけです。勝手に土俵から出て行ったり、倒れたりするケースも多かったようです。



福笑いもありました。
オーソドックスなおたふくさんといまどきピカちゅとアンパンマン。



こういうのができちゃいます。


折り紙はなかなか高度で、とても私には作れないものばかり。
みんな手先が器用です。





紙芝居もありました。スーパーマリオと一寸法師の合体。とにかく絵がうまい。
ベルバラ顔負けのシーンでは、思わずため息


頑張った高校生の皆さんでぇース


また来年もよろしく

文化祭の出し物

2009-09-05 13:47:56 | 教育
9月4日

10月24日に補習校で文化祭が開催されます。
もともとは保護者会の現地学校関係者や、地元の人たちに日本の文化を知ってもらおう、日ごろの感謝を伝えたいという理由でスタートしたものです。

生徒たちには関係のない行事でしたが、数年前から高校生も、日本の文化祭のように、自分たちで企画・準備したものを出店できるようになっています。毎年出し物を決めるのが大変です。
生徒たちにも温度差があって、やりたい!という熱中派生徒と、あまりやりたくない、でも授業を受けるよりは、文化祭に参加した方がいいという後ろ向き派までさまざまです。

テーマは、もちろん“日本の文化”特に今年は《遊び》が課題です。
わがクラスは、手作り紙芝居(実はこれは私の一押しなのですが)折り紙、福笑い等をワンコーナーを使ってやろうと決めました。高校3年生も大体似たような案になっていました。1年生は初めてなので張り切って射的ゲームをやるようです。
ゲームつくりは結構時間と手間がかかるので、経験者の2年生や3年生は、避けたといったところでしょうか。

日本の文化祭といえば焼きそばやクレープの出店なのですが、食べ物は4年位前から禁止になっています。

ここはアメリカ、訴訟王国です。もし万が一、食中毒が出たり、何か体調を崩して問題となったりすると補習校が訴えられることになります。訴えられれば、膨大な時間とお金がかかります。したがって、食品の提供は出し物の中から消えてしまいました。転ばぬ先の杖ということです。

初めの頃は、まだそこまで厳しくなくて、たこ焼きをやったり、お好み焼きをやったり、トン汁を出したこともありました。食べ物の出店は、当日はとても忙しくて大変ですが、準備が比較的簡単で、分担を決めてしまえは、個人が与えられた準備をするだけでことたります。生徒が放課後残ったり、友人宅に集まって製作をしなくても良いので、1週間に1度しか集まることができない補習校の生徒にとっては、やりやすいものでした。それに、結構おいしくて・・・・。食べ物が復活するといいなぁ。

生徒にとっての文化祭は、リーダーシップや責任や友情やそんなもろもろの試練の場です。毎回いいことも悪いことも、泣いたり笑ったり、文化祭はそういうぶつかり合いの場でもあったのです。日ごろの授業の中で力を出せない生徒たちが、思わぬ力を発揮することができる場としての文化祭はすばらしい行事だと思います。
アメリカの学校では、みんなで力をあわせて何かをやるということが、ほとんどないようなので、文化祭をみんなで成功させるという体験は、社会へ出る前の訓練としても有意義なことだと考えています。

ただ、最近は学校も生徒自身も保護者たちも、忙しすぎて準備にゆっくり取り組む時間をとろうとしません。補習校は授業日数が、年間わずか45日の学校です。授業時間を削れないという悲しい宿命を背負っているのです。

いずれにせよ、私たちの中では生徒が主役の文化祭。今年はどんなドラマがうまれるのか、我を出し合って、泣いたり笑ったりして、文化祭を楽しみましょう。