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糸蜻蛉(糸とんぼ)

2019年07月24日 | 雑感
いつの頃からか、夏に帰郷し、実家の畑に行くと、何匹かの黒い糸とんぼが、姿を見せるようになりました。

羽が真っ黒で、細い胴体は、緑色のメタリックなのと、雌雄の違いでしょうか、黒っぽいのと、二種類いるようです。畑に入って行くと、どこからか現れて、周囲をあっちへ行ったり、こっちに行ったりします。

その姿は、優雅と言うべきか、儚げと言うべきか。けれども、一つだけ確かなのは、やはり、あまり何処ででも生息できる程、強靭な生き物ではないだろう、ということです。

私が子供の頃には、我が家の畑などには居ませんでした。どこに居たかと言えば、少し離れた所にある神社の森にだけ居たのです。夏休みに、神社に行くと、お稲荷さんの鳥居の辺りでよく見かけ、そこだけ、なんだかちょっと違う場所のような気がしたものです。

で、それが、なぜ実家の畑などに棲息するようになったのか、よく分かりませんが、今日、ちょっと、それが分かるような出来事があったので、書いてみます。

実は、今日、糸とんぼ、居なくなったんです。

いやぁ、ちょっと焦りました。なんだか、平和の象徴が消えてしまったように思ったからです。そして私は、彼らがどこヘ行ってしまったのか、糸とんぼ探しに出掛けたんです。

でも、幸いなことに、すぐ見つかりました。

実家の畑は、家のすぐ裏手にあり、そこが、私が、よく糸とんぼを見かけていた所ですが、実家には、もう一か所、畑が、道を隔てた、その斜め向かいの裏手にあります。その斜め向かいの裏手の畑の方へ行くと、そこへ彼らは全部が移動していたのでした。

でも、なぜ?

うーん、それですが、私の草刈りと、関係しているような気がしてなりません。

私は、今年も、例年のように実家の畑の草刈りをしていますが、家のすぐ裏の畑は、いわゆる雑草の生えた部分が今どんどん減りつつあります。そうしますと、地面がむき出しの所が増えます。で、それが環境という視点から言いますと、要は土地の保水力が落ちる、という事なんです。

植物は、雑草と言えども、殆んどが水です。それが地面を覆っていますと、それは、地面に保水力のあるカバーを掛けているのと同じなんです。ところが、それを取り除くと、保水力という面では劣る土壌がむき出しになり、土地表面の保水力が減少します。すると、どうなるかと言いますと、その土地の気温の変動が激しくなるのではないでしょうか。

今日、実家の辺りは久々に晴れて気温が上昇しています。朝から畑の気温はどんどん上昇し湿度が減少し、糸とんぼの棲息に最適な範囲を微妙に越えたかも知れないと思います。

ですから、糸とんぼ達は、大きな栗の木があり、気温や湿度が安定している、もう一つの畑の方へ移動したのではないでしょうか。周囲の家の畑や土地は、どこも木陰や雑草のような気温や湿度の緩衝要素に乏しいのです。

ということで、そちらの畑も近々、草刈りをする予定ですが、いやぁ、それが事実だとすると、ちょっと気が重いような気もします。

でも、例年の事なので、今年も、それにめげず、なんとか、彼らに、うちの畑に留まって欲しいと思います。

だって、私にとって、いまや、彼らは、平和と自然への愛の象徴なんですから。

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