マネキンの仕事。今日は、試食ではなく、くじ引きの。
ペコちゃんでおなじみのメーカーで
(ってなんでスケスケなのに隠してるねん・笑)。
300円以上のそのメーカーのお菓子を買ってもらった人に、
くじ引き箱の中から、
ペコちゃんのマスコット人形が入った、
キャラメル箱程度の大きさの箱を、
くじとして引いてもらう。
その箱の内側に、
青のシールが張られていたら、
ペコちゃんのハンドタオル、
赤のシールが張られていたら、
ブリキのおもちゃが大好きだという、
北原さんも欲しがりそうな、
40~50センチぐらいの、
ペコちゃんの首ふり人形が当たる
(それ以外は、キャラメル箱の中のミニミニペコちゃんを持って帰ってもらう)。
くじ引き箱は、午前分と午後分とふたつあり、
それぞれに、青3つ、赤1つが、入ってあった。
あとは、ハズレの箱が沢山。
★
9:30開店。
しばらくすると、そのスーパーの品だしの人が、
話しかけてきた。
「一等はなんですか?」
「ペコちゃんの首ふり人形です」
「あ、それいいな。仕事終わったら、お菓子買って、狙いますね」
「はい(笑)がんばってください」
「それまで、当たらないようにしといてくださいよ」
「あははは」
なんて、会話をした。
さて、午前12時前。
青色の箱はすべて開けられて、
ハンドタオルは、もらわれていき、
首ふりペコちゃんは、
箱の中に入れたままではあるが、
ふたを開けて、見えるようにし、
朝からずっと、
広告塔の役目を果たしてくれていた。
くじの箱は、あと9個となった。
くじには興味のないご婦人が、
300円以上お買い上げ。
「あらま。いいのかしら」といいながら、
欲もなくくじを引いた。
でました。箱の中に「赤」シール。
「あらま!いいのかしら!」と言われながらも、
どうぞどうぞと持っていってもらう。
が、心では、ちょっと泣いた。
残りの箱は、
ミニミニペコちゃん人形のみが入った、
ハズレばかりであと8個。
「ウリ」がねぇ~。
店の人と話し合った結果、
もう12時から休憩へ行くことにした。
うぅ……、ここで休憩を取ってしまうと、
1時~6時まで立ちどおし。
午後からはお客も少ないと聞いているし、
終わるまで、時間が長く感じるだろうなぁ……。
(※普段は1時から休憩を取るのです)
なんて思いつつ、がっくりした休憩を取る。
★
1時になって、午後からのくじを持って、
売り場へ。
すれ違いざまに、また、品出しの人から(朝とは違う人ね)
声をかけられる。
「2時とか、3時とかに、ペコちゃん持っていかれると、
辛いですねぇ」
「そうですよねぇ……。ハンカチじゃ、目を引かないですもんねぇ……」
「でも、ま、大丈夫ですよ。午後からは人少ないと思うし」
「それはそれで、時間が過ぎるの、遅くなるから、
それもイヤなんですけどね~」
なんて言って笑いあう。
確かに、1時からのお客さんは、
そんなにいなかった。
20分にひとり、くじを引くか引かないか、
ぐらいになった。
だから、3,4人目だったと思う。そのお客さんが来たのは。
「赤」の当たりを引くお客さんが来たのは。
「えぇ!!!!これ、持って帰っていいんですか!!!!」
と、女性のお客さん、驚く。
「えぇえぇ。よかったですね!おめでとうございます!!」
と、笑顔で答える私。
もちろん心で泣いて。
思わず時計を見た。1時55分だった。
まだ、くじの箱は、沢山あった。
恨めない。お客さんの今日の運勢。
広告塔の役割を果たしてくれていた、
午後からのもう一体の首ふりペコちゃんの箱を、
そっとふたして、お客さんに渡す。
ハンドタオルには悪いけど、
「ウリ」がねぇ~!!ここから6時までのくじ引き。
★
ペコちゃんが行ってしまったことは、
瞬く間に、スーパーの店員さんの中を駆け回って行ったらしい。
朝の品出しの、
首ふりペコちゃん狙い宣言をしていた人が、
また、現れた。
「ペコちゃん、当たってしまいました……」
と、いうと、
「らしいね。聞いた」と答えられた。
「どうやら、午後にあたった人は、
ここのパートの女性だったみたいだね」と続けた。
えぇ!?なんだって!?
どおりで、スーパーの人たちの中で、
すぐにひろがるわけだ。
「ホントですか!?」
「うん。だから、
あたりはあたりとして、とりあえず今日一日だけ、
ペコちゃん借りといて、
明日渡すっていうことにしたらよかったのにね」
と、さらっと言った。
「……、ほ、ほんまや」私は絶句した。
あぁ、それはそうしてほしかったなぁ……。
だって、ポスターの表示を見て、
「ペコちゃんの人形は?」と聞かれると、
「もう、当たったんですよ。今はこのハンドタオル……」
と、言いかけたところで、
「しょぼ」
と言い捨てて、立ち去る男の子。
「ハンドタオルはいらんわ」と、
笑って立ち去る主婦……。
午後からは、ホント悲しかった。
まぁ、終わる前の5時45分ぐらいまで、
ハンドタオルは粘り強く頑張って(?)
