ごまブログ

護摩ことごまべーぐるが、ハロプロや日常について書いてたり書いてなかったりするブログです。

川* ^_〉^)<つづきやで!

2016-05-08 19:57:09 | 短編という名のネタ
・『みーんなまさのけらいになーれ!』後編

川* ^_〉^)<まえの話ね!

前編 http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/c854371f03cfda650f326ee7c751de65

从 ´゜e゜ リ<自らリンクを提示!さっすがオットナー!

川* ^_〉^)<エヘヘ!

ハ;o´ 。`ル<さっさとすすめてくんね?


「小田ァ」
「てめ、小田!」
さて、あの後。
お約束のように、わたし、石田さんと工藤さんに呼び出されてます。
「なんなんですかぁ。
さっきも言いましたが、わたし、今回は絡んでないですってば!」
「マジで?」
工藤さん、顔と背格好はそのままに。
イヌ耳とイヌ鼻、イヌヒゲ、そしてとどめにわんこしっぽという、女子ファンがヨダレたらしそーな
コスプレかよ!ってなくらいの変身っぷりで目を丸くしてます。
耳のカンジからチワワでしょうか。
でも、結構しっぽはしっかりしてます。
「イヒヒヒ!」
「ぎゃあ!まーちゃんしっぽ触んなよ!」
「感じるんだ、どぅー!」
もしもし?
佐藤さん、何て言いました今?
「まーちゃん…大人になったのね」
「涙を流しながらムービー撮るのはどうかと思いますよ飯窪さん」
「小田氏こそ、しっかりスマホ向けてるじゃん」
そんなこんなで、工藤さん、
「もし…明日戻らなかったら、ライブどうすりゃいいんだよォ」
肩を落としてもっともな弱音を吐きました。
「大丈夫」
しっかりした声に、みんな顔を上げます。
「聖がなんとかする」
「…リーダー!」
譜久村さんの一言に、みんな『さっすがリーダー!』と目を輝かせます。
「どぅー、元に戻らなかったらずっとそのままでいなさい。
そのまんまで衣装着てもきっとカワイイから。
大丈夫、ファンのみんな、きっと納得してくれるから」
何を…?
みんな、頭の中に浮かんだのはきっと同じだったでしょう。
「え…」
工藤さんも案の定、戸惑ってます。
「ですよね!さっすが譜久村さん!
わたくし不肖飯窪、ずーっとリーダー譜久村さんについていきます!」
飯窪さんが太鼓持ち拍手で盛り上げ、
「よっ!リーダー!」
鈴木さんが『よっ!ラブリン!』調に囃し立てます。
言い方がまんま『よっ!ラブリン!』だったので、まりあがうっかり『まりあんLOVEりんでっす!』やっちゃって、
鈴木さん仕方なく、『よっ!ラブリン!』言ってあげてました。やっさしー!

「小田ァ」
「なんですか、石田さん」
石田さんに服の袖引っ張られて、
「ちょっと、どぅーにブサイクとか足くさいとか言ってみてよ」
妙な事を耳打ちされました。
「ええええー!?
ヤですよ、むしろ足くさいどころか、シャンプーの匂いとか漂わせてる乙女じゃないですかあ!」
「分かってるわよ。
ほら、あたしが里保ちゃんのパネルなった時(『みーんな私の…家来になーれ?』最終話参照 http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/c/77849afb216bb14009b26d1e63fef28a)、
小田が散々あたしにブッサイクだの足くさいだの言ったら、あたし、元戻ったじゃん」
「…ああー」
「もう忘れてる!」
「いやいや、感心したんですよ、フツーに」
「まあ、とにかくやってみてよ」
石田さんに切実そうに見つめられ、
「わっかりました。
今回、わたしのせいじゃないですけど。
まあ、やってみます」
「頼むよ」


