光栄で、有難いことではあるけれど
その道である高名な方から昨年春、大切な茶杓の筒に何か書けと言われ、とても逡巡していましたが
ついにこのほど意を決して書かせていただきました。
今は亡き名大工さん制作の品だそうです。
このような細かい字を、こんな難しい材質のものに、初めて「草書体」で、
生まれて初めて「花押」なるものも使いました。
茶神
霊水を以て
茶神 霊水を以て 水廼舎學人 花押
今、委縮した字の拙さと、依頼者に済まないという思いで、大変自己嫌悪に陥っています。
私はおっちょこちょいだなあ、簡単に引き受けてしまって…
とても光栄で、有難いことではあるけれど、まだまだ私は格不足、力量不足であることを
思い知らされている次第です。
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