残り続けてくれたけど。
やっぱ、ペコちゃんと比べたら、
持って生まれた「華」って奴が、
残念ながら、ないからねぇ……。
くじ運のいい皆さん。
こういう推奨販売を見かけましたら、
できれば、
時間帯を見計らってから、当たるようにしてください(無理!)。
ペコちゃんでおなじみのメーカーで
(ってなんでスケスケなのに隠してるねん・笑)。
300円以上のそのメーカーのお菓子を買ってもらった人に、
くじ引き箱の中から、
ペコちゃんのマスコット人形が入った、
キャラメル箱程度の大きさの箱を、
くじとして引いてもらう。
その箱の内側に、
青のシールが張られていたら、
ペコちゃんのハンドタオル、
赤のシールが張られていたら、
ブリキのおもちゃが大好きだという、
北原さんも欲しがりそうな、
40~50センチぐらいの、
ペコちゃんの首ふり人形が当たる
(それ以外は、キャラメル箱の中のミニミニペコちゃんを持って帰ってもらう)。
くじ引き箱は、午前分と午後分とふたつあり、
それぞれに、青3つ、赤1つが、入ってあった。
あとは、ハズレの箱が沢山。
★
9:30開店。
しばらくすると、そのスーパーの品だしの人が、
話しかけてきた。
「一等はなんですか?」
「ペコちゃんの首ふり人形です」
「あ、それいいな。仕事終わったら、お菓子買って、狙いますね」
「はい(笑)がんばってください」
「それまで、当たらないようにしといてくださいよ」
「あははは」
なんて、会話をした。
さて、午前12時前。
青色の箱はすべて開けられて、
ハンドタオルは、もらわれていき、
首ふりペコちゃんは、
箱の中に入れたままではあるが、
ふたを開けて、見えるようにし、
朝からずっと、
広告塔の役目を果たしてくれていた。
くじの箱は、あと9個となった。
くじには興味のないご婦人が、
300円以上お買い上げ。
「あらま。いいのかしら」といいながら、
欲もなくくじを引いた。
でました。箱の中に「赤」シール。
「あらま!いいのかしら!」と言われながらも、
どうぞどうぞと持っていってもらう。
が、心では、ちょっと泣いた。
残りの箱は、
ミニミニペコちゃん人形のみが入った、
ハズレばかりであと8個。
「ウリ」がねぇ~。
店の人と話し合った結果、
もう12時から休憩へ行くことにした。
うぅ……、ここで休憩を取ってしまうと、
1時~6時まで立ちどおし。
午後からはお客も少ないと聞いているし、
終わるまで、時間が長く感じるだろうなぁ……。
(※普段は1時から休憩を取るのです)
なんて思いつつ、がっくりした休憩を取る。
★
1時になって、午後からのくじを持って、
売り場へ。
すれ違いざまに、また、品出しの人から(朝とは違う人ね)
声をかけられる。
「2時とか、3時とかに、ペコちゃん持っていかれると、
辛いですねぇ」
「そうですよねぇ……。ハンカチじゃ、目を引かないですもんねぇ……」
「でも、ま、大丈夫ですよ。午後からは人少ないと思うし」
「それはそれで、時間が過ぎるの、遅くなるから、
それもイヤなんですけどね~」
なんて言って笑いあう。
確かに、1時からのお客さんは、
そんなにいなかった。
20分にひとり、くじを引くか引かないか、
ぐらいになった。
だから、3,4人目だったと思う。そのお客さんが来たのは。
「赤」の当たりを引くお客さんが来たのは。
「えぇ!!!!これ、持って帰っていいんですか!!!!」
と、女性のお客さん、驚く。
「えぇえぇ。よかったですね!おめでとうございます!!」
と、笑顔で答える私。
もちろん心で泣いて。
思わず時計を見た。1時55分だった。
まだ、くじの箱は、沢山あった。
恨めない。お客さんの今日の運勢。
広告塔の役割を果たしてくれていた、
午後からのもう一体の首ふりペコちゃんの箱を、
そっとふたして、お客さんに渡す。
ハンドタオルには悪いけど、
「ウリ」がねぇ~!!ここから6時までのくじ引き。
★
ペコちゃんが行ってしまったことは、
瞬く間に、スーパーの店員さんの中を駆け回って行ったらしい。
朝の品出しの、
首ふりペコちゃん狙い宣言をしていた人が、
また、現れた。
「ペコちゃん、当たってしまいました……」
と、いうと、
「らしいね。聞いた」と答えられた。
「どうやら、午後にあたった人は、
ここのパートの女性だったみたいだね」と続けた。
えぇ!?なんだって!?
どおりで、スーパーの人たちの中で、
すぐにひろがるわけだ。
「ホントですか!?」
「うん。だから、
あたりはあたりとして、とりあえず今日一日だけ、
ペコちゃん借りといて、
明日渡すっていうことにしたらよかったのにね」
と、さらっと言った。
「……、ほ、ほんまや」私は絶句した。
あぁ、それはそうしてほしかったなぁ……。
だって、ポスターの表示を見て、
「ペコちゃんの人形は?」と聞かれると、
「もう、当たったんですよ。今はこのハンドタオル……」
と、言いかけたところで、
「しょぼ」
と言い捨てて、立ち去る男の子。
「ハンドタオルはいらんわ」と、
笑って立ち去る主婦……。
午後からは、ホント悲しかった。
まぁ、終わる前の5時45分ぐらいまで、
ハンドタオルは粘り強く頑張って(?)
残り続けてくれたけど。
やっぱ、ペコちゃんと比べたら、
持って生まれた「華」って奴が、
残念ながら、ないからねぇ……。
くじ運のいい皆さん。
こういう推奨販売を見かけましたら、
できれば、
時間帯を見計らってから、当たるようにしてください(無理!)。