さすがにINSEADを離れると書く内容も少なくなって、また日々忙しいので更新もまばら。とりあえず日本帰国予定の8月半ばまではこのブログは続けます。
さて、書く予定リストにのっけていながら書いていないことが幾つかあるので、今日はBest Teaching Awardについて。
卒業式で僕らの代のBest Teaching Awardが発表になった。
必修科目:
Pascal Maenhout(ファイナンス)
選択科目:
Kevin Kaiser(ファイナンス)
でした。
必修科目のPascalはE1,E2クラス担当で、僕はE4だったので別の教授の授業を受けていて、Pascalがどんな感じなのか良くわかりません。でも会場のE1,E2から盛大な拍手が送られていたのでうまかったのだと思う。
選択科目でノミネートされたのは、下記3人の教授。
1.Kevin Kaiser(ファイナンス)
担当授業:Applied Corporate Finance(ACF)、Corporate Restructuring and Financial Distress(CRFD))
2.
Fernando Bartolome(組織論)
担当授業:Psychological Issues in Management(PIM)
3.
Karel Cool(ストラテジー)
担当授業:Industry and Competitive Analysis(ICA)
このノミネートされた3人のうち、僕は幸運にも二人の授業(CRFDとPIM)を取ったことがあった。ICAはKarel Coolではない教授の授業を取ったのだが、「Coolの授業はすごく良かった」と聞いたので、多分負けず劣らず良い内容だったのだろう。
僕はこのうち二人目のBartolomeに投票していた。
以前書いた通り彼の「仕事と家庭のバランス」に関する授業は、INSEADで、というよりもこれまでの人生の中で受けた「授業」と呼ばれるものの中で、最も僕に深い影響を与えたからだ。
でも、もちろんKevinの授業も、Financeを切り口として、様々な視点から企業や事象を分析し、今後のStrategyを形成するところまで考えるという内容でかなり良かったので、彼がAwardを受けるのは納得だ。
残念ながらKevinはご家族に不幸があって式場にはこられず、メッセージを学生が読み上げた。もし式場に来ていたなら、お決まりの
「Don't be a scumbag!(嫌な奴にはなるな)」と言っていたに違いない。
これら3つの授業は全てINSEADでは超人気授業で、Bidの点数は200点中60点以上行く。INSEADに来て取れるなら、どれも是非取ることをお勧めする授業だ。