9月18日の朝日新聞で某大学の先生で音楽評論家として知られる某氏が西村朗さんの死去を坂本龍一氏と並べて書いているのをみて仰天した。しかも西村氏を映画で言うと黒澤明、坂本氏を小津安二郎になぞらえている。ちなみに朝日新聞の紙面構成では、すぐ隣に某評論家がご丁寧に小津安二郎について、全然違うことを書いていて、そちらの方がよっぽど小津について正しい理解に基づいて書いていたと思うので、悪意があるのかと思うほど某評論家は恥ずかしかったろう。
それはさておき、いくら依頼原稿とはいえ、例えば朝日の編集委員の吉田純子氏はあれでいいと思ったのだろうか。それであれば編集委員としての役割を果たしていないと思う。
あまりにもひどい文章は朝日の名のもとにのせるのはどうなんだ?と思うほどのひどい文章だった。9月17日に白石美雪氏と沼野氏の切々と語る追悼番組を聞いた後で、この文章を読まされて、なんとも言えない気持ちです。