8月
またおひとりさま、にはなったけど。しばらくするとまた下の階が気になりだす。うるさいのではない。音は耳をつんざかない。ドアの開閉、足音、子供の泣き声。それだけ。だから気にしなければたぶんすむのだろうけど。おじさんに助けを求める。なんとなく助けてくれる。ありがとう。
バッハのマタイ受難曲を聞くと下の階の音にイライラするような気がする。
逆に大滝詠一はリラックスできる。「A long vacation」は名盤だと思う。
って、何の話だか。
お盆だからか亡くなった人たちのことを考える。ふらっと来てはあいさつしていってくれる。父はけっこう長い間いてくれた。みんなありがとう。そっちで幸せに。
オリンピックにうんざり。テレビも新聞もその話ばっかり。何なのいったい。わたし興味ないし。
夫がいるときは夫の存在がうざい。いなくなると下の階だとかオリンピックだとかがうざい。わたしってうざいもんを発明する名人?
9月
「森の墓苑」とやらを発見。お墓なんか興味なかったけど、そこいらに散骨してくれればいいと思ってたけど、なんだかよさそうで説明会に行ってみた。わたしには子供も仕事も家も財産もない。愛する人や守りたい人もいない。この地上のどこにもわたしの居場所はない。この50cm四方の「土地」とやらが唯一、わたしがこの世にいた痕跡になる、のかもしれない。でもまだ飛びつかない。あと1年したらもう一度考えてみよう。
10月
またキレた。芸大の展覧会に行ってみたけど人うじゃうじゃでうんざり。わざわざ行かなくてもよかった。神保町の本祭りも今年は収穫なし。
11月
後半、風邪を引いて寝てた。
12月
とうとうがまんしきれなくなって、またボトックス注射。今までになく痛かったけど、効いてるからいい。
「姻族関係終了届」というものがあることを知った。これいいかも。
年賀状とクリスマスカード書き。30年来!初旬にはいつもカードをくれてた友人のが届かなくて心配したけど、ぎりぎりになって届いた。年賀状もそうだけど、これが安否確認の年頃になったってこと?
2ème année de la vie avec la retraité. Pas grande chose comme "progrès", j'ai toujours de mal. Je m'énerve facilement, pour rien, parfois la rage que je n'ai jamais ressenti m'envahit, sinon la dépression … M'habituerai-je un jour à tout ça comme qn dit qu'on finit par s'habituer à tout? mais c'est quand ce "un jour"?
今年も実家には帰らない。