<前回>の続きです。
今回のネットワークHDD導入のために、
各人PCのWindows2000ユーザーアカウントについて、
1 ユーザー名を、それぞれのコンピュータ名にする。
2 ログオンパスワードは、各人独自のものにする。
と統一することになりました。
この作業の過程は、社員の抵抗に遭い、それなりに大変でした

ちなみに、私の会社では、PCのOSは、つい最近Windows2000に統一されました。それまでは、Windows95とWindows2000の併存環境でしたが、セキュリティー確保のための政策が推し進められて、ようやくWindows2000統一が実現しました。
この点では、
「システム管理者のお祭り」のkensan7さんがされているような苦労 <→こちらを参照> はなくて、恵まれています。
これまでは、アカウントのユーザー名は各人バラバラで、もう何年も前に他へ転勤して行った人の名前(たとえば、tanaka だとか kawasaki など)が残っていました。
ユーザー名を変えるとなると当然アカウントが変わるわけですから、同じパソコンでも、全く別環境になってしまいます。
あちらこちらで、
「あれっ、あのデータがなくなってしまった。」
「MS_Accessのファイルが見つかりません、と出ちゃうよ。どうしてくれるの。」なんて声が上がります。ATOKに登録した単語も使えなくなります。
パスワードを変えるのも、これまた大変で、
今までは、だれでも知っている既定のパスワードを使っている人が多かったのですが、これを自分しか知らない独自のアルファベット8文字の文字列に変えさせました。
「人に見られてまずいのはないから、今までどおりのパスワードを使わせてくれ。」なんて言ってきます。
そういう人に限って、世間に漏れたら大騒動になる重要な個人情報を扱う仕事をしていたりします。困ったもんです。
「ネットワーク上の共有フォルダにアクセスできなくなった。」
というクレームも多かったですね。
パスワードなどを変えると、他のパソコンの共有フォルダを使っていた人は、アクセス先の登録をやり直さないといけないのですが、それを知らない人がほとんどでした。
いや~、それなりに大変でしたね。
私は管理職だから、実際の作業は、部下のシステム担当者にしてもらいましたが、それでも自分の仕事を抱えながら、抵抗する職員へ説得に回ったりなど・・・私なりに疲れました。私の上にはさらに上司が数人いるのですが、そこからも苦情を漏らされ、説明して納得してもらうのに気を遣いました。
「私の会社も、いずれすべてのパソコンからインターネットに繋がる環境になるでしょうから、そのための準備です。」なんて、本当かどうかも分からない説明をしました。
実際、インターネットに繋がる環境になったら、だれにでも推測がつくようなパスワードは危なくて仕方ないから、私の説明も間違いではないと思うのですが・・・。
これで、私の勤務する支社のLAN環境も、それなりに整備されました(・・・ということにしておきましょう。)。
あとは、せっかく導入されたネットワークHDDを上手に活用するために、運用ルールを定めなくては・・