新しい年を展望するのは容易ではありませんが、奥武蔵から東京を展望するのは簡単です。この季節、空気が澄み切った日に「丘の上公園」に登ればよいのです。
丘の上公園は、日高市の西部に位置する横手台団地のすぐ西にある「永田山」の中腹に造られた高台の公園です。
入口から続く長い S 字型の急坂を登りきると、眼下には住宅団地が広がっているのですが、目を遠くにやると、この公園の展望範囲の凄（すご）さが分かります。
北東の地平に筑波山。東に大宮駅とさいたま新都心のビル群。そして、目の前の小高い多峯主山（とうのすやま）を境に、右手に開けるのは、東京です。南東から南西にかけて、山越しに、東京の大パノラマが途切れることなく展開しています。
新宿の都庁舎、パークタワー、オペラシティー。奥には、六本木ヒルズ、田町駅前のNEC本社ビルまで見通せます。そこから右（西）方向へ向かって、いくつもの高層ビルが連なっています。渋谷・中野あたりかとも思われますが、私の知るビルがないので、確証が持てません。さらに右（西）へ行くと、西東京市の電波塔「スカイタワー西東京」が見えます。この電波塔の直下には「FM西東京」のラジオ局があり、私もかつて仕事で番組に出演したことがあります。
さらに右（西）方向に目をやると、やや近場に大観覧車が見えます。これは東京に境を接する所沢の「西武園ゆうえんち」のようです。遠景はしだいに、高層ビルが少なくなり、建物が山の陰に隠れるようになりますが、稜線を辿ると突然、いくつかの高層ビル群が現れたりします。南の方角ですから、国分寺、立川、八王子にかけての眺めなのでしょう。
東京の山の手から西の多摩方面まで、これほど広範囲に東京を展望できる場所は、そう多くはないと思います。もっと高い山に登れば、もっと良好な展望が得られるに違いありませんが、実際には、山頂に樹木があったり、目の前に近くの山が迫ったりして、案外、こういう場所は少ないようです。
見える場所やビルの名前が分かれば、もっともっとこの大パノラマを楽しめるのですが・・・・・。
（展望写真は、コンパクト デジカメのズームで撮影しています。遠景は必ずしも鮮明ではありませんが、展望をお楽しみいただければ幸いです。）
（写真上）© 「丘の上公園」入口の看板
（写真上）© 東に見える大宮駅周辺。左の輝く高層ビルは、ソニックシティー。
（写真上）© さいたま新都心。左端の右上がりの屋根は、スーパーアリーナ。
（写真上）© 南東に見える新宿。左の双頭のビルは都庁舎。中央右の三角屋根が段状をなす白いビルはパークタワー。右端の高層ビルは、オペラシティー。（奥に見える一番高いビルは何だろう？）
（写真上）© 左端はオペラシティー。左奥に六本木ヒルズ。ヒルズの右奥に並ぶ３つのビルの右端は、形状からして田町駅前のNEC本社ビルかと。中央から右にかけては、残念ながら私が知るビルはありません。
（写真上）© 渋谷・中野の辺りでしょうか？ 定かではありませんが。
（写真上）© 重なる山並みの向こうに、東京の区部（左）から市部（右）への風景がワイドに広がります。中央のとんがりアンテナのある高い電波塔（黒い塔の左奥の塔）が、スカイタワー西東京です。
（写真上）© 中央右に見える巨大な観覧車は、所沢の西武園ゆうえんち。その向こうは、東京です。
（写真上）© 南方向。山の稜線上のビル群。多摩地域でこれだけの高層ビルが並ぶのは、どこなのでしょう？
（写真上）© ややズームアップして南方向 。板状の高層ビルが一棟。右の四角い鉄塔は何？ どの辺りなのか、見当がつきません。
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