天使界って．．．何？

天使については既にご説明しましたが、地球の霊界には、この天使の方たちの居られる、天使界という領域が存在すると言われています。

この領域には、いわゆる大天使の方たちが居られる大天使界と、それ以外の天使の方々が居られる天使界があります。仏教などでは、大天使界が如来界、天使界が菩薩界と呼ばれることがあります。次元で言いますと、大天使界が八次元、天使界が七次元にあたります。この次元は、エネルギー粒子の密度、周波数の違いで表わされる領域のことでした。

大天使と言えば、大天使ミカエルを始めとする七大天使がよく知られていますが、日本人には、大日如来などの仏教的な呼び名の方が、ある世代の方には身近かも知れません。この領域には、具体的な霊人としては、天照大神ですとか、天之御中主神ですとか、近年の方では、谷口雅春とか出口王仁三郎などの方々が居られると言われています。

谷口雅春や出口王仁三郎などの方々が、生前にされていた活動を知りますと、その大天使界、八次元界、如来界というような世界が、どういう世界なのか、何となく想像がつくような気がします。もう自分の人生のことなど、あまり意識にない方々なわけです。

天使界、七次元、菩薩界と言いますと、もう少し、個人と言いますか、人間としての個性的な意識が強い方々が居られる領域になります。お寺の仏像でも、飾りを殆んど身に着けない如来像に対して、菩薩像になりますと、身に着けている飾りが多くなるのは、この辺を表現していると言われています。

この領域に居られるのは、生前に自分以外の人々に愛を以って尽くしたような方々だと言われています。つまり意識が、自分以外の存在にまで大きく広がっていたという事ではないでしょうか。

古来、本来は人格霊であるこうした領域に居られる方々が、神社や仏閣に祀られ、多くの場合、地上の人々から信仰の対象とされて来ました。霊人に対して、何らかの加護なり力添えなりをお願いすることは、別にいけないことでも無意味なことでもないと思います。けれども、誰か人間に対して頼み事をするのと同じ様に、やはり頼み方、頼む事柄などの適不適はある様に思います。

例えば、如来界の方に、自分の個人的な事柄についてお願いするのは、ちょっと違うような気がします。けれども、理に適ったことであれば質問したりお願いすれば、お答えが頂ける場合もあるのではないでしょうか。