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無気力な怪獣オタクの日常

趣味関係の近況報告をしていきたいと思います~
フィギュア塗ったり作ったり様々です!

無気力野郎の模型製作記:古代怪獣フルドネラ その2

2025-05-31 22:03:25 | 日記


前回に引き続き、フルドネラの製作記です。
今回から塗装に入っていきます。


今回の塗装の方針としては、フルドネラの全身ロッドパペットの茶色と、アップ用のハンドパペットのグレーっぽさの間を目指します。

陰影を簡単にできるように今回はグリザイユ画法を使用。

グリザイユ画法の詳しいやり方はこちらの動画をご参考に。
↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/DeXI5odsF0E?si=d0GaUzHD0dsJFehv

ベースは茶色、マルチホワイトとグランドブラウンでウェザリングという手段で攻めていきます。あとからグレーのヒダヒダがつきます。



ずいつも通りフィニッシャーズマルチプライマーと黒サフを全体に吹きます。これ塗膜強い。サフの上から水性ホビーカラーのホワイトをひたすらドライブラシ。モノクロカラーやるぐらいの気持ちで。



ベースに使ったのはMr.カラーのウッドブラウン。先ほどの下地に吹き付けるとこうなります。あまりわかりにくいかもですが自然と陰影作れてておっけです。お試しに実践してみたけど、次からはこれやろう。



そこから水でシャバシャバにした水性ホビーカラーのオリーブドラヴ2をスポンジでポンポン軽くスタンプ。本当軽くのせるだけです。ポンポンポン…とランダムに。
一旦ラッカーのつや消しクリアーでサラッとコートします。



次にウェザリングカラーのグランドブラウンをひベチョベチョ。そしていつも通り拭き取り。

ここの段階は、ほんと資料と見比べっこなので完全に比率とかじゃなくて感覚です。


そしたら次は発光部位。
発行しているのは後ろ足、中、首の渦模様。
水性ホビーカラーのホワイトで模様をなぞるように筆塗り。その上からMr.カラーのオレンジを、下の白を少しだけ残しつつ緩急をつけてランダムに吹き付け。その上からクリアーイエローを軽く吹きます。

この模様、複雑すぎてマジで分かりませんでした。楽しいからよし!

ぽわぁ…っとやさしく輝いてるイメージです。
ここまでできたら、大きい翼を接着。



固定だけさせて、ヒダヒダの植毛に移ります。ひたすらピンセットとシアノンで。ちまちまと植えます。

________________
このあと体力尽きて寝ました。寝起きすぐ、マルチホワイトでウェザリングをしてまた水性ホビーカラーのオリーブドラヴをスタンプしたんですが目の前のこと集中してて撮影してませんでした…。

ゴメンネ



そうしてたった3時間の睡眠による眠気に勝ち、完成したのがこちら。



海の森の王は、自分を殺しに来る若者を待っている。

____金枝篇。







改めまして
ディーラー:トムトムバーガー
原型師:トム様
古代怪獣フルドネラ
MM9
monster magnitude(2010)

これにて完成でございます!目指したのはプロップですが、それとは別で朽木のような質感も目指しています。




暗いライティングで撮った発光部位。
なんとなく、やりたかったのってそういう色味ねっていうのが伝わったら嬉しいです。

フルドネラはドラマ版MM9の大トリを務める巨大怪獣です。樋口真嗣監督が監督を務めた最終回、怪獣という存在に神々しさを感じる非常に美しい描かれ方がされてます。原作の黙示録怪獣クトウリュウまではいかずとも、神話的存在のMM9クラスの怪獣らしい、最終回に至るまで登場した怪獣達の中でもずば抜けて特殊な存在として演出されていたなぁと思います。

まさかガレージキットで発売されるとはなぁ…
ドラマ版MM9の怪獣達はどれも魅力的なんです。

シッポン、ザメゴン、メガドレイク、スカイウォーカー、そしてフルドネラ。

どの怪獣達も、ウルトラマンオーブにて魔王獣、ウルトラマンゼットにてゲネガーグ、バロッサ星人。そしてウルトラマンブレーザーでバザンガを手がけられた楠健吾先生のデザインです。

多分立体物にするとなるとスカイウォーカーとザメゴン、メガドレイクは難易度高いんじゃないでしょうか…。
でもシッポンが…シッポンが好きなんだよなぁ…自分でソフビ改造でやってみたい。
大体10数メートルの怪獣なんで、ちょうど現行のウルトラ怪獣ソフビ改造したらいい感じかも?パゴスとか。

ちなみに凄いことに、Xにフルドネラの完成ツイートアップしたら

楠健吾先生
藤原カクセイ先生
樋口真嗣監督
と、まさかのドラマ版MM9製作陣の方々からいいねとコメントいただきました!

