タカシのB級グルメ日記

2024高知市納涼花火大会

一観光客からの文

2011-03-21 11:57:17 | NEWS

ファンの方から、メッセージを頂きました。

観光立県である、高知に在する一市民としても、時節柄、いろいろ考えさせられる内容であり、特に観光に

携わる方達には一読願いたく、公開させて頂きます

(なお、一部プライバシーに関する部分は当方で修正させて頂きました)

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タカシさま

先日は、高知での様々なグルメ情報を教えていただき、ありがとうございました。

私が高知に到着したのは、地震が起きる一時間ほど前。龍馬空港から直接向かった桂浜で
大津波警報が出て高台の龍馬記念館に向かい、その後バスを待っていたら道路が封鎖されたとのことで
他の観光客と再び記念館に戻り閉館時間後まで待機させていただき、乗り合いタクシーも手配していただき
中心部の宿に到着しました。

本当は月曜日に帰宅予定だったのですが、電車の運行状況等が乱れていたため高知滞在を一日延長し
また首都圏で食料品がなくなってると聞き、日曜市、イオン、商店街等で米や非常食等を買い
一部は背負い、一部は送りました。

○○の自宅に帰ると、物が散乱し、冷蔵庫の扉も開いていましたが幸い割物はありませんでした。
今回、このタイミングで高知に行き地震を免れたのは偶然とは思えず、救われたという思いで一杯です。
たまたま旅に出ていなかったら、それも西日本じゃなかったら本当にいろいろ大変でした‥。
高知では本当に沢山の方にお世話にもなり、本当に感謝しています。

さて、行ったお店は「十一屋」(二回・蒸し寿司、親子丼、饂飩。中華ソバは品切れ‥)
「campesino」、「コックドール」(二回・ステーキやハイシライス等)等々、その他、日曜市の芋天や
商店街の焼き鳥立ち食いなど、本当に美味しかった‥。
鰹くらいしか頭になかった私ですが、他の魚、肉、野菜、果物等、本当に美味しいものが沢山あり驚きました。
安くてボリュームもありますしね。

人も素朴で温かく、面白いタイプが多くて気に入りました!
また状況が落ち着いた頃、高知を訪れたいと思っています(本当はすぐにでも)。
今後とも、美味しい情報を楽しみに読ませていただきます。
タカシさん、高知の皆様、本当にありがとうございました!!

P.S.喫茶「才谷屋」のマスターにブレンドと龍馬コーヒーの違いを尋ねたら「全部違うんだよ!」と
怒鳴られ驚きました‥名物オヤジさんなのでしょうか??

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このお便りを読んで、何故か「百万遍」という言葉が頭に浮かんだ。
偶々、京都の街角で遭遇した禅僧が「知恩院」の一団だったのも何かの縁であろうか。
古来、世の中で起こる疫病や天変地異に際し念仏を唱える事に依って民衆への災いを解こうという
ものであるが、私の思考の中で繋がったのは「毎度おおきに、ありがとうございます」という
所謂、商売人のするそれである。

龍馬伝効果で近年、経験したことの無い数の観光客で溢れた昨年来の高知
GW等には嫌という程の客が訪れた店もあると思われるが、凡そ観光客の感じる疑問、質問の類は
或る種、一定であり、それに対する返答、対応には十分策が講じられていて当然と思われるがここで
よくよく自覚しておかなければ成らないのは、一人の観光客が発した唯一の質問に対し決して
「軽んじては、いけない」ということである。

無論、此方側の体調や機嫌が思わしくない場合も有りましょう(特に高知県の場合、商売人にも
高齢化の波は急激に押し寄せており)が、いやしくも商売人たる者、客に頭を垂れ、先の念仏を唱
える事がしんどいと感じるのであれば、即刻、店をたたむのが宜しかろう。
要するに個々の商店や観光施設で少しでも観光客に接する機会のある方にはそういう自覚と責任感
を持って行動して頂きたいと、申し上げている訳です。

 「龍馬にもふと会えそうな土佐の旅」

という観光標語が

「確変にもふと会えそうな土佐の旅」

なんて、揶揄されることが努々ありませんように。

 