「工藤さん、工藤さん」
佐藤さんや12期にきゃいきゃい言われながらイヌ耳を触られている工藤さんに、わたし、声をかけました。
「あ?なに?」
思わず、わたしゴクリとノドを鳴らしました。
『大丈夫ですか、小田さん?』とチェルが声かけてくれます。
いい後輩を持ったもんです。
「工藤さんって」
「うん」
「なんつーか、女ったらしだし、もやしっ子だし、すーぐフラフラ違う女の子のとこいくし、
なんつーか、平たく言うとたらしですね」
「小田さん、ひどいですー!」
「あかねちんは黙っといて」
「あ、はい」
わたしが言うと、あかねちんはしゅんっとなりました。
佐藤さんが『よしよし』って頭撫でてあげてます。
「そんだけ?」
工藤さん、苦笑してます。
くっそ。
そんな顔してもイケメンだな、オイ!
工藤さんは苦笑しながら、段々。
イヌ耳とかイヌ鼻とかヒゲとかしっぽ、段々消えてなくなりました。


「で」
鈴木さんがわたしの方を見ます。
「どーする、コレ?」
「ああ…そうですね」
メンバーの前に。
上半分キジ、下半分サルになったチェルが途方に暮れていましたとさ。

めでたくない、めでたくない。


ノナ;oTuTo)<ノーォーーーーーーー!

川c; ’∀’)<小田ァ!

ハ;o´ 。`ル<やっぱ小田のせいだろ!

从;´゜e゜ リ<ちゃうわッ!

川;* ^_〉^)<まさ、主役なのに出番ない!


おわれ

川* ^_〉^)<まさ、主役だもん!

2016-05-07 20:02:37 | 短編という名のネタ
・『みーんなまさのけらいになーれ!』

ごきげんよう。
小田さくらです。
まあ、お久しぶりでもないですね。
http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/de34af8c3d8d859eea8bfcaf17401860

この時から、そんな時間経ってないですしね。

さて。
この日は、岡山でライブでした。
更に、5月7日!
そう、10期メンバー佐藤優樹さんのお誕生日!
生誕コンですよ、生誕コン!

そんなこんなでー、ステージ上で工藤さんが佐藤さんにほっぺチューしたりー、ボイスメールなんてハル、まーちゃんしか送ってねーし、まーちゃんはトクベツだよ(ここ、かなり都合のいい意訳です)とかー、まあ、
かなりみんな大好きまーどぅー全開でもあったんですがー。


それは夜公演終了後のことでした。

「どぅー、きびだんごあげる!」
佐藤さんが、差し入れかなんかの岡山名物きび団子を、工藤さんに手渡したんです。
「お、サンキュー」
「どぅーはまさのけらいね!」
「ハッハ、ばーか」
そう言いながら、きび団子を口にぽいっと放り込む工藤さん。

どーん。
いや、どーんなんて鳴ってないんですが。
むしろそんな効果音をつけたいくらい、工藤さん、見事な変身っぷりでした。

「…あ?」
工藤さん、周囲のひとのリアクションに、段々怪訝な顔になってきます。
「あれ…アハ、あはは…」
工藤さん、ご自分の頭を触って、なんか現実を認めたくない、的な逃避行動でしょうか?
目の前にいたまりあに、
「ねえ、今日、日ハムどこと試合だっけ?」
急に真顔で尋ねました。
「え、えっと、西武です。
今日は所沢球場でデーゲーム、先発はバース、8 - 6で日ハムが勝ちました」
「そっか。よかったね」
「はい!」
まりあまりあ、『はい!』じゃないから。
そんでごっつ笑顔やな。
そして何も見ずによどみなく言えるアンタが怖いよ。
そんで工藤さん。


――――― 犬になった現実から、目を逸らさないでください。



「…小田ァ!」
何故か被害に遭ってる工藤さんでなく、わたし、石田さんに怒鳴られてんですけど。
「今回わたしはま…ったくの無関係ですから!」
「じゃあなんでどぅーのアタマにイヌの耳生えてんの!?
しっぽまで!」
「まさも知んないよ」
「佐藤さん、のんきにサイダー飲まないでください」
「だってまさノドかわいたもん」
「は、ハハハ…」
渇いた笑い声が響き、ふと目をやると、工藤さんがへなへなと床に座り込んでました。
「どぅー、お手!」
佐藤さんがサイダー片手に空いた手を工藤さんに差し出します。
「ちょ!ふざけんじゃねえ!」
するとアララララ。
工藤さん、台詞に反して佐藤さんにお手しました。
「あはははは!
3べんまわってわん!」
「おい!
…わん!」
工藤さん、何か呪いにかけられたようにぐるぐる回って『わん!』と吠えました。
いや、むしろ吼えてます。
「はい、とってこーい!」
佐藤さんは、なんかリスバンみたいなわっかをぽいっと投げました。
「ふざけんじゃねえ!!」
大激怒しながらも、従順に取って来る工藤さん。