こんなに嬉しいことないですね。気合入れて塗装した甲斐ありました!

さて、そんなこんなで!
フルドネラの老体『は』これにて完結!

は  ってことは……。




いますよ。亜成体。実はフルドネラのキットにはこのフルドネラ亜成体が付いてたのです
次回のブログでこちらの製作を載せて、本当にフルドネラの製作記は終わります。
もう少しだけお付き合いください。

ではまた!さようなら、さようなら。



















予告。


死せる定めの儚きものが、
身の程を忘れ栄華を謳う時
其は天を揺るがし、地を砕き
摂理の怒りを知らしむる。
必定たる、滅びの具現…。


ようやくのお出ましか。
こちらでは20年、
そちらでは2万年ぶりの再会だ。




久しいな、『破壊の王』よ…。





comming soon......

無気力野郎の模型製作記:古代怪獣フルドネラ その1

2025-05-26 10:12:47 | 日記
皆さんこんにちは。今回からやっとガレージキット製作記再会です。最近はソフビ紹介ばかりでしたからね。

前に告知したガレージキットを今回は製作していきます。


トムトムバーガー
古代怪獣フルドネラ

このキットは2019年の冬WFで入手して、それ以来手を付けてない状態でした(トムさんごめんなさい)。

今回やろうと思い立ったのは、同時期に入手したアヴァンガメラも完成させて、積んでいるキットを崩していかないとならないという事実があったわけで…。その中で入手した順で行けばコレだなと。当時に比べて設備はある程度整ったので取り組んだのです。

では調理開始です。


一度洗浄はしているものの、念には念を入れて今回また洗浄からやり直し。
案の定、めちゃめちゃ油出ました笑
やっといて正解ですね。

洗浄し終わってから、細かいパーツと胴体パーツを接着します。今回は先にやっておかないと多分訳が分からなくなると思ったので。

説明書を見ながら。マジックスムースを練って塗り込み。うわ絶対選んだパーツ合ってないと思っても別に今回は気にしない。そもそもがかなり複雑な怪獣なので。

この接着工程だけだとまずバランス保持できないので外からシアノンを流して硬化促進スプレーで瞬着。最高に楽!頑丈!やったね!
ある程度全部仮組みしてみたところです。
胴体と尻尾パーツ、4枚羽の外側だけ固定して足のみ脱着式にします。
大きな羽2枚は塗装してから接着します。
その方が都合がいいので。


マジックスムースが硬化したところで、気泡埋めです。ここではエポパテをよく使うのですが、今回はマジックスムースでもなくシアノンくんの出番です。

えっ!?瞬間接着剤!?って思うかもしませんが最も効率が良くて楽であることをウルトラマン・ザ・ネクストの目の補修段階で学んでしまったのです。味を占めました。

気泡が埋まるぐらいシアノンを流し込んで、硬化スプレーをシュシュッと吹いてやってカチコチに固める。余分なところをリューターで削ればあら不思議!一瞬で気泡が埋まってますの!という具合です。
ここ、エポパテやマジックスムースでやるのが1番適材適所だとは思うんですけど、自分めちゃめんどくさがりなのとお急ぎ作業なのでこの方法でいきました。
このあと念の為時間を1時間ほど置いてからパーティングライン消しに移ります。

(※戦慄怪奇ファイルコワすぎ!の口裂け女捕獲作戦見てます)
ここからはひたすらリューターで削る作業です。
ゴリゴリと削り、たまに削りながらディテールを作り出したり。シアノン部分も余分な部分を削って馴染ませ。そこからリューターのビットをドリルに変えて、足に真鍮線を刺し補強込みの脱着式仕様に。軸打ちいつも苦手なんだよなぁ……。


