2ヶ月くらい前から怖れていた人生初の人間ドック。
尿検査と血液検査は毎月のように受けているし、CTやらMRIやら大腸内視鏡やらマンモグラフィーやら、年齢の割にはかなり検査経験は多い方だと思うのですが、胃検診は初めて。
私があまりに「怖いよー」と騒いでいたので、職場でも格好の話題にされておりました。
昨日は「明日、いよいよだね♪」「大丈夫だよー」「私、この前の人間ドックから調子悪くてさー」「胃カメラはリラックスすること!」「涎が出ても、大丈夫、みんなゲーゲーやってるから」「あそこのセンターは食事が美味しいよ」「ひょっとしてもう緊張してる?顔がひきつってるよ」etc.etc.・・・。
励ましているのやら、怖がらせているのやら。・・・たぶん、楽しんでるだけだと思う。。。
というわけで、行ってきました。
検査内容は次のとおり。
■基本検査■
問診 診察(聴診器、乳房触診) 身体計測 尿検査 血液検査 血圧 心電図 胸部X線 肺活量 胃カメラ 眼底 眼圧 視力 聴力 超音波(甲状腺・頸動脈・腹部・乳腺)
■オプション■
腫瘍マーカー(血液検査) 骨密度 頭部MRI 肺CT 子宮頸部細胞診
で、結果です。
すごいですねー、たいていの検査結果は午後には出てしまいます。
そして、医師が丁寧に説明してくれました。
概ね良好。引っかかるだろう、と予想していたところだけ、案の定、引っかかりましたけれど。
身体計測は身長が伸びていた・・・!
私、ずっと162cmだと思ってきたのですが、163.1cmもありました。昨年の健康診断の時も163cm以上あって、測り間違いだと信じていたのですが、ひょっとしたらホントに163cm以上あるのかもしれない。今日から、公式データを163cmに変更します(笑)。
体重は、むにゃむにゃ。痩せよう・・・でも無理、これから味覚の秋だというのに!!
眼底・眼圧・視力・聴力はいずれも正常。
視力も良くなってるかも(笑)
右1.2 左1.5 矯正視力ですけど。
尿検査も問題なし。
循環器系は、緊張している割に血圧がかなり低め(96/61)でしたが、心電図は問題なし。実際に波形を見せてもらいましたが、規則正しく綺麗に脈打っていました。
呼吸器系は、肺活量の検査を初めて受けました。私、絶対に肺活量は少ない、と思いこんでいたんですが・・・さらに、胃検診の麻酔で口が少し痺れた状態だったため、全然大きく吐き出せた感じがなかったのですが・・・なんとまぁ、基準値を大きく上回っておりました(笑)。
肺活量:3920、%肺活量(実肺活量/予測肺活量×100):130.3%・・・。力強い呼吸だ。
さらに胸部X線も問題なし。オプションで受診した肺のCTは、後日結果が送付されますが、ぱっと見たところ問題なさそう、との医師の見解。
リウマチのお薬の副作用で間質性肺炎や気管支喘息、結核等のリスクを負っている身ではありますが、今のところ、至って元気な肺でございます。
頭部MRIもオプションで初めて受診してみました。
結果は後日ですが、こちらも大丈夫そう、とのこと。
よく「ぼーっとしている」と言われますが、脳の問題ではなく、性格の問題のようです。
オプションの骨密度検査も初検査でしたが、問題なし。前腕で測定。
リウマチに関連して骨粗鬆症も心配していたのですが、正常でした。
ただ・・・結果表に書いてある0.486という数値が何を示しているのか不明。普通、70%とか80%とかって出ますよね?単位も、基準値も書いてないのでどう判断してよいものやら。A判定(異常なし)だから、悪い数値じゃないんだろうけど。
怖れていた胃カメラは、思ったよりも平気でした。
敢えて言うなら、麻酔を喉に溜めて3分間、というのが辛かったかな。何度も飲み込みそうになってウグッとなりました。
胃カメラ自体は、げーげーすることもなく、割とするすると。
自分が今、どういう格好をしているのか、を客観的に想像すると情けなくなりますけど。
ただ、胃って、ちゃんと感覚のある臓器なんですね~、中に入っちゃえば何も感じないのかと思っていたのですが、何か入ってる、動いてるーーっという感じがしっかり判りました。
結果は上々。
4週間くらい前に人間ドックを受診してきた職場の上司は、ポリープがあるとか、潰瘍の跡があるとか(←無自覚、自然治癒したらしい)、散々言われて落ち込んでいたのですが、私は十二指腸も胃も食道も非常に綺麗だって♪
私も一緒に画像を見せてもらったのですが、確かに綺麗なピンク色でつるんとなめらか~異常なし!でございました。
もう一つ怖れていたオプションの婦人科検診(子宮頸部細胞診)は、2度目の受診なのですが、思ったよりも・・・辛かった(笑)
前回受診時よりも短時間であっという間だったのですが、その分、痛かった。時間×痛みの積は一定、ということか??
