昨日、1回4時間だけのプレゼンテーションスキル講習(Succeeding in Bussiness Presentation)があった。講師は、
Bain&Co.のVicePresident。INSEADの卒業生だ。授業は実際に練習をしながらやった。プレゼンを作成する際の要点は、順番に、
1.聴衆にあわせたプレゼンを作る。
2.Main Massage(Punch Line)を作る。
3.話の流れ(Story Line)を作る。
4.効果的なスライドを作る。
5.インパクトのあるプレゼンをする。
面白いなと思ったところだけ書くと、
1.プレゼンは、ピラミッド型に、30秒(エレベーターケース)、5分(Exectutive Summaryケース)、30分(Full Presentationケース)どれでも同じ内容を伝えられるように作ること。エレベーターケースとは、エレベーターの中で、目的の階に着くまでにCEOに説明しないといけないケースだ。プレゼンで時間がなくなると、残りのプレゼンを無理矢理終わらせようとする人がいるがそうではなくて、その場合は短いバージョンに切り替えると終わる。
2.プレゼンの内訳は、WordSlidesは10%、VisualSlides(絵とかイメージ図とか)も10%。DataSlidesが80%とすべき。
3.緊張しないためには、聴衆全体を見るのではなく、1人ずつの目を満遍なく一文一文話すごとに切り替えて見る。
4.声のレベルは、自分の中で1~5レベルがあるとしたら、7ぐらいで話す。声が大きいと感じても、聴衆は大きいと感じない。
5.聴衆から見てスクリーンの左に立つ。言葉が左から右に書かれているため、聴衆の視点(FocalPoint)が行ったり来たりしないですむ。
6.聴衆の視点は、2つとする。スクリーンと自分。従って、ポインターやペーパーなどは持たずプレゼンをする。ものを持つと、視点が増えるから、聴衆の意識が分散する。
この講師自体が、かなり効果的にプレゼン、授業を行っていた。講師自身がよく緊張する方だと言っていたから、ここに至るまで相当努力したんだろうと思う。プレゼンは、努力8割・慣れ2割、なんじゃないかと個人的には思っている。
最後にグループで課題を45分で検討して、1人が代表して、激しくコメントする聴衆役のグループの前で6~8分のプレゼンを行う。実際にプレゼンするグループは抽選で2つ選ばれる。練習になるかと思ってプレゼンターに立候補してみた。
抽選であるグループが選ばれ、そのグループは結構うまくやっていた。それよりも何よりも具体的に資料の中身をよく検討して、激しい質問にもちゃんと答えていた。うちのグループはプレゼンの体裁にばかりこだわって、中身の検討がものすごくおろそかだったので、僕は最初のグループのプレゼンを聞きながら、質問にも答えられないし、プレゼンの内容もかなりいまいちだなと、すごくあせった。このままだとまずいなと思ってたら他のグループがあたった。正直あたらなくて良かった。もう一つのチームもよく資料の内容を検討し、かなりレベルの高いプレゼンをやっていてびっくりした。うちのチームがあたっていたら、どうなっていたことか、、、、
授業後に、議論の進め方をReviewし、体裁にばかりこだわって、中身の検討がおろそかになるのをどうするかについて少し話しあった。