翌日から仕事なので、フルドネラの首上の棘をエポパテで造形して増やす作業をして、ここで打ち止めになりました。



_____________________



寝る前。
寝間着姿でティッシュを大量に引っ張り出しては破いて割いてちねりちねり。一体何があってティッシュを急にちねり始めたのかというと……。

そう。フルドネラの首や足の根元に生えている皮のようなヒダヒダ。あれを量産していたんですな。

次は塗装に入るので、フルドネラの塗装が終わったあと、シアノンで接着して水で薄めた水性ホビーカラーのガルグレーで塗る算段です。

てことで、今回はここまでになります。

次回塗装。
滅多に見れないマニアック怪獣なので、お楽しみに〜。


韓国の大怪獣『ヤンガリー』をご存知か?ソフビレビュー

2025-04-23 14:18:41 | 日記
3週間の滞在を終え、無事東京から大阪に帰還しました。

どうも自称怪獣マニア、怪獣博士の仮病です。
本日もま〜た珍しいマニアックな怪獣を紹介しましょう。

東京でとんでもない出会いしましたから。
さておき、突然ながらヨンガリという怪獣をご存知ですか?

大怪獣ヨンガリ。1967年に韓国で製作、公開された怪獣映画。韓国のフィルム会社と日本の東映が協同で作った映画で、怪獣ヨンガリのスーツをガメラシリーズの八木正夫さんが監修
特撮は大映関係者が直接関わり、ヨンガリの鳴き声にはバルゴンの声が流用されてたり何気に凄い映画ですね。

さすが大映絡みもあり、すんごい見たことある雰囲気……笑。
アリラン聞いたら踊ったり可愛い面もありながら、結末が結構悲惨ですが…。あんなやられ方嫌ですわね。もちろんDVD持ってますのでね。視聴済みです。


そんなヨンガリですが……
実はリブートされてたんです。



今度は韓国とアメリカの合作。うひー豪勢!

『怪獣大決戦 ヤンガリー』
デザインも一新……いやもう原型ないなこれ。
このジャケ写のヤンガリー、なんかガメラ大怪獣空中決戦を思い浮かべるような……
スマートかつ王道な怪獣として満を持して復活!名前もヨンガリからヤンガリーへ様変わり!アリランで踊らないぞ!
時代も進化したなら怪獣だってCGIだ!

敵怪獣もいるし怪獣プロレスもあるぞ!
これ重要だよね。皆まで言うなと。

さて今日はこのリメイク版の方のヤンガリーのソフビフィギュアを奇跡的にも入手することに成功したので早速レビューします!


中々お目にかかることございませんからね!

ソノコントイ
『怪獣大決戦 ヤンガリー』
ヤンガリー

箱ありの激レア状態です!




………これ箱の意味ある?笑
ある意味珍しいので良いんですけど。

全体的にハングル文字で、自分は全く読めないのでなんと書いてあるかわかりません。



箱を本体から分離して、まずは箱だけじっくり。






ん。わからん。でもなんとなくヤンガリーと書いてあるのだけは分かった気がする。これなんて書いてあるのか分かる方解説をお求めします。


ソフビ本体。
第一印象は、でかい。の一言。
可動箇所は少ないんですが、それも気にならないぐらいにはボリューム満点なサイズです。
約26cmはあります。やっぱでっかい!



王道なシルエットでシンプルにカッコいいですね。特に頭の3本角に鼻先の小さな角。尻尾のスパイクや肩のアーマーなどはTHE・怪獣。
こういうのが好きでしょ、みんな!笑





モールドがしっかり彫り込まれていて造形も丁寧。塗装に関しては年代が年代だしそもそも中古品なのでね。しゃーない。承知のうえで買ってるので。

ムービーモンスターシリーズと比較するとその大きさがわかりますかね?

念の為一番くじの−1.0ゴジラとも比較。
ゴジラのぱくりじゃないよ?


可動に関してはこの胴と


長い尾の付け根と

スパイク状の尾の先の3箇所のみ。
足や腕、首などは非可動です。
いいんだよカッコいいから。

という感じで、以上がレビューになります。
いやーまさか東京のまんだらけでお目にかかることになろうなんて…。
余談ですが同じ時、同じまんだらけで一緒に別の商品も買ったんです…………これなんですけど

いやごめんなさい。
流石にこれ…ここではモザイクにします…。
色々怖いわ。Xの投稿には載せてますけど。

不思議な出会いでしたよほんと。
また気になったらXの投稿でも見てください…。

それじゃあ今日はこの辺で〆!

皆さん、
見つけた化石はほじくるな!
ミサイルしゃがんでよけちまえ!
水銀コバルトカドミウム(?????)
ヤンガリー!ヤンガリー!

ですよ。(????????)


