五百羅漢寺

来月の仏像写真展に出品する印画紙のメーカーC社(東京目黒)を訪ねる。ここの印画紙は、越前和紙を基材として製造されたもので、仏像写真にはぴったり合うと気に入っている。

プリントしてから相当年数を経過したものもあり、5、6枚サンプリングして社長に見てもらった。そのままでも問題はないと言ってもらえたが、2枚ほど焼き直してみてはとアドバイスを受けた。

開催まであと19日、作品目録兼ご挨拶を500枚程度印刷することと、写真の額入れを残すのみであるが、来週中には完備したいと思う。

C社をあとにしてすぐ隣の大鳥神社で写真展の無事開催を祈願する。そして更に徒歩5、6分の五百羅漢寺を訪ねる。以前にも何度か訪ねていて、ご本尊の釈迦如来坐像ほか本堂いっぱいにおわす仏像群に圧倒される。

また、五百羅漢がコの字型に居並ぶ姿は圧巻で、各尊者の言葉も一つ一つ仏の教えとして胸に響く。撮影禁止のため、いつものとおり両目を二眼レフに見立てて、しっかり脳裏に焼き付けた。とにかくここ五百羅漢寺の仏像群の迫力に、身も心も引き締まる思いだ。