日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

そこらへんやねん、そこらへん。

2005年11月07日 | 夫との日々
夫の会社の人で、今日から三日間、大阪へ行かなければならない人がいると言う。

「そいつが遅刻魔でなぁ。電話して、
起こしてやることになってん」
と、夫。

「そう。じゃあ、頑張って起こしてあげてね」
と、私。

「いや、だからねだからね。起こしてほしいねやんか」
と、夫。

「え!?あたしが?その子を!?」
「ちゃうやん。その子を起こす僕を」

というわけで、起こしましたよ。
朝五時前に。

     ★

「Yさん。Yさん……。起こしたよ。起こしなよ」
うとうとと、私。

「う゛ん……」
うとうとと、夫。

畳の上を、
ワイパーの如く手を伸ばして揺らす夫。

「……あ、あれぇ?あれれぇ?」
やがて、がばっと起き上がる。

「なによぉ。はよかけぇや、電話!」
ちょっといらちになる私。

「ケータイがない!忘れた!」
と一気に目が覚めていく夫。

やがて、背広を着始めた。

「あれ?ちょっとでも二度寝するんじゃなかったの?」
と、言ったら、

「ケータイ車の中に忘れたから、電話でけへん!」
と言って、慌ててる。

あほちゃう……と思ってしまう。

結局、
大阪へ行かなければならない、
いつもより早く起きなければならない子が、
いつもより早く起きれたかどうかは知らない。

が、夫はいつもより早く出て行った。

「そこらへんやねん。そこらへん」

と、
支店長に言われている口癖だと
教えられてから、
私も口癖になりつつあることをつぶやいて、
再び、二度寝。

そして、目覚ましのかけ直しを忘れ、
ウォーキングどころか、
お昼近くまで寝てしまった私……。

そこらへんやねん、そこらへん。

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