「…ねえ、小田氏」
「なんでしょう、飯窪さん」
いつの間にか隣に来ていた飯窪さん、ふっとオトナの笑みを見せました。
「これ、いつものまーどぅーと変わんないよね?
どぅーが見た目、イヌだけど」
「ですよねー」
「てめ!
てめーらまとめてあとでぶっ飛ばす!」

工藤さん、そんなラブリーな耳つけて怒鳴ってもまったく迫力ないですよ(笑)。


从 ´゜e゜ リ<つづけ!

ノハ*゜ ゥ ゜)<結局つづかせるのね



从 ´゜e゜ リ<14周年記念ラストやて!

2016-04-20 19:34:57 | 短編という名のネタ
・『みーんな私の…家来になーれ?』

前回⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/6888d499667f245bdb60b723f4f5d80d

前々回⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/28190b2d3ed21282872f6cff8b1aac80

その次⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/221f18e14543fdf84ac12b0d0880a722

最初⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/de34af8c3d8d859eea8bfcaf17401860

☆前回までのあらすじ

川* ^_〉^)<なんだっけ?

川c; ’∀’)<ちょっと!こんなんしといて! ←現在パネル

从 ´゜e゜ リ<あー、願ったり叶ったりじゃないっスかー?

ノノ*・_l ・) <始まりまっせー!


「小田ァ!」
「ちょっと、小田氏ー!」
「てめ、小田!」
「おだんごー、あほやー」

わたしはあの後、10期4人に引っ張られて廊下の隅に連れてかれ、物凄く責められていました。
約1名パネルなんで、マヌケな光景ですけどね(笑)。
「小田テメ、何中だ!」
「工藤さん、俺の煮物うんぬんより似合いすぎでシャレなんないですからやめてください」
つーか、ワシもう高3や!
なんで今更中学名乗らなアカンねん(爆)!
「それにしても…プッ」
石田さんを横目に見て飯窪さん、堪えきれず吹き出そうとし、辛うじて口を押さえました。
「ちょっと!はるなんー!」
「イヤー、ムリっしょ」
「ねー」
10期の異常なコンビネーションに嫉妬(笑)。

「「「「「鞘師里保パネルになるなんてねー」」」」」

よかった!11期入れた(泣)!


そう。
石田さんはあれから、『いつぞやのツアーの‘赤9番T’を着用した鞘師里保顔出しパネル』になっちゃいましてー。
「さやロスこじらせすぎて鞘師さん本人(但し顔はめパネル)になっちゃうなんて、ある意味鞘師ポジションなっちゃう松岡さんより凄いよね」
「だよな」
「しっかし、ツアーTに鞘師さんがいつも履いてたジャージとか(笑)」
「ホラ、あれですよ。
石田さんがプラベでいつも見てるような格好だったら、放送事故ですよ事故。
だからパネルの神様も加減してくれたんですよ」
「「「あー」」」
「『あー』ちゃうわ!」
鞘師顔出しパネルこと石田さんは、肩を怒らせて(パネルですけどね)怒ってます。
「ちょっと小田ァ!何とかしなさいよ!」
「何とかって…」
なんだかなー。
「とりあえず、記念撮影しましょ、記念撮影。
後で、鞘師さんに送っときますから。はい、チーズ」
石田さんは自らパネルになって、パネルの女王の貫禄を見せつけるかのように無になってます。
そこへ工藤さんや佐藤さんが入れ代わり立ち代わりパネル穴から顔を出して、わたしが撮りました。

「ふう」
「いやふうじゃねえし」
「いや石田さんかてさっき物凄く撮影して『ふう』言うてましたから」
「いたの尾形」
「はあ」
はーちんの隣で、チェルも恐る恐る見守ってます。
9期さんは見当たりません。
きっと勝手に帰ったのでしょう。
9期さんですから。