さて、にゃんこ様、詳細なご報告頂きましてとても嬉しく思っております。

ともかくも、ご無事でなりよりでした。

私共、高知に在し、日々の営みを送っている者にとって地震、津波の類は常に頭の片隅に置いておく
最重要課題でありまして、想定内の状況には概ね粛々と対応していく力はあると思っています。
ただ、今回のような未曾有の災害が起こった場合は、人智の無力さを皆が感じたのではないでしょうか。
「その時、何処に居たのか」これで概ね運命が決まります、常々冗談で「空の上が一番安心」等と申して
おりましたが、そのような事態がホントに起こってしまいました。

別事ですが、私がブックマークしている「別冊リツコング」の律子さんは高松取材のため羽田に向かう途中で
今回の地震に遭遇し出張は急遽中止となり、ご近所さんの救援(迎え)を待って都内(関東南部)の自宅に
帰り着いたのは12時間後だったそうです。
帰宅後、先ず手を付けたのは冷蔵庫から飛び出て割れた瓶類の掃除から、ビルトインの両開きの戸棚が
空かなくなって修理依頼をしていたらコールセンターの男性が「もしかして地震の衝撃でロックが
掛かったのでは」と言うので、上部をドンと叩いたら難なく開いたなんて話もありました。
貴宅の場合は割れ物も無くて幸いでしたが、コンビニの品切れ、商店の入店規制、計画停電等々
これからも相当な期間、不便を余儀なくされる事が予想されますが
どうぞがんばって頂きますよう希望します。

次回、来高の折りには是非、ご連絡願います、一献傾けましょう。

 



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3 コメント

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Unknown (W田)
2011-03-21 20:01:46
私は1巡めのお遍路で土佐路を歩いたときは、
まだそれほど地震のことは気にしていませんでした。

2順めは逆打ちで徳島から高知に向かうのではなく
土佐路が最後の道になりました。

途中で知り合った人が室戸から安芸に向かっていたときに
台風で足止めになり、去ってから歩いた時に見たものは
崩れた岸壁と壊れた家屋、最悪の結果になった被災者の方々だったそうです。

もう1日早く着いて泊まっていたら、
と考えると身震いした、と言いました。

法然上人が都で念仏を広めていたとき
比叡山をはじめ、他の宗派から圧力を受けたそうです。
弟子の親鸞(その頃は親鸞ではなく源信だったはず)
も越後に流されて長い年月をそこで過ごし、
関東へ出てきたときに、ただ念仏をすれば救われる。
と言っていたことに疑問を感じたそうです。

救われるための念仏ではなく、
今の自分がここにあること、
ここにある人たちと出合ったこと、
この一瞬を暮らしていること、

それを感謝して阿弥陀佛にゆだねること、
南無~とはその~に委ねます、
南無阿弥陀佛は阿弥陀如来に自身を委ねます。

とするのが良いのではないか、
そう思われたというようなことを聞いたことがあります。

私自身、朝家を出るときから、
世の中、何があるか分からない、
七人の敵の他にも、他の何かがある。
そう思っています。

一生懸命?仕事をして、それに見合う報酬をいただく。
その相手にも仕事をいただきました、
報酬もいただきました、
そのお礼を言うのは当然のことでしょう。

夜、家に戻って眠りに就く前に、
今日の一日が良い日であった事を感謝して
眠りたいものです。

時々、酔って感謝も忘れてしまう、
できの悪い凡人です。

長文、失礼しました。

返信する
高知というところ (はぴなす)
2011-03-22 17:07:04
生まれも育ちも高知でありますが、そんなに地元に魅力を感じぬまま今まできました。
でも、ブログというツールを使い始め、カメラを地元に向けていくことで少しずつ『良さ』を見つけていくことができています。
そして、こうやって素敵なブログに出会うことで、ますます高知が好きになってきています。
昨年~龍馬効果で、いつになく観光客が増えてきていますが、一時的なものでなく、また2度3度高知へ足を向けていただきたいですね。
そのためにはやはり県民努力が欠かせませんね。

未曾有の大災害、一日も早い安否確認・復興を願います。
返信する
コメントthanks (タカシ。)
2011-03-26 20:10:09
>W田はん
>はぴなすさん

たまたま、店を開いた場所が「才谷屋」所縁の所だったという初手から認識が薄うございます。
「龍馬」の名前は、自由に使えるところから何でもかんでも用いられていますが、私は「龍馬」
の名を冠すのであればその名にはじない商品やサービスで無ければ意味が無いと思えるのです。
観光客の皆様が何を求めて高知に来られるのか……
お遍路さんへの「お接待の意味」を良く考えれば自ずから答えは掴めると思うのですがね。
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