ゴンザの本棚

とりいそぎ、ブログ人から引っ越してきました!

食いつなげ!

2011年01月05日 21時13分47秒 | 食・レシピ

食いつなげ!
年末に帰省した際、冷蔵庫の中を、ある程度片付けてしまった。そのため、今週末の休日まで、食べるものがない・・・てなことを、昨日、職場で話したところ、今日の朝、机の上にメモとともに煮物が!

あけましておめでとう

2011年を食いつなげ!!

そして・・・生きのびよ!!

にゃおこ母さん!あなたのおかげで、ゴンザは、取りあえず、今日一日を生き延びました!ありがと~っ。

私もたまには煮物を作るけど、せいぜい、素材は二つくらい。大根と昆布、とか、蕪と鶏肉、とか。

にゃおこ母さんの煮物は、イカ、里芋、大根、椎茸、人参、蒟蒻が炊き合わされていた。栄養たっぷり。味もしっかり染み込んで、とても美味しい。にゃおこさん、毎日、こんな手の込んだご飯作ってるのね。すごいなあ。

私も、もう少し、自炊率を上げなくては。そして、2011年を生き延びるのだ!!


歩いても歩いても

2011年01月05日 00時45分19秒 | アート・文化

歩いても 歩いても [DVD] 歩いても 歩いても [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2009-01-23

2008年 是枝裕和監督作品。

今まで何回か見てるんだけど、今回、お正月映画としてTV放映されていたのを録画して、もう一度観た。
やっぱりすごかった。

田舎に住む老いた父と母。
都会に住む息子と娘。
それぞれが家族を連れて帰省する。
たぶん、誰もが自分の家族を思い出すであろう、そんな、日本のありふれた一家の、ありふれた夏の一日を淡々と描いている。

親子、夫婦、姉妹、嫁姑。
人間関係が丁寧に切り取られている。
人間関係がリアルで怖いくらい。

その人間関係を通して見えてくる、若さと老い、生と死。

何度見ても、胸が痛くなる。
この映画の老夫婦(原田芳雄、樹木希林)を見て思い出すのは、田舎に住んでいた祖父母だ。
おそらく、あと10年くらい経ったら、父母を思い出すのかもしれない。

その一方で、共感してしまうのは夏川結衣が演じる嫁だったりする。
他人の中で、意識的・無意識的な周囲の悪意を感じつつも、笑顔で嫁としての役割を演じ続け、疲れて部屋で休んでるシーン。
家でも、社会でも、多かれ少なかれ、こういうことってあると思う。

原田芳雄も、夏川結衣も、阿部寛(息子)、YOU(娘)も、それぞれ名演ですが、樹木希林の演技がものすごいです。
普通のやさしいおばあちゃんの、心の底に潜む押し殺した思い、狂気。
この人は、大女優だ!

そして、本筋とは関係ないんだけれど、お料理シーンがお気に入りです。
音が!美味しそうなの。
枝豆をざーーっと、ざるに茹であげて、じゃっじゃっと湯を切る音。
茗荷をじゃくじゃく、と刻む音。
とうもろこしの天ぷらを揚げる時の、パチパチとはねる音。
たまりません!!

あとは、濃いピンク色の百日紅が、要所要所に効果的に使われているのもお気に入り。
鮮やかで美しいんだけれども、田舎の夏の暑苦しさ、人間関係のうっとうしさをも表現しているような気がする。

録画してあるので、また観ると思う。
でも、ちょっと苦しくなるので、少し、間を置いてからにしよう・・・・。