時代劇今回は「近衛十四郎」さんにさせていただきました。松方弘樹 目黒祐樹さんのお父様。剣豪スター。
近衛十四郎さんのその剣風、豪快でかつ真実味を帯びており、嵐寛寛十郎さんと並んで好きです。立ち振る舞いが剣を扱うにふさわしい風格と動きがあり監督の期待を裏切らないパーフェクトさがあるのではないでしょうか。
特に目の動きがリアル。剣道でもそうなのですが相手の動きを見るというのがあり、それを意識してかカッと見開きながらも相手の刻々とした動きをとらえて離さないその真剣さが心を捉えます。 大川橋蔵さんは剣を握っての立ち振る舞いでは、目の動きは美形、ちょっと流し目で女性ぽぃ。どちらかというと日本舞踊系。十四郎さんは野獣、猛禽に匹敵する目の動きがありワイルド。男ポぃですね。萬屋錦之助さんも立ち回りはうまく、剣道の先生方からは評価が高いのですが、目の動きはあまりなく見据えたようなところあありこれは個人的にイマイチです。
ご自身は野球がうまくショートの守備は白眉とか。若かりし頃は兵役での苦労も多く、その時代の背景が時代劇に反映されているのではと思います。飢え、命令、使命、任務遂行・・・などなどそのキーワードのエッセンスが演技に出ておられると感じます。このあたりの経験がなければおそらくあのような絶妙な演技は出なかったのだろうと思います。
かといっていつもむつかしい顔ばかりでというのではなく、ちょっとした表情は 優しい目の動きもあり上の画像のようなところは優しそうなオジサマ。このようなところでTVの花山大吉 月影兵庫 みたいなホームドラマ系時代劇でも支持をうけるところと思います。
63歳の若さでお亡くなりになられたというのは寂しいですがしかし、日本の剣豪スターの四天王ではないかと思います。
さて、柳生武芸帳 剣豪乱れ雲 (1963年)で共演されていました。われらがヒーロー和崎俊哉さん。当時25歳!若い!ミラーマンが1971年でしたのでミラーマンから8年前。 髷のご尊顔もバッチしで、無用の介の伊吹吾郎さんよりもこのあたりは軍配が上がる。(内田吐夢監督は和崎さんの魅力をよく見ていない。)和崎さん、さすが東映のたたき上げ!ソース系のご尊顔でないけれど日本男児の男前ですね。
当時の大スターで柳生十兵衛役の近衛さんと共演、それもストリー上で大変重要な役柄で見どころシーンも満載でこれは 十三人の刺客とならんで和崎さんのキャリアに大きな足跡になったのでは?おそらく同世代の他の役者さんからみれば大抜擢でうらやましがられたのではと思います。 和崎さんの声はやや太くて低く、よく通る声というのはこの映画で見てもわかります。25歳であのようなやや太い声が出るのは他の役者さんでそうそういないのでは?里見浩太朗さんや山城新伍さんも良い声ですが、芯の通った声は和崎さんの方があると個人的に思います。
こういうシーンの役柄が時代劇のスターさんの本命シーンと思います。
なに!とちょっと目を見開くポーズはミラーマンでも随所にありましたね。
ミラーマン大全にのっていましたが工藤堅太郎さんがTVのゲスト出演で近衛十四郎さんと共演する際、監督がカメラで工藤さんの顔を撮影しないのに頭にきて途中で逆に顔を向けてしゃべったというエピソードを書いておられました。工藤さんは大映系、十四郎さんや和崎さんは東映系でしたのでこの周辺は役者さんの微妙な駆け引きがあるのでしょう。
そういえば小林旭さんの「無法松の一生」は6月30日に神戸で開演されるようですが工藤さんも出られます。平日なのがおしい。
1963「柳生武芸帳 剣豪乱れ雲」近衛十四郎
チャンネルを登録すればもっといろいろ時代劇が出てきます。
まさに剣豪スターですね。 パソコンの画面に食い入るように見てしまいました。
親子共演もファンにとっては、見所ですね。
徳大寺伸さんのお顔も見れて、嬉しいなっ。
やっぱり、東映はイイなあ。
和崎さん、お若い時から渋い。 時代劇向きのお顔なのだと感じました。紅顔美青年ではなく、ちょっと泥臭さもはいった独特のシリアス(シビア?)な雰囲気・表情が、和崎さんならではの持ち味なのでしょうか。
三匹の侍とか、荒野の用心棒シリーズとか…そういうののレギュラーに ガツンと投入して欲しかった。
すみれさ~ん、もうすぐ「逃亡者」です。 録画予約お忘れなく。 右門は去年から何度もリピートされてますので、ラストチャンスかもしれません。