んじゃあまた今度!
さようなら、さようなら!



無気力野郎の模型製作記:次回予告 怪獣警報発令!

2025-04-18 20:59:47 | 日記
いつも見てくださってありがとうございます。


どうやらこのブログ、今年度でサ終、閉鎖されるとのことで。
あまりにも急だったんで、こういうこともあるんだなぁというのと、別のブログに移転するかぁというので…新しいブログサイト探してる最中です。

今回は珍しく次に組み上げてここに過程を載せていくキットの予告と怪獣解説をしたいと思います。かなりマニアックな内容だと思うのでご了承ください。









突然ですが皆さんは一度は思ったことないですか?怪獣が現実にいて、街を壊して暴れ回ってる世界があったらなぁ…とか。

その世界では、怪獣が台風や地震などの自然災害の一部として扱われて人間の日常生活のひとつ、地球の自然の摂理に溶け込んでたらなぁ…とか。



そんな夢のような世界…あるんです。







それが『MM9』

今は亡きSF作家、山本弘先生が執筆した本格SF・怪獣小説。


地震、台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代が舞台。

そこは、我々の住む地球とは別の『怪獣がいる』世界の地球。

有数の怪獣大国である日本では、怪獣対策のスペシャリスト「気象庁特異生物対策部」、通称「気特対」が日夜問わず日本の防衛に駆け回っている。多種多様な怪獣たちの出現予測に正体の特定、そして自衛隊と連携し直接現場で作戦行動を執り、怪獣から日本を守っている。

こんな凄い作品があるんですねぇ。
この作品の魅力はやはり怪獣が存在しているのが当たり前になっているという点。


しかも「種の存続に必要な個体数を満たしていないにもかかわらず、絶滅せずに棲息し続けているもの』を特異生物とする定義があって、そこに加えて特異生物の引き起こす災害規模を『MM=モンスターマグニチュード』で測定するという面白い要素があるんです。


災害規模はMM0〜MM9までの区分があって、
「MM0」は体積1~2.5t、身長約3m~4m前後の特異生物を認定し、ここに当てはまるものは怪獣ではなく『妖怪』として区別されます。なのでX星人やペガッサ星人なんかの宇宙人達や快獣ブースカなんかは異星の妖怪、もしくは妖怪としてカウントされます。


MM0の条件を超える質量の特異生物は基本的に『怪獣』として区別されます。
最大規模のMM9は、体積4000t~10000t、身長50m~68mの質量を持つ特異生物が該当します。



これに基づけば
『エイリアン』のゼノモーフはMM0
皆大好きなティラノサウルスはMM2
怪獣といえばのゴジラとガメラはMM9
と当てはまるわけですね。


これ、小学生の頃に知って、知らない漢字を調べながら必死に夢中になって読んでたのを今も覚えてます。朝の読書の時間、大興奮で早く続きが読みたくて仕方なくて毎朝が待ち遠しかったぐらいには大好きな作品です。










とはいえ小説ってアンタ…それ活字じゃん。
怪獣なんか字から作れるかよという話になってくると思うんですが、これまたあまり知られてないかもですがね


MM9は実写ドラマ化しています

2010年の7月、深夜枠で実はドラマ化していたんです。

しかも製作総指揮に樋口真嗣監督、各話監督に田口清隆監督&樋口真嗣監督、脚本には伊藤和典先生とまぁ本当に濃いスタッフ陣で構成されていて、そりゃもちろん………

怪獣は勿論出てきます。
純度100%の特撮です。

ドラマオリジナルの怪獣達が出てきてとても見応えあります。

今回自分が組み上げる怪獣というのは、MM9のドラマ版に登場したオリジナル怪獣です。




ドラマ終盤に登場したMM9前後の大怪獣。
古代怪獣 フルドネラ

身長:87m、体積:8,800t
初観測地:本栖湖


余裕のMM9観測の大怪獣です。
半ば老木のように乾き朽ちた体躯を持つ四足歩行の超巨大怪獣で、本栖湖の伝承の古根龍神から「フルネドラ」と命名すべきところを誤ってフルドネラと発表してしまったのでこの名前になったとか……。




このキットの原型師様は、
特撮カフェバー ぷらんたんの店主トムさん。
ディーラー名は『トムトムバーガー』。
お店にお邪魔したことがあるにしても、トムさんと直にお話したのがもう遠い記憶…。
そろそろMM9についてお話ししたいのに…。



