日本の国旗、国家の何がそんなに嫌ですか？ その弐 ～何を憎んでいたかも忘れてしまた人たち～

二つ目は、現日本国歌のデザイン（白地に赤丸）、君が代の歌詞、曲（レトロな感じ）が気に入らないというもの。

そんな奴いるのかって、いたんですよ。

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結構昔の話になりますが（後述するブログなんかよりももっと昔、20世紀の話です）二、三度、結構話題になったこともありました。たとえば、古いＨＰですが、http://www.ne.jp/asahi/jurassic/page/talk/kimigayo.htmもその一部でしょう。ですが、私が知っているのは（題名等等はわすれてしまいましたが）、もうタイトルから歌詞から曲までまるきり違うものでした。結局、発表はしたもののまるきり根付かず（たしか若者を歌ったものだったと記憶していますが）、結局、今日では忘れ去られてしまいました。

国旗に関しても、国家程ではないにせよ、いくつか具体的な改案の絵を見た記憶があります。これも国歌と同じく、私がまったくその柄を覚えていないので察しはつくでしょうが、まるっきり根付きませんでした。まあ当然と言えば当然ですね。

国旗や国歌というものは、その国の国民の象徴であり、そういったマスを括れるようなデザイン、歌詞、曲などといったものは、そうそう簡単に出来るものではありません。

戦時中なら、戦争に勝つこと、故郷に帰ること、身内を想うこと、この三点が入っている歌詞であり、曲であれば、まさしくその時代の象徴として、ほとんどの国民が受け入れたでしょう。そういう趣旨の下の教育がなされ、政府もプロパガンダをうっていたのですから。

しかし、今日のように、国民の目的や欲望が個々に分かれる自由な時代にあっては（これは憲法９条があろうがなかろうが）、象徴として受け入れられるものを作り出すなど本当に難しいことでしょう。最近では、国民的歌謡曲なんていうものもないようですし。

本日のニュースで、メジャーで活躍する、ある意味では最高の日本の国民的アスリートであるイチロー選手が、自分の登場曲を演歌にしたということを鑑みても、君が代のような曲調であり、奥深く物事を語る歌詞は、全くもって日本人らしいと言えるでしょうね（君が代の歌詞の意味はウィキペデアなどで調べてみてください。大体、共通した解釈が見られます。）

ただ私は、代替案を持って現状の国旗、国歌に反対する人たちは大好きです。日本という国の見方、日本という国の在り方、また歴史をまた違う角度から再確認し、検討できますからね。そしてその意見が、多くの人の賛同を得、大多数を占めれば、ある意味では、本当に日本が変わっきたということなのでしょうし、そういう改革は認めるべきあると思います。

主権は国民にあるのですから。

保守派と呼ばれる人たちは、右翼とも呼ばれることが多く、そういう思想を持つ人こそ日本人であり、日本人の象徴かのように言われていますが、それは絶対に違います。
日本って改革と革新を繰り返してきた国ですからね。
私に言わせれば、保守派の右翼と言われている人たちこそ、最も日本人らしくない日本人だと思います。

幅広く、様々考察をし、様々なことを柔軟に取り入れ、良いよいう民主的判断が取られたら、それに向かって一丸となって行動する。これが、日本人らしい日本人だと思います。

スポーツでは、君が代、日の丸を振って、それを目印に皆が心を合わせ力の限り応援する光景が見られますが、中には君が代を歌わない人、日の丸の旗を振ることに賛同できない人がいる。この人たちが、日本という国であり、日本人をこよなく愛しているのであれば、そんな程度のことで一丸となれないのは、とっても残念であり、とっても不幸だと思います。


いいじゃないですか。日の丸でなくとも、君が代でなくとも。


私自身は、これらに愛着を感じています。ですが、この私の今の想い、感情を損なうことなく（多少下回っても構いません）、更に適当で妥当な、国民が一丸となって、団結心を表せるような何者かが完成されれば、それに越したことはありません。主権は国民に存するのです。

もっと日本、もっと日本人らしいものを表現できるのであれば、それは是非、失敗や不評を恐れないで、どんどん発表すべきです。私はそういう人を応援しますし、そういう人こそ本当に国家（ここでは国旗、国歌、国民の三つ）を愛する素晴らしい人々であり、才能ある有望な人々だと思います。


