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みそひともじであそぼ

前の人の言葉を受けて、あなたの三十一文字をコメント欄へアップ!

ちいさい春見つけた?

2006-02-13 | ■御  題■
立春も過ぎ、
ちらりほらりと春の匂いが漂い始めました。

♪ちいさいは~る~
 ちいさいは~る~
 ちいさいは~る~見ぃつけたぁ?

・・・という歌があったかは別として、
春の匂い、何か、見つけましたか?

「私に春が来たのよ!」という幸せな御連絡も、お待ちしております。

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「ハルガキタ」

そんな便りも
来なくなり

パーティ・ドレス
まだ冬眠中

----------3度目の年女詠む


雲の上の存在

2005-12-19 | ■御  題■
日暮れ時、雲の上より。


この時間に西から東に向かって飛んでいると、
まさに、夜に向かって飛んでいくことになります。

「秋の日はつるべ落とし」と言いますが、
それをさらに、早送りしていくのですね。

この日もまさに、東から西に向かって夜が、グラデーションで迫っておりました。


さて、今回は、

雲の上から下界に向かって声を掛けてみよう

じゃありませんか。

なんてったって、こちらは雲の上の存在(笑)

下々の者には手も届かないような存在?に勝手に成りきるもよし、
顔が見えないことをいいことに、密かな想いを静かに降らせるのもよし、
だれかさんに怒りを雷のごとく落としてしまうのもよし。


では、年末の言いたい放題を、どうぞ。

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蜘蛛の糸
垂らして掛かるは
雑魚ばかり

我が待つのは
子持ちのワカサギ

眠れぬ夜

2005-10-06 | ■御  題■
丑三つ時を廻りました。
草木も眠るはずですが、私の目は、パッチリです。

今日は4時前に起きねばならないのですが、

どうにも眠れないので、ここは腹をくくって、
記事上げながら、朝を待つことにします。


秋の夜長、あなたは、どう過ごしていますか?

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恋誘う
虫達の音に
囲まれて

歩く夜道に
吉原思う

食欲の秋が先に来た!

2005-09-02 | ■御  題■
「防災の日」と聞いて、ふと、思いました。

もし、何日も非常食を食べ続けたとして、


あなたは「何が食べたくなる」と、思いますか?

また、あなたの「思い出の味」は、なんですか?


非常食には、好きな食べ物を1品、入れておくと、
精神的に助けられるのだそうですよ。


あなたにとっての、そんな食べ物って???

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カスも出る
指も汚れる
腸も張る

分かっちゃいるけど
天津甘栗

2005年6-7月の殿堂入り!!

2005-08-06 | ■まる好み殿堂■
今回は2ヶ月分まとめてです。スミマセン。

暑い中、作品を並べ替えていて、
だんだんとクラクラしてきてしまいました。

恋の熱さに。

ことにようかんさんの歌を集めると、
その温度はさらに増します。

と、いうわけで、まずは、
「どうせ暑いなら、とことん熱くセレクション」を、どうぞ。

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●6号室の彼 (ようかん)

赤電話
かけて呼び出す

足音で
今日は逢えると
胸躍らせる

●今は駐車場に・・ (ようかん)

彼探す
時間も楽し
駅からは

共同トイレの
お城へ向かう

●季節はずれ (ようかん)

窓明かり
二つの影が
くっきりと

すきま風入る
部屋暖かく

●ときめく頃 (ようかん)

雨宿り
肩触れるほど
そばに立ち

雨音も鼓動の
ように走り出す

●夏 (ようかん)

夏祭り
花火の合間の
暗闇に

触れる指先
顔まで熱く

<評>この勢いで行くと、昭和乙女の歌集が1冊、出来ちゃいそう。

   年配の方が短歌ブームに乗って、「昭和乙女」をテーマに作ったらいい
   のに・・・って思ってたんですけど、どうもあちらはアカデミックで。
   若いようかんさんの方が、よっぽど万葉集な気がしました。
   
   「共同トイレ」が「お城」になったり、「すきま風」が「暖かく」
   なったり、恋って本当に魔法使いなんですね・・・。


●この季節 (ようかん)

どうしても
「万歳」できない
訳がある

人目に晒せぬ
ぷるぷる二の腕

<評>・・・と、持ち上げておいて、コレを出す(笑)
   「万歳」については後日、まとめて記事を上げますが、
   この歌は、ナーバスになりがちな話題に、笑いを吹き込んでくれました。

   それにしても「二の腕」、筋肉が付くのも落ちるのも早い!
   ここ1ヶ月で体感しました。


そして、ここからは、もうちょっとヒネた「敗戦国男子」の歌。
男の昭和って、悩ましい・・・。

●・・・遠くなりにけり (つかさ)

久々に
銭湯にゆく
下駄鳴らし

下宿と言う名の
失せしビル街

<評>ビルに囲まれて残る銭湯も、頑固。
   あえてビル街で下駄を鳴らす男も、頑固。
   「平成男」だったら、こんな意地は、張らないでしょうね。


●逢引き現場を・・・ (つかさ)

息潜め
ピントを合わす
望遠の

先の二階の
窓明かりかな

<評>なんでだろう?夏っぽい。夏の蒸し暑い中、開け放された窓を狙って、
   息を詰めた男が、見える・・・。
   よく考えると、昭和って、大らかな時代だったんだなぁ・・・。
   平成じゃ、コレ、「ストーカー行為」ですもん。

●すきま風にご注意 (つかさ)

すきま風が
ふたりの間に
しのびこみ

曇天のそら
土砂降りになる

<評>私の「すきま風」も、こちらのイメージ。
   「土砂降り」って、どんなだったんでしょ。
   涙が降った?皿が降った?(笑)

●??? (つかさ)

白々と
雪と砂糖が
混りあい

美しき嘘
ウェディングドレス

<評>「白・雪・砂糖」で、黒ですか・・・。
   最近、こういう毒のある若いモンが少なくて、
   三十路女は少々物足りなく感じております。

●無邪気なバンザイ (つかさ)

レストランに
始めてゆきし
幼子が

バンザイをする
日の丸ランチ

<評>この光景に微笑むことが出来ない・・・というのは、
   日本人としてのトラウマ、なのでしょうか。

   しかし、まぁ、ヒネた昭和男子も、こうして立派におじいちゃん
   ・・・なんですな。

   やっぱり、平和、なんだ。