その後ずっと痛いような気がするのは・・・多分、気のせいだと思うけど。痛いのは胃のあたりだから(笑)精神的なものかもしれない。
何度受けても、この検査は、めげますね。
結果は後日送付。
超音波検査は、甲状腺、頸動脈、腹部(肝臓、胆嚢、脾臓、腎臓等)は異常なし。
乳腺は左右共に繊維腺腫あり。
まぁ、これは前から判っていましたし。1.5cmくらいなので、まだ問題ないそうです。2cmを超えると精検となるそうですが、病気としては5cmを超えなければ大丈夫なんですって。
ただし、毎年検診を受けて経過をみること、その際、今回の結果を持っていき、大きさの変化等を良く調べてもらうこと、マンモグラフィーではなく、超音波で診てもらうこと(マンモの方が写りにくいらしい。確かに、以前もマンモでは判らず、エコーで判明した)、と指導されました。
引っかかったのは、血液検査。やっぱりね。
白血球数:3100(基準値3600~9300)
チモール:8.8(基準値0.1~8.1)
GPT:62(基準値4~39)
チモールとGPTは肝機能の数値です。ちぇーー、この日のために、1ヶ月、アルコールを絶ったというのに(おかげで、私のドック後に設定された飲み会が2件ほど・・・笑)。
それでも、白血球とチモールは、誤差の範囲内だから気にすることない、と言われました。
GPTは、リウマチの薬の影響かも知れないから、次回、リウマチの診察の際に主治医に結果を報告するように、と指示をいただきました。
それから、リウマチ関係。
RA:51.4(リウマトイド因子。基準値30.0以下)は、まぁ、こんなもんかな。
CRP:0.026(炎症反応。基準値0.300以下)はきっちり基準値以下を死守。それにしても小数点以下3ケタって、すごい高精度だなぁ。
ほんとは、他に大腸の便潜血反応検査があったのですが・・・事情により採便できず、パス。2週間以内に持っていけば無料で検査してくれるそうなので、気が向いたら受診してみようと思っています。家から近いことだし。(車で5分、徒歩でも15分くらい)
最後には保健師による生活習慣指導。
始めに記入した質問票に、私は馬鹿正直に答えたところ・・・運動やら食事やらすごい量のアドバイスが書かれた診断結果を手渡されました。「肉の脂身は残すこと」「魚は2日1回は食べること」「大豆製品を毎日食べること」「1日30分以上歩くこと」「1日1万歩以上歩くこと」「夜12時には寝ること」etc.etc。
運動不足は自覚しているけど、運動が大嫌いなので、改善意欲はゼロです。最初の問診時に「運動指導を希望しますか?」と聞かれましたが、「いいえ、必要ありません」と断りました(笑)
でも、改善目標として、最低3つ、取り組む項目を選べと言われ・・・しかたなく選んだ項目は次の3つ。
「食べるときはよく噛んで腹八分目と言わずに七分目を心がけましょう」
「肉か魚を毎日1回は食べましょう」
「野菜を毎食摂るようにしましょう」
・・・できるかなぁ。無理だろうなぁ。
それでも、帰宅時にスーパーに寄って、野菜と秋刀魚と豆腐を購入。
さて、全体の感想としては。
センターは明るく清潔で、気持ちよく受診できました。
ただ、人間ドックというのはこういうもんなんでしょうけれど、何十人もの人が機械的に次々と受診していく様子は・・・ベルトコンベアに乗った「モノ」みたい。その分、検査は素早いし的確ですが。
また、スタッフや保健師さんはとても親切で感じが良かったです。
そのほか、感心したのは、食事。
婦人科検診以外の検査は午前中に終了し、ガラス張りの明るい食堂でお弁当をいただけるのですが、それが豪華で美味しいのです。
温かいご飯とお味噌汁は、ちゃんとお茶碗とお椀で出てきます。
さらにデザートがつきます。
さらにさらに、自由にコーヒーも飲むことができます。
すばらしい。
空きっ腹に染み渡る美味しさ・・・。
隣の席に座った人は、「ここの食事が美味しいから、人間ドック受診したの♪」と言ってました。
私も、次回の人間ドックもこのセンターがいいなぁ。職場で勝手に受診機関を指定されるのですが、他の病院だと、スナック1袋とか、売店の券を与えられて終わりらしいです。
それから、昼食後、結果が出るまでの待ち時間に健康教室に参加できるのもいいですね。
本日開催の教室は、バランスボールによるエクササイズと、足のマッサージの2つでした。
私は後者に参加。今日からお風呂上がりに足をモミモミします。
以上、ドキドキの人間ドック初体験記でした~。