ネットで市民マラソンはだれのもの?と言うタイトルを見つけたので読んだ。
名古屋で開催される、名古屋ウィメンズマラソンの出場者の選考に付いての疑問が述べられていた。
知り合いのマラソン愛好者が、申し込んだ地元の出場者希望者三十人程に問い合わせたら、一人だけ出場出来たが他は全員出られない、との事だった。一万人の枠に1万9384人の応募なので、幾らなんでも其れはおかしいと事務局に問い合わせたら、抽選の結果であり意識的に地元のランナーを締め出した訳では無い、との回答が有った、と書いてあった。
各地の市民マラソン大会の選考方法も取り上げられていたが、何処でも悩むらしく、始めから地元枠を設けたり、地元民は選考の機会を二度にするなどと色々考えてるらしい。
其れも此れも、ランニングブームで走りたい人が多くなり、公式な大会が限られてる現状では止むを得ない話だろう。
かれこれ四十年程も前の話だが、当時住んでいた板橋区では、秋に区民体育大会と言う催しがあった。
私もオリエンテーリングという競技には毎年の様に出場してた。ある年の事だが、当時の一流ランナーの宇佐美 彰朗が10㌔のロードレースに特別参加するというので見に行った。
会場には出場選手の名前が張り出されていた。だが出場者は二百人前後なのに板橋区民は一人も居ない。
○○走友会、何々ランナーズクラブとかのメンバーばかりで、関東近辺を主にした愛好者の集まりの様だった。
区民体育大会なのに何故かと係員に聞くと、区民の参加希望者が居なかったとの事でこうなって仕舞ったそうだ。
参加者に聞いたら公式な大会が少ないので、ロードレースとかハーフマラソン等の大会が有れば、たとえどんなに遠方でも飛んで行くとの事だった。四十年も前はこんな状態だったのだ
確かに車を通行止めにしたり、交通整理や何やかのと大変な労力や費用が掛かる。幸い板橋区は高島平団地が有り、その周りは交通量も少なく一周5㌔のコースなら比較的楽に出来た。
区民が一人も出ないのは、区民として悔しい。その場で出場出来るか聞いたらオープン参加なら走っても良い、と言はれ走る事にした。しかし普段走っていない人間が急に10㌔走っても皆に付いていけず、結果はビリでのゴールだった。