『神の愛としてのキリストの降誕』
ヨハネの手紙一4章4~21節
日本では、クリスマスがまるでイベントのようになってしまっていますが、その本来的な意味である「救い主イエス・キリストの誕生」に込められた意味を、この聖書の箇所を通してこのクリスマスに心に留めたいと思います。この聖書の4章9節で、神は独り子を世にお遣わしになりました。ここに神の愛が私たちの内に示されました、とあります。クリスマスは、神の愛の表すものであったのです。
作家O・ヘンリーが書いた「賢者の贈り物」という短編小説があります。その物語を通して、自分にとって大切なものを犠牲にしてでも、愛する相手に素晴らしいものを、持っているものをもっと輝かせるものを送ろうとした若く貧しい夫婦の話を通して、クリスマスの意味を伝えようとしたのです。神様も、私たち人間を愛しているが故に、イエス様をこの地上に生まれさせられたのです。それによって、神の愛を知って欲しいと願われたのです。
それは同時に、神様の遜りでもありました。フィリピ2章6節以下で、キリストは神の身分でありながらも、人間と同じものとしてこの地上に生まれられた、それはへりくだりであったというのです。全知全能である神が、全く無力な赤ちゃんとして生まれるというのは、遜りの極みとも言えます。
そして、ヨハネの手紙一4章10節では、私たちの罪を償ういけにえとして、御子イエスをお遣わしになったというのです。神様は、私たちを救いに導くために、ご自身を犠牲にされたというのです。イエスと言う名前は、「主は救う」という意味なのですが、マタイ福音書は、「自分の民を罪から救うためである」と記しています。
(以上、2012年12月9日の礼拝説教の要旨です)
ヨハネの手紙一4章4~21節
日本では、クリスマスがまるでイベントのようになってしまっていますが、その本来的な意味である「救い主イエス・キリストの誕生」に込められた意味を、この聖書の箇所を通してこのクリスマスに心に留めたいと思います。この聖書の4章9節で、神は独り子を世にお遣わしになりました。ここに神の愛が私たちの内に示されました、とあります。クリスマスは、神の愛の表すものであったのです。
作家O・ヘンリーが書いた「賢者の贈り物」という短編小説があります。その物語を通して、自分にとって大切なものを犠牲にしてでも、愛する相手に素晴らしいものを、持っているものをもっと輝かせるものを送ろうとした若く貧しい夫婦の話を通して、クリスマスの意味を伝えようとしたのです。神様も、私たち人間を愛しているが故に、イエス様をこの地上に生まれさせられたのです。それによって、神の愛を知って欲しいと願われたのです。
それは同時に、神様の遜りでもありました。フィリピ2章6節以下で、キリストは神の身分でありながらも、人間と同じものとしてこの地上に生まれられた、それはへりくだりであったというのです。全知全能である神が、全く無力な赤ちゃんとして生まれるというのは、遜りの極みとも言えます。
そして、ヨハネの手紙一4章10節では、私たちの罪を償ういけにえとして、御子イエスをお遣わしになったというのです。神様は、私たちを救いに導くために、ご自身を犠牲にされたというのです。イエスと言う名前は、「主は救う」という意味なのですが、マタイ福音書は、「自分の民を罪から救うためである」と記しています。
(以上、2012年12月9日の礼拝説教の要旨です)