ハチ俳句川柳27

足腰の衰え忘れ食べ盛り

昼夜を勘違いしてハチ寝起き

おむつ替え何度してても替えての声

夜中でも親の手煩うハチの声

寝んねしな疲れも吹き飛ぶハチの顔

朦朧と微かな光ハチに射す

ウオオンと遠吠えの先友思う

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すっかり足腰が弱ってしまったハチ、視覚も嗅覚も失ってしまったかのような毎日が続く。

何度も何度も立ち上がってはしゃがみ込む。そんな姿を見ていて、「ハチ!頑張ろうね」「ハチ!お父さんお母さんはハチが大好きだよ」などと耳元で囁き、ハチの不安を少しでも和らげようとしている。

泣き止まないときに、毛布を掛けて子守歌を唄ってあげたりすると、軽いイビキをかきながら眠ってくれる。その寝顔はとても言葉では言い尽くせないほど愛しいものである。