株価チャートを片対数グラフに直すとどうなるか
株価チャートを片対数グラフにすると、価格が高くなるほど目盛りの刻みが狭くなります。これにより、株価の大きな変化を誇張せずに、長期間の株価変動や複利的な成長率を見極めることができます。
【片対数グラフの特徴】
- グラフの一方の軸が対数スケールになっているグラフ
- 通常の目盛(線形スケール)の軸を範囲の狭いデータに、対数スケールの軸は極端に範囲の広いデータ用にする
- 値の大きなデータによって値の小さなデータがつぶれてしまうのを防げる
- 様々なオーダー(桁数)のデータをざっくりと確認・比較したいときに便利
【対数グラフの活用場面】
- 長期間にわたる株価変動や複利的な成長率を見極める
- 企業や市場の本質的な成長速度やトレンドを正確に把握する
- 表示しているデータが残りのデータよりも大幅に少ないかまたは大幅に多い場合
- 値の間の割合の差異が重要である場合
S:1000+1000×0.1=1100円だよ。2年目は1100+1100×0.1=1210円。
S:1100×(1+0.1)=1100×1.1の方が簡単だよ。
時間: 0 1 2 3 4 5 …
値段: 1000 1100 1210 1331 1464.1 1610.51
S:これをグラフにしてみよう。
S:だんだん急に上がっていくように見える。
T:ところがこれを片対数グラフで表すと一直線に表されます。なぜ片対数グラフだと直線になるのか。そのわけを考えるために、この変化を式で表してみよう。
S:以外に難しいな。Xが1年で10%はわかるけど、Xが1日ではどうなるのかわからないよ。
T:しかし、10%ずつの成長はエクセルでグラフを描くと明らかに一定の関数になるよ。
S:y=1.1Xとなるんじゃない。
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