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老いを生きるヒント

2019年01月11日 15時00分22秒 | ハチパパのひとり言

         ハチの家文学館発行 「お地蔵さん」より

精神科医で作家の斎藤茂太(しげた)さん著「老いは楽しい」(PHP文庫)を読み返す。文字が大きく、簡潔で実におもしろい。

斎藤茂太さんは、他にも「なぜかボケない人の『ちょっとした習慣』」「『捨てる』『片づける』で人生はラクになる」「モタさんの心がフワリと軽くなるちょっといい言葉」など、精神科の先生として、はたまた公私にわたる実体験をもとに、こころに響く本をたくさん書いている。

「老いは楽しい」の帯には、「無病息災」よりも「数病息災」元気で、明るく、楽しく過ごすためのヒントと書かれている。数病の私にとって参考になることばかり。詳細は省かせてもらうが、タイトル言葉を一部紹介したい。

第一章 老いの覚悟

老いることは人生の深い味わいを楽しむことである。

今まで生きてきたありのままの自分と真正面から向き合う。

年をとって捨てるもの。羨ましい・憎らしい・悔しい。

第二章 人生後半を楽しむ

今日、味わえる「ささやかな喜び」を大切に。

人生、回り道をした方が楽しいものだ。

「スロー」は老いの特性。「スロー」には「スロー」の楽しさがある。

第三章 毎日を心豊かに過ごす

自分に合ったペースで生きる。これも「老い」を楽しむコツである。

一日の苦労はその日の分で十分だ。心配事はベッドに持ち込むべからず。

ほどほどのお酒は心に元気を与える良薬。ただし、酒は飲んでも飲まれるな。

第四章 夫婦の関係

夫として感謝を込めて、そして私のためにも長生きしてほしい。

「心のときめき」を忘れず、「不良老年」を目指そう。

゛核゛廃絶(核家族化をなくす)に大賛成! 家庭崩壊を招かないためにも。

第五章 人生の円熟を味わう

やせ我慢は心に悪い。大人ならではの「軽さ」を発揮しよう。

人生、暗く考えればどんどん暗くなるし、明るく考えればどんどん明るくなっていく。

いい人にならなくてもいい。そこから「自分らしい人生」が始まる。

第六章 「快老人生」をスタートさせるために

更年期は人生二度目の春を迎える準備の時期である。

定年シンドロームに陥らないためにライフデザインはお早めに。

肩書をはずした素の顔で社会参加し、第二の人生を謳歌する。

第七章 楽しく美しく生きる大人の知恵

迷ったときは面白そうなほうを選ぶと、思いがけない楽しみに出会うことがある。

過ぎ去ったことを悔やむのは不幸への近道である。

辛いとき、苦しいときに頑張るべきは「笑うこと」である。

 

 

 

 



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