キットを入手したのは2019年の冬ワンフェス。Twitterで見て買う決心をしたのがきっかけです。まさかフルドネラがキットになるとは…。
当時はまだ塗装がお世辞にも上手くなく、自分でも力量が足りていないのは自覚してました。
なので、フルドネラは環境が整って、それでいて自分の実力を上げてから作ろう。
静かにそう決めていました。やるなら徹底して作りたい。好きな怪獣だからこそ、立体化を望んでいたからこそ、そうしてやりたい。
それで約6年、ずっとパーツを洗っただけで置いてあったのです。

今、ようやく着手の時。

次回よりこのフルドネラの製作を開始致します。あまり知られていないかなりマイナーな怪獣なので本当に見てくれる人がいるかどうか怪しいところですが……


次回、古代怪獣フルドネラ製作記

お楽しみに!




無気力野郎の模型製作記:ウルトラマン・ザ・ネクスト(ジュネッス)完

2025-04-11 08:40:56 | 日記
さあ、これでこの製作記ラスト回です。

早速ですが、ネクストの顔です。正直顔が一番苦労してます。いや僕が不器用なだけかも。

塗り終わった〜なんて思うじゃないすか、なんかわかります?顔にマステ跡が残ってるの。
はい。早とちりして完全に乾いてないのにしたからです。マスキング。このせいでまたやり直しになります。




これは落とす前の。
なんかいや~んって感じ。

ツールクリーナーで塗料を落として奥まったところに残った塗料もラピッドシンナーで濡らした筆で拭き取り。洗面台で軽く洗ってあげて再塗装です。部屋中シンナー臭。


ダークザギ・ザ・ネクスト




オレンジ塗る前。おおっ!いい感じですね。
念には念をということでシルバーがしっかり乾いて癒着するまで少し時間を置きます。クリアーコートも忘れずに。
その時間を使って後頭部、ボディ、腕、背ビレ2つを接着してエポパテで隙間埋め。パテ部分を筆塗りでレタッチしました。


でも怖くて顔は一日中置きました。
その夜、オレンジ塗ります。クリアーオレンジ3に対してクリアーブラウン2ぐらいの割合で調色したオレンジです。

ちなみに、オレンジを塗る部位は裏側にシャインシルバーを吹いているのでエクスプラスさんがよくやってるシルバー塗装でなんちゃって発光表現ができます。これするといい色になるんです。
ザ・ネクスト(ファンキー流星マスキング)




目以外の塗装を終えた段階。
マスキングは懲り懲りですよ…。まだやるけど。



顔をはめてみた時の。
めーーーちゃかっこいい!やべ。
このあと、目を塗ります。
目はMr.カラーのクリアーイエロー3に対してクリアーオレンジ1で混ぜた色をホワイトに2滴垂らして調色した色。俗に言うクリーム色ってやつですね。
それを更に、光沢クリアーに2滴垂らして調合したクリアーカラーを時間をおいてゆっくり慎重に重ね吹き。もちろんマスキングします。
写真撮ってなくてすいません。

光を透かしてみた顔。
ウ~ン…イエローアイズ。
もちろん電飾もしますよ。

電飾する際に使うライトが届く前にボディへシャドウ吹きしました。アシムさんはエナメルを吹いていたのですが私はほぼラッカーメインでやってたので慣れてるラッカーでシャドウ吹きすることにしました。

クリアーブラウン3に対してクリアーオレンジ1の比率で調色し、多めにつや消しクリアーを添加します。
この色は、ボディやマスクのシルバー部分にいい具合になるよう目分量でバランス見ながらやります。ここはお好みでといったところですね。僕はちょっと汚いシャドウぐらいが重厚感あって好きなので。汚しを施さない分、ここでその表現をカバーします。


筋肉の繊維には、クリアーブラックを3滴混ぜたガイアノーツのEXフラットクリアー(つや消しクリアーのこと)を吹き付けました。



シャドウ吹き後。
雰囲気しっかりしてきましたねぇ!あと電飾するだけです。


我慢できずザ・ワンとツーショット。
贅沢すぎるだろう、これは。
4歳児の頃の記憶が鮮明に蘇る。

電飾についてですがこれもまたアシムさんのやり方です。ネオジム磁石の磁力に反応して点灯、消灯するLEDモジュールです。

ビット・トレード・ワンのLEDモジュール。
いろんな種類あるのでウルトラマンの目を光らせたいけど配線がなぁ…という人にもオススメじゃないですかね?
↓↓↓

ボタン電池入れて発光テストしたら両面テープとマスキングテープで角度調整をして顔の内部、目の位置に仕込みます。

そしたら………完成です!