よしひろさんの分は、私が(´▽`)。
>パソコンの画面に食い入るように見てしまいまし>た。親子共演もファンにとっては、見所ですね。
今の人、松方弘樹さんは知っていると思いますがそのお父様についてはほとんど存じないでしょうね。お父様のその剣劇の立ち振る舞いを鑑賞眼のある今の人が見れば身震いすると思います。惜しむらくは時代劇そのものの衰退にあり若干反社会的にみられてしまい疎遠になる点がいけないなと思います。
剣さばきのナンバーワンは私はアラカン&近衛さんのご両人と思います。
>三匹の侍とか、荒野の用心棒シリーズと
和崎さんはそうですね紅顔の美少年ではないなーw。ちょっとおっさんクサイところが。w
そのため近藤勇とかミラーマンの村上チーフとか
落ち着いた役柄が良いのでしょうね。しかしこの作品を見ていると和崎さんが時代劇にこだわったのがわからないでもない。大御所、近衛さんなとど共演したらもう時代劇から逃れられない!その辺で1970年かにフリーランサーの役者さんになったのは相当ご本人にもプレシャーがあったのではと察します。でもホームドラマに媚びを売るのでなくほぼ時代劇一筋というのは侍魂がこの人には宿っていると思います。
今度は工藤堅太郎さんの映画を見てみますね。
工藤さんも光っているわー。
ご無沙汰してすみません。忙しくてしばらくブログを閲覧していませんでした。
丸の内さん
【逃亡者】私も泣いてしまいました。人道に生きることを選択し死を選んだストーリーは日本人の心を揺さぶりますね。
和崎さんが単発出演のドラマの中では逸品でした。
本当にありがとうございました。
『追記』
録画はセットしたのですが待ちきれず12時から1時まで仮眠しリアルタイムで見ました。そして就寝。「笑」
よしひろさん
もし 記憶にあったら教えてくださいませんか?タイトル不明、出演者もアラカンと和崎さんが親子役だったかな~?と
【互いに剣で長時間、睨みあい剣を交えることなく気迫に負けた和崎さん?が柄を放そうとしても指が硬直しやっと
離れた時には落としてしまった刀で自分の足の親指を傷つけてしまいます。
それをみたアラカンが「おのれの身体を傷つけるとはたわけ者」と言うセリフがあったんです】
この箇所だけ鮮明にに覚えているんです。これだけの手掛かりでは難しいと思いますのご無理なさらないでください
すみれさん:こんばんわー レスありがとうございます。
和崎さんミラーマンの英語版でも石田さん、工藤さんを引き離して約3000ヒット!あの渋い演技が多くの人々に評価されてるんですね~。
工藤さんはもう現役の売れっ子ですから、活躍いただくとして今度時代劇名優「和崎俊哉」つくりましょうか?
>アラカンと和崎さんが親子役だったかな~?と
http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-7867
「戦国の剣豪」でないですか?私も見たことがありません。1964年ですと私は8歳なんでW。しかし和崎さんは当時24-25歳で一番体の動きがあるときだったのでしょうね。あの方ミラーマンでもかなりタフガイで子供を背負って山の勾配を走っていましたから。w柔道なんかも得意なほうかもですね。でも時代劇ですからどこかのデータベースかに剣道三段なんて書いてあったかな~。
でも和崎さん当時からアラカンさんや十四郎さんと共演できるステイタスだからヘタな役したくなかったろうなーとは思います。
和崎さんの役で気の毒だったのは「日蓮」です。日蓮の信者になって貼り付けの刑にされてセリフは
南無妙法蓮華経だけ。あれはないわーーー。w
・只今、柳生武芸の動画拝見しました。
和崎さんの出演場面が多く楽しませていただきました。
小学生の頃、「火曜映画劇場」「日曜長編時代劇」を見ていましたが和崎さんはチョイ役しか記憶にありませんでした
東映映画でこのように出演場面が多いのは初めてでしたので嬉しかったです。
・近衛さん、本当に迫力がありますよね。よしひろさんのおっしゃるように今までの生き方のが演技に反映されているの
でしょうね。
・私の支離滅裂な質問に答えていただきありがとうございます。
さすがですね。
・時代劇名優 お言葉に甘えてよろしいですか?
