忠

侍たる者、己の言動すべてに義務を覚え、その言動が導く結果すべてに対し責任を負うべし。また侍たる者、己の主君、信ずる者に対し限りない忠義を尽くすべし。

誠

侍たる者、事を実行すると言った際、それは、すでに行われたも同然を意味する。
いかなるものも、その言動を止めることはできない。侍に”約束”という概念は無く、また”約束”を取り決める必要がない。なぜなら侍にとって一度口にしたことは、必ず守られるもの。言葉で表明することと実行することは同じことを意味する。

仁

侍たる者、慈愛の精神を重んじ、あらゆる局面において同胞を助けるべし。
侍は、日々の鍛錬を通じ他の何人とも違う敏捷で強靭な存在となる。
その力は他者のために注がれ、そのような局面に出くわさずとも、自らの方法でそれを見つけ出す。

名誉

侍たる者、名誉に重きを置き、それをもって己の価値とすべし。
自らが下した決断と、それがいかに成し遂げられたかが、己の真の姿を映す。
己自信から決して逃げ隠れすることはできない。