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そして第三は、一番と二番の一番悪いところを併せ持つ人々です。

自分本位であると同時に、団結や協調を望まず、そういったものを破壊する、または反抗することに意義を感じる人々。つまり、この人たちは、国家そのものが許せないのです。

人間がまとまる以上、リーダーシップを持つリーダーが必要になり、その人が皆にその方向を示す何かの目印を持って、そしてそれを信頼し、協力していく人々がなければならいのですが、この人間的、自然な法則が許せない人々は確実に存在します。


そういう人は、私が思うに、リーダーになる程の才能は一切持ち合わせず、だからこそリーダーを憎んでおり、それに従う人々も憎んでいる類の人たちだ。だから、旗も国歌も国名も天皇も、象徴であり、それらの目印であるものも許せない。だが、元々人望もなく、知識もなく、腕力もないが為に、リーダーや国民個々人と戦うことは憚れる、それで、変な理屈やまるきり事例の違うものを引き合いに出し、その不可能性や矛盾は、声の大きさでカバーしようとしているのだと思う。

そしてその内、本当は、自分がリーダーになれないもどかしさであり、自分を分かってくれない国民だけが嫌いであり、そこが活動の原動力であったのに、その他の周りのもの、ある意味では取るに足らないことばかりを憎むことによって、攻撃することが目的になってしまったのだと思う。

そういうとるに足らないもの程、突っ込みがしやすく、且つ豊富に話題があるので、つまり、
それらのものを憎んで憎んで憎みまくっているうちに、最終的に、自分が、一体何を憎んでいたかすらを忘れてしまった人々なのだと思う。

①人は一人では生きていけないし、一人ではさみしい。

②団体で生活する為には団体のルールや団結心を表す何か（例えば呼称、チームマークなど）を決めないといけない。

③標語や難しい理論は子供や万民理解は難しいから、誰でも簡単に理念や理想を覚えられ口ずさみ、唱和できるよう、それを歌に乗せた。

④これらは民主的に受け入れられてきたことであり、多数決によって了解を得ている

このくらいのことは、彼らも頭では分かっていると思う。必要なんですよ。国家は。そして国家を表す国名も国旗も国歌も。

でもそれが許せない。だから許せない人物だけが集まって自分達の世界を作っている。そして、そういう人たちは、そういうアウトローだけの世界を欲しがっており、だからこそ二番目のタイプとして語った人々のような代替案、改定案を持っていない（持っていたとしても、完全にその種のアウトローにか賛同を得られないものであり、そんなものは最初から代替案にも改定案にもなり得ない）。


こういう人たちは、もう「日本から出ていけ」。誰も止めない。
そして我々日本人は、あなた方をテロリストとも、国家の反逆者とも思わない。
それは信念や理想、そして何より国家、国民のことを想って命を賭している人々に失礼に当たるからだ。
ただ、このように礼節を知る日本という国家だからこそ、あなた方のような者を黙って日本から見送るのだということは忘れないでほしい。


私は本当に国家のことを思うのであれば、本当に国家の象徴となるものを提案さえしてくれていれば、国旗を掲揚、敬礼しない、国歌を歌わない、或いは反対を唱えるのも良いことだと思う。ただ、その理由に、変な理屈はいらない。ただ「日本（国名が嫌ならそれも）の国家、国民をより具体的に示し、また皆が賛同し団結できるような象徴を作りました」これだけでよいのである。

国旗や国歌、或いは日本という名前を聞くだけで嫌になる人々、軍国主義を想う人もごく少数いるのだろう。それは認める。だが、そういう人でない人のほうが多いことも認めて欲しい。これは、教育がなんのという問題ではなく（今のドイツも嫌いなんだろうか、こういう輩は）。

その上で、本当に国民の為（大多数の賛同をえられることが大事である。特に、最初から相手にもされない、よもや批判までされるようなことがあってはいけない）、国家を想って（何より日本が好きでないとこの改定の仕事は出来ない）、批判なりをして欲しいと思う。