インフル療養中の聖は、亜佑美からメールを貰い、仕事の件もあったので電話した。
「ごめんね、何か色々」
もうすぐ春ツアー初日で、モーニングはレッスンの真っ最中だ。
ひとりだけ出遅れたことに、聖は焦りを感じている。
電話口で亜佑美に謝ると、
『まーかせてください!
譜久村さんにいっぱい教えますから!』
亜佑美ちゃん、いまドヤ顔だろうな。
容易に想像出来て、聖は小さく笑った。
「最近、ブログにえりぽんとツーショ多いね」
スベリーズ大活躍!と、聖は笑って言う。
『いや、それがねー』
亜佑美は何故か『ちょっとちょっと、奥さん!』的なノリになる。
実際声に出して言った。
『生田さん、譜久村さんいないから、結構上の空なんですよ。
あんま、人の話聞いてくれないし』
「話を聞いてくれないのは元々だよ」
『いや、なんてーか。
んー?』
フクちゃんいてこそのえりぽんじゃろ、と亜佑美の横にいるらしい里保の声がする。
「あー、うん。
いや、えりぽんにしっかりするように言っとく。
うん、ゴメン。
聖、スベリーズのツーショ見て、なんでえりぽんの隣、聖じゃないんだろ、とかつまんない事考えちゃって、で」
聖が言い終わらないうちに、亜佑美の堪えてるような笑い声がする。
やはり横にいるらしい里保が、だーさん、ウケすぎじゃ、とたしなめており、聖は今更ながら段々恥ずかしくなってきたのだったーー
おわる
「ごめんね、何か色々」
もうすぐ春ツアー初日で、モーニングはレッスンの真っ最中だ。
ひとりだけ出遅れたことに、聖は焦りを感じている。
電話口で亜佑美に謝ると、
『まーかせてください!
譜久村さんにいっぱい教えますから!』
亜佑美ちゃん、いまドヤ顔だろうな。
容易に想像出来て、聖は小さく笑った。
「最近、ブログにえりぽんとツーショ多いね」
スベリーズ大活躍!と、聖は笑って言う。
『いや、それがねー』
亜佑美は何故か『ちょっとちょっと、奥さん!』的なノリになる。
実際声に出して言った。
『生田さん、譜久村さんいないから、結構上の空なんですよ。
あんま、人の話聞いてくれないし』
「話を聞いてくれないのは元々だよ」
『いや、なんてーか。
んー?』
フクちゃんいてこそのえりぽんじゃろ、と亜佑美の横にいるらしい里保の声がする。
「あー、うん。
いや、えりぽんにしっかりするように言っとく。
うん、ゴメン。
聖、スベリーズのツーショ見て、なんでえりぽんの隣、聖じゃないんだろ、とかつまんない事考えちゃって、で」
聖が言い終わらないうちに、亜佑美の堪えてるような笑い声がする。
やはり横にいるらしい里保が、だーさん、ウケすぎじゃ、とたしなめており、聖は今更ながら段々恥ずかしくなってきたのだったーー
おわる
>ダーイシのドヤ顔は電話越しでもわかるんですね。(笑)
ノノ∮‘ _l‘)<ええ、それはもう
川c ’∀’)】ドヤッ