「あのお」
「あ?」
「石田さん、前から思ってたんですけどお」
「何よ」
「石田さん、足、くさくないですか?」
周囲の空気が凍ったのが分かりましたが、続けます。
これも人助けです。
「足くさいし、ブッサイクだし、バカだし。
もー、どーしよーもないですねえ」
「…ほ、ほう」
あー、石田さん怒ってる怒ってる。
冷静になろうとして震えてます。
「よっく鞘師さん、付き合ってますよねー。
や、付き合いだして何年目?ってカンジですよねー」
空気凍りっぱなしの中、わたしが若干調子乗ってペラペラ喋ってっと。
「…あ!」
佐藤さんが指差すほーには。

元通りの、石田さんがいました。


「小田ァ」
帰ろうとしたしたところを、石田さんに肩掴まれました。
「な、なっなんですかあ♪」
「足、くさいって?」
「え、エヘヘヘ」
「ブッサイクだってー?」
「バカだってー!」
最後は、佐藤さんが付け足してくれましたー(笑)。
「ほおー、言ってくれんじゃん。
小田のクセに」
「ジャイアン!?」

「い、いやー。
石田さんは、魅力的な方ですよー。
鞘師さんが留学してもなおメロメロなのは、もう!必然!?」
「…はい、棒読み頂きましたー」

「はーちん、一緒に帰ろうよ!」
「おう、野中氏待ってえな。
この修羅場を見届けてからにするしー」
「…おい!後輩!助けろよ!!」


おわる

从*´◇`)<…出番

从*‘. 。‘*)<朱音もなかったー

。。8‘ ー‘)<出番なくて、まりあとっても悲しいです!

从 ´゜e゜ リ<まだ続くんかい!

2016-04-19 18:35:40 | 短編という名のネタ
・『みーんな私の…家来になーれ?』

前回⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/28190b2d3ed21282872f6cff8b1aac80

前々回⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/221f18e14543fdf84ac12b0d0880a722

最初⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/de34af8c3d8d859eea8bfcaf17401860

☆前回までのあらすじ

川* ^_〉^)<まさ、もーあきちゃった!

从;´゜e゜ リ<あきらめないで!

ノノ*・_l ・) <真矢みきがおるな

『ノリ*´ー´リ<とにかく、フクちゃんこえーってことでいいんじゃない?』←留学先の鞘師さん

ノノ*・_l ・) <そ、そうでんな…。さて、はじまりはじまりー


「小田ちゃーん、全部言っちゃいなー」
あの後。
わたし、小田さくらは空いてる控え室にリーダーに連れて行かれ、サブリーダー2人立会いのもと、自供するよう
迫られています。
石田さんもなんかヒマらしくついてきてます。
「おだーん、さっさと白状したほうがラクっちゃよ」
「小田氏、頑張るねー(笑)」
サブコンビ、生田さんと飯窪さんがニヤニヤわたしの顔を覗き込んできます。
「おっだっちゃーん」
語尾にハートマークつきそうな甘い声で、わたし、現9代目リーダー・譜久村さんに両手で頭掴まれました。
そしてかなり胸元に抱き寄せられてるんですけど!
「うぐっ…」
なんですか。
この、天国のような地獄。
柔らかいモチが、ぐいぐい迫って囲まれてるようです。
しかし息苦しいです。
「出た。
聖のπ地獄」
生田さんの声が、なんか遥か彼方に聞こえます。
『いいなー…』
鞘師さん、まだネット繋げてたんですか?
つーか、学校の課題しなくていいんですか?
てか、『いいなー』って(笑)。
「ちょっと!
『いいなー』って何!?」
ほらー、石田さんがキレてるー。
真っ赤んなって、まるで逆毛立てて『フーッ!』ってなってるネコみたいですよ。
「まあ、石田さんの感触じゃ、こんな夢のような体験は出来ませんよねー」
なんかハラたつから、嫌味言ってみました。
そしたら、
「小田氏、負けてないねー」
飯窪さんがゲラゲラ笑いながら褒めてくれました。
あ、褒めてない?
いいんです、前向きになるのは大事なことですよ。
案の定、
「小田ァ!」
またネコが逆毛立てて怒ってましたけどねー。

