今回取上げるクラシックレンズは Exakta マウント マクロ 4cm f3.5 です。これは世界初のマクロレンズの Kilfitt-Makro-Kilar D 4cm f3.5です。ヨーロッパのオーストリア隣接の小王国リヒテンシュタインで創業した光学機器メーカー Kamerabau Anstalt Vaduz 社の 1955 年生産のものです。 なお、Kamerabau Anstalt Vaduz 社はその後独逸のミュンヘンに移り、社名も創業者のKilfittに変更し、その後米国のZOOMAR社に売却されました。この個体はリヒテンシュタイン製の珍しいものを米国から中古で取寄せたものです。

デジ一眼用変換アダプターは前回と同じ物を使い、上が撮像素子CCD搭載のOlympus E-300 に、下が EOS X2 に取付けたものです。

レンズ先端周りのゴム環ヘリコイド回すと、内部鏡胴の中から先端部レンズに付いたヘリコイドが更に出てくる仕組みで約2倍程繰り出量で、流石珍しい機構のマクロレンズです。

後玉周辺にMade in Liechtensteinリヒテンシュタイン製刻印され白ペイント施されています。

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