ゴンダル年代記

ようこそおいでくださいました。エミリ・ブロンテがひっそり書きためたゴンダル物語のようにこっそり書きためます!

欲望の翼

2022-07-31 20:19:59 | 香港映画

その女といた (ヨディ)

ここがこの映画のいいところ。マギー・チャンかカリーナ・ラウか。 スーかミミか。

ヨディ(レスリー・チャン)はどっちをより好きだったか?

かっこつけずに書けば一番知りたい。

脱げよ、彼女のスリッパだ。(ヨディ)

この場面も好き。

こういう項目について、男性にきいてみたら、いやきいてみなくても答えはわかる。

どっちも好きだったんだよ。

ひとついえるのは、カリーナ・ラウのミミも、レスリー・チャンのヨディも、ダンスができる。 ミミはダンサーだし、ミミがかえったあと、一人で音楽をかけて踊り始めるヨディ、いいね。

むかし「蒼ざめた馬」という本を読んだのね。

主人公が手の届かない女に苦しい恋をしながら、すっかり手に入ってしまった女にうんざりしている場面。

たしかこんなモノローグだった。

かつて、彼女は王妃のように僕に身をまかせたのに、今では愛の乞食のようだ。(記憶)

ヨディの手の届かない苦しい恋の相手。それは、フィリピンにいる本当のおかあさんで、王妃のように身をまかせたのに云々の恋の相手が、スーとか、ミミになりますね。 育ての母との間柄にもちょっとだけ、恋に近い香りがあると思う。わからないくらいにだけど。

それにしても「楽園の瑕」のキモとなる、「愛していると言わなかったから(彼と決別して兄嫁となった)」という台詞は、弱いと思う。「大英雄」の「愛していると3度言え」は好きだけど。笑える。