柳生武芸帳ではかなりの名シーンがあり和崎さんの時代劇のキャリアとしては大変ラッキーではないでしょうか?また「戦国の剣豪」などでアラカンさんと親子での共演なんてそれはすごいですよ。同期の人からかなりねたまれたのでは?と思います。その後はWIKIなどでしらべると主演やチョイ役や凸凹が多いですね。主演は松竹の怪獣映画「ギララ」。25歳ぐらいの時が」一番光っておられたのではないかと想像します。
戦国の剣豪はどのようなものか存じませんでしたが・・和崎さん25歳の時に朝倉彩子さんと言う女優さん方と結婚されていたんですね。プライベートなことを一切だされない方なのでこれは収穫でした。
(かといって知っても・・どうということないのですがw)
・時代劇名優 お言葉に甘えてよろしいですか?
ミラーマンでの石田さんはブログもお持ちで癌と戦っておられますがファンも多いです。工藤さんはいまだ現役。本もきっとよく売れておられるでしょう。
和崎さんは失礼ながらでてこられないのでPRしちゃいましょう!
私の作成した英語版動画では現在視聴回数は5月2
8日現在
和崎さん 2618回
工藤さん 823回
石田さん 1951回
で和崎さんの圧勝です。工藤さんの3倍もあります。きっとそれだけファンも多いと思えますので
造り甲斐があります。
構想練ってみます。
昨日「戦国の剣豪」のリンクを貼り付けてくださってありがとうございました。亀レスのお礼ですみません。
奥様の朝倉彩子さんwikiに掲載されてなく残念な思いでした。
ただ、『NHKで三波伸介さんが家族を紹介する番組で最初に
お子さんにスタジオに出てきてもらい顔の特徴を伸介さんが聞き取り似顔絵を描いて当てる』という番組があったんです
和崎さん、出演されていました。男の子で小学4年生くらいでした。
「ギララ」「ジャンボーグ」36話~40話「燃えよ剣1966年上映」のDVDをミラーマンと同時期に購入していたのですが
燃えよ剣では丸の内さんの書かれていたように泥臭さがプンプンでした。
お2人の鋭い人物評価にはいつも感心しています。
よしひろさん、笑わないでくださいね。実は英語版動画閲覧記録を毎日しています。
和崎さん H26年4/29 957回 8/30 1435回 12/31 1740回 H27年4/29 2393回 5/28 2613回
点描2 H27年2/9 3019回 3/9 3281回 4/9 3511回 5/9 3864回 5/26 4161回
キャストH27年2/9 9607回 3/25 9993回 3/26 10013回おめでとう 5/28 12084回
ファンにとって楽しみなものです。
>実は英語版動画閲覧記録を毎日しています
ありがとうございます。ファンとはそのようなものでしょうね。作ってよかったと思います。
時代劇名優の動画チェレンジしてみます。動画はGOOGLEで検索すると検索で実に引っかかりやすく上位にでてきます。和崎さんの動画はこういったら失礼ですが話題にしない人が多いので一発ででてきます。それも1番目ぐらいにです。
すみれさんのような熱心なファンから高く評価された俳優さんこそが真の価値ではないかと思います。
色々な面を総合して考えると和崎さんは奥ゆかしく、一つ筋が通ったところがあり表には出てきませんが「侍」の魂を引き継いだ名優さんと思います。
表にひっぱりだすのはファンの仕事でしょう。w
>和崎さん、出演されていました。男の子で小学4>年生くらいでした。
珍しいですね。なかなか普段の私生活を表に出されないですが。小学校4年ですと8歳。25歳の時に和崎さん結婚なさったのですからすぐにお子様がおできになられたら和崎さん33歳ぐらいの若さですね。今そのお子様は私と同じぐらいの年齢ですよ。w
情報ありがとうございました。
https://www.youtube.com/watch?v=irInScznfnk