その後、わたしはまだ廊下でしくしく泣いてたポムポムプリンチェルに『ごめんね』と告げ、
「チェルって、めっちゃブサイクだよね」
と試しに言ってみました。
チェルは『え!?』と戸惑ってましたが、なんということでしょう。
一瞬で、元のチェルに戻りました。
わたし、考えたんですよ。
チェルがパネルなっちゃったとき、『チェル、かわいいなー』って思っちゃって。
それが、悪かったようで。

「…信じられへん」
チェルに付き添っていたはーちんが、目を丸くして呆然と呟きます。
わたしだって、信じられんわ。
逆を言ったら、すんなり上手くいって。
「うっ…うっ」
チェルが、はーちんに抱きつきます。
「よかった…よかったなァ」
「はーちん、ありがとう」
はーちんが背中をさすってやります。
「小田さん、ありがとうございます」
「ああ、いえ…つーかさ」
「はい?」
チェルが丸い目をわたしの方に向けます。
「ふたり、付き合ってる?」
チェルが丸い目を『うっわ、目玉落ちるー』ってくらい見開きました。
そしてですねー。

「…小田ァ」
今度は、そこに居合わせた石田さんがパネルになってましたー。

(またまた)つづけ

ノノ*・_l ・) <まだおわらんのかいな!

川* ^_〉^)<まーのせりふー!

从 ´゜e゜ リ<またまたバカネタ?

2016-04-16 20:51:21 | 短編という名のネタ
・『みーんな私の…家来になーれ?』

前回⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/221f18e14543fdf84ac12b0d0880a722

前々回⇒http://blog.goo.ne.jp/googoma_1973/e/de34af8c3d8d859eea8bfcaf17401860

☆前回までのあらすじ

川* ^_〉^)<あゆみって、顔はめパネル好きだよね

从 ´゜e゜ リ<かいつまんで言うと、そういうことですよね

ノノ;*・_l ・)<おたくら、かいつまみすぎでっしゃろ。と、とにかく続きですわー


「うっ、うっ…はーちーん」
野中ちゃんの泣き声が、段々マジっぽくなってきます。
あ、いや。最初からマジだったんですが。
空気がなんだか、『小田ァ、どうにかしろよー』的になってきましてー。
はーちんは、
「ハンカチで顔拭きたくても、顔、どの辺から始まってんの?」
ハンカチを手に、困惑しております。
なんせ、パネルにチェルの顔、溶け込んじゃってるしねっ。

「さて、ここでネットで中継が繋がっております。
留学先の、鞘師さーん!」
いきなりどうだか、ノートパソコンを手に、飯窪さんがやってきました。
みんな、さすがに怪訝そうに見ていましたが、画面を見ていると、本当に鞘師さんが映ってました。
「あ…!」
石田さんが、すかさずWebカメラに向けて手を振ります。
『亜佑美ちゃん?
みんな、どしたの?
なんか、おかしいけど』
画面の向こうの鞘師さんは、さすが去年までモーニングにいただけあって、うちらの変さに気付いていました。
「あ、あのお」
石田さんが困ったようにぽりぽり顔をかきます。
「鞘師さーん!」
堪りかねたように、チェルが絶叫します。
こんな大声出したチェル、初めてかもしれません。
『え、野中ちゃん?
どこ?』
鞘師さんの声に、みんな一斉にポムポムプリンのパネルを指します。
飯窪さんはチェルの顔が見えやすいように、少し引いて、Webカメラを向けます。
さっすが、抜かりないですね!
『え…』
鞘師さん、絶句。
そ、そうですよね。
『こ、これは…何年か前に、亜佑美ちゃんがリアルにゃーいしとかになったアレ?』
チェルを見上げるように、鞘師さんが息を飲みます。
「小田ちゃん、またなんかしたようっス」
「ちょっと工藤さん!
わーたーしのせいですか!」

「ほうーお」
声のする方を振り向くと、柱にもたれるように、ノースリーブのワンピにカーディガンを腕を通さず羽織った、我らが9代目リーダーがおりました―――。
ひい、目が笑ってないんですけどお!


つづけ

川* ^_〉^)<まったく、まだ終わらんのかいな!

从 ´゜e゜ リ<すんませんな!