「子どもたちは今、謎の超人に憧れを込め、こう呼んでいます。"ウルトラマン"…と」










改めて紹介します。
ディーラー:虹光工房
原型師:くろこー様・アシX様
ウルトラマン・ザ・ネクスト(ジュネッス)
これにて完成です!制作期間は2週間。



目のライトは磁石で点灯、消灯するのでオンオフの切り替えが簡単です。
消えた時、本当にエネルギー切れになったという表現に繋がるように意識して色味もバランス見てます。ほぼ目分量というか…感覚ですよねここは。


_これ以上の戦いに、
真木の肉体が耐え切れない_
「俺が死んだら、君はどうなる?」


_恐らく、真木と一緒に…
消滅するだろう……_
「じゃあ、この悪魔は?駄目だ…。
ここで墜ちるなんて、駄目だ。
俺には守らなきゃならない約束がある」


「こいつを倒すこと…それが俺の…
 ラストミッションなんだ!


ということで宿敵ザ・ワンと並べました。
この並びが、21年越しに叶うなんて…。
一番好きなウルトラ怪獣と、一番好きなウルトラマンのガレージキットを揃えられたことが本当に嬉しくて嬉しくて。
見ているだけで脳内で流れますもの。
B'z松本の『Theme From ULTRAMAN』が。

新宿最終決戦が本当にかっこいいんですよこの映画は。マジで。

くろこーさんの作られた圧倒的な造形と、もうこれしかないと言わんばかりに完璧なポーズ。
もう言う事あるとしたら感謝の気持ちですよ。本当に…ありがとうございます。


ザ・ワンの時に語りましたが、ザ・ワンは唯一バンダイからソフビが販売されてないんです。ザ・ネクストももちろん大好きだけど、怪獣大好きな僕はザ・ワンが欲しかった。
大人になってガレージキットで手に入れて、ここまで来たらもうネクストが欲しくなるのはそりゃそうで。


ネクストの30cmフィギュア欲しいと思ってましたが、素立ちよりあのポーズが欲しかったんですよ。それがまさかこんな素晴らしいキットで販売されるとは…!


最近買ったオリジナルサウンドトラックと。

いや本当にもうこれが揃ったのは僕としては奇跡みたいなもんです。
僕にとっての憧れと、思い出の象徴ですから。
墓まで持っていきます。

ちなみにこちらかなり爆速で作ったんですが、それには訳があってですね。
こちら。深海獣雷牙のリペイント記事で告知しました展示会。こちらに持参を予定していたんです。

主催の瓦礫まるさんとAresさんには、こちらの展示会でザ・ワンを見ていただいてましたし、どうせなら並んでるところ拝んでほしい。
つぶがいさんとも初めてお会いするし、どんな人なのか見てほしいしこりゃもう持ってくしかないよなと意気込んでたわけです。

結果的に好評で終わったのがすごく安心しました。POPなどもこだわって作りました。

ぶっちゃけ他の皆様が綺麗にラインナップ纏まってるのにここだけマニアックな香ばしいオーラムンムンで大丈夫かよおいと心配してました。

それでも、『うわ!ネクストだ!』『こんなキット売ってたんだ…』『ザ・ワン塗装すごい…』
『ウルトラマンかっこいいね』

こんなお言葉をいただけたのがもう本当に救われましたありがとうございます。

キヌタぬきさんに
『この並びをみるのが楽しみでした』
と言われたとき心のなかでガッツポーズです。めちゃくちゃ嬉しかったぁ!

かっこいいよね…そうだよかっこいいんだよ。
ザ・ネクストとザ・ワンは。

というわけで4回に分割しての公開でしたがいかがでしたかね?何かここはどうやったかなど制作で質問あればお答え致します。お気軽にコメントくださると幸いです。



 


『継夢との約束を守ることができたのは、パパだけの力じゃないんだ…』
「え?誰のおかげなの?」

『この大空に帰っていった…パパの友達』
「友達?」






ドリル漢さん(@DoriruotokoG)製作

『子供の頃に憧れた…銀色の流星だ


それでは、最後まで見てくださってありがとうございました。

また次回お会いしましょう。
さようなら、さようなら。