毛むくじゃらなシアワセ

ワンコ(ケアンテリア)とキャンプ 料理と日々のことなど

見送るということ

2012-06-06 10:33:49 | ごえママ

 永らくご無沙汰しておりました。更新していない間も見に来て下さったみなさま、ありがとうございます。




 昨年より体調を崩していたアーニー父が 5月14日にとうとう天国に旅立ってしまいました。
 何度入院しても、少しずつ元気になり退院していた義父だったので
 きっと義父は不死身だ!なんて思っておりました。
 しかし、寝たきりになると私達が考えていたよりも早く旅立つ準備を始めてしまったようでした。
 あの恰幅のよかった義父が、古いお寺にある木像のようになってしまい
 とても悲しく、切なく、どうしてあげようもないことに涙が止まりませんでした。


 

 ごえもんとあくびのことも、かわいがってくれて
 遊びに行くよというと、ふかしたさつまいもやりんごを用意して待ってくれていました。
 私のことも、女の子のいなかった義父は照れくさそうにしながらも
 とてもかわいがってくれました。優しい、優しい義父でした。
 


 容体が急変したと連絡をもらい、駆けつけた時には
 もう義父は旅立ってしまった後だったので
 今までの感謝の言葉も伝えられず、ただただ信じられないという気持ちが
 いったりきたりするだけで、夢の中にいるような感覚にとらわれていました。



 葬儀社の方が来られると、あっという間に現実に引き戻され
 怒涛の実務が始まるのでした。
 それはまるで仕事で大きな会議の準備を先頭に立ってやることに似ていて
 段取りを決め、手配の確認と進捗状況の把握、来賓の接待と事後集計に
 明け暮れた4日間でした。
 忙しくて、悲しむひまもなく葬儀を終え
 誰かから聞いたことのある「お葬式は、残された人のためにするものなんだよ。」
 という言葉を ぼんやりと思いだしました。
 残された人が現実を受け入れ、区切りをつけるためにあるということは
 こういうことだったのだなと、妙に自分の中で納得できたのでした。
 それでも義父の部屋にある、かたずけられた買って数カ月もたたない
 介護用のベットを見るたびに、慌ててお義母さんのところに行かなくても
 もう少しこっちの世界にいてもよかったんじゃない?などと
 どうしても思ってしまう。ちょっと早すぎたとお義父さんに文句のひとつでも
 言いたいなとおもってしまいます。


 夜、ごえもん達がなにもない天井や壁を一生懸命見ていることが増えました。
 「ごえちゃん、じいちゃん来たの?じいちゃん、いる?」
 「あんまり長いことこっちにいてもダメなんだけどね~。」
 なんて、少し笑いながら話せるようになりました。
 思い出にかわるまでには、まだまだ時間がかかりそうですが
 こうやって、やっとブログを再開する気持ちになれたのも
 ある程度の区切りはつけられたのかな。

 また、ぼちぼちアップをしていければと思っています。
 皆様、これからもよろしくお願いいたします。
 

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2 コメント

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つらい時こそ笑顔が必要 (くっきぱぱ)
2012-06-16 23:47:17
お久しぶりの更新ですが、残念なご報告を聞きショックです。
いつも陽気なアーニーさんも、さぞやつらい思いをされたと存じます。
心よりご冥福をお祈りいたします。

また、このブログで笑顔が見られますように、今は一息ついてください。
返信する
くっきぱぱさんへ (ごえママ)
2012-06-19 11:03:52
いつもありがとうございます。

まだ、なんとなく夢だったのではないかという感覚の中におりますが
そろそろ今までの生活スタイルに戻っていかなくてはと思っているところです。

49日が終わったら、ごえ家らしく山に水辺にキャンプにと活動を再開していきたいです。
またレポしますので、遊びに来て下さいね。
返信する

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