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戸倉谷(個人山行)

2006-08-08 00:05:35 | 個人山行
                          (ブログ目次へ)
個人山行記をP様から投稿してもらいました。中野会長がいてもこれは個人山行でござりまする)

8月6日 中野会長、G嬢、私たち二人の4人で台高の中奥川の
戸倉谷へ行ってきました。

(戸倉谷は薊岳の南、紀伊の紀の字の左あたりです)

ところが現地に着き、いよいよと言うところで体調不良の為、G嬢、無念のリタイヤ、
「じゃ、付き合う」と家内もリタイヤ。

結局、中野会長と僕の二人だけの沢登りとなりました。
凄いプレッシャー)

10時25分出発。
入渓すると辺りは一変してゴルジュとなり、綺麗な谷の様相をあらわします。
しばし、感動していると・・・  、会長がはるか先をすたすた行っていました。

連続する小滝を過ぎると、25Mの滝が現れます。
右より巻く。
途中、木の枝にシュリンゲをかけ、大きく体を空中に乗り出して難所を越える箇所があるも会長は難なくクリア。
僕はというと・・ 3回ほどトライしたんですが下を見ると20Mくらいの絶壁。
あまりの高度感に体が固まってしまいました。(カッチ~~ン      コチン
一時はどうなることかと思いましたが、会長にザイルで確保してもらい、何とかクリアできました。ホッ! (今回ザイル確保はこの一回限りで済みました)

倒木を過ぎ、今度は見事な25Mのトイ状の滝が現れます。
気持ちよくどんどん登ります。
最後の6Mは左より巻きます。(これもそうとう恐い)

30Mの滝出現、下から見るとすごい迫力です。
ここで少し休憩タイム。
この滝の直登は無理なので左より巻きます。
非常にきびしい巻きでした。途中何回も体が固まり、つかまる物も無く、足場も脆く
バランスと運だけでクリア
した箇所がいくつもありました。

最後に見事な30M二条の斜爆
中野会長より、ルート説明があり、フリクションに注意し慎重に登ります。
途中、何回か固まりながらも、会長の適切なアドバイスで何とかクリア。

おまけの12Mの直爆、これは右から巻きます。
一見すると厳しそうですが、木の根などホールドが多く難なく登れます。

これで谷は終わり、左のルンゼを登り少し行ったところで、左に登り尾根の登山道に取り付きます。

後は、一気に中奥川まで下ります。
最初は道もしっかりしていましたが、後半そうとう荒れてきて
中奥川付近では滑り降りるように下っていきました。

川原でバーベキュ-をしていたグループを驚かせてしまいました。

12時50分到着しました。全行程2時間25分でした。


(画面中央は おさるさん ではなく 中野会長です)



戸倉谷は短い谷ながら、多くの滝が凝縮されており急峻な谷というイメージです。
それゆえに、高巻きはどれも高度があり、充分すぎる注意が必要と思いました。
また短い距離で一気に高度を上げる谷の感じが、下りの道で体感できると思いますよ。


今回の沢登りで、会長より
ショルダー(前の人の肩を足がかりに難所をクリアする方法)や、
投げ縄(ザイルの端にカラビナなどをつけて、木の枝などに投げ、引っ掛けて難所をクリアする方法)
などを実際に使用し、大いに勉強になりました。
しかし今回の沢は本当に恐かったです、岩トレ例会でもっと勉強しなくては、とてもついていけないです。

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2 コメント

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Unknown ()
2006-08-11 22:18:31
いや~、凄いところへ行ってますね!!

読んでいるだけでも、大変さが伝わってきます。

でも、シャワークライミングは、楽しそうですね。

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Unknown (沢田行く造)
2006-08-12 19:15:02
風様

コメントありがとうございます。

はっきり言って夏はこれっすよ。

気持ちいいっすよ~

これやったら普通の山歩きは夏にはできないっすよ。



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