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漫画の感想とかそんなん

コミックはコロコロが後でボンボンが前に付く

2006年06月16日 00時01分53秒 | 漫画

ボンボン。
皆さんボンボンと言うと
「ボンボン、おいボンボンだとよ!ハッハッハッハ、兄ちゃん!こんな所でボンボンなんか頼んでねえで家に帰ってSDのガンプラでもしゃぶってな」
と酒場の髭面の悪党みたいなリアクションをするかもしれませんが。

最近のボンボンは一味違いますよ。
私もボンボン派だったのですが、Vガンが終わる位で買うのをやめまして。
それ以後は単行本をちょくちょく買うにとどまってたのですが。


去年辺りから、にわのまことの漫画が載りだした辺りから。
猛烈な勢いで雑誌の色が変化。
一時期、チャンピオンREDが核実験場と言われていましたが、
それを上回る混沌っぷり。ある意味ボンボンらしいと言えばボンボンらしいです。

 

で、今載ってる漫画。

コンブのかみやたかひろによるへろへろくんはまだやってますよ。まだ。
御童カズヒコの漫画もやってたのですが今月で打ち切り。
あと再録で天才バカボンもやっておられます。
そして騎士ガンダムのほしの竜一の漫画も今月から。

真島やリベロの武田のにわのまことによるデルトラクエスト。
これはアニメ化されるみたいですね。原作付きとしてもめでたいです。
んで天空の覇者Zやストーンバスターの宇野比呂士。
中華一番の小川悦司。
ボーイズビーの玉越博幸。
RAVEの真島ヒロ。

昔からの、と言っても世代が違うんで少し馴染みが薄いんですが。
SDガンダムフルカラー劇場、ドクターマリオくん、
一式まさとの武者番長風雲録、藤異秀明のUMA大戦ククルとナギ。
そして今月からじゅきあきらの海の大陸NOA.+。
ダイナミック太郎のおジャ魔神山田くん、藤原としひろのIDATEN翔。
やまにのぼるのとびだせターパン辺りは実にボンボン向け。悪くないです。特に山田は。

 

と、ここまでは、小川悦司や玉越博幸なんかはマガジン臭が強いのですが。
まあ、ボンボンに載っててもそんなにおかしく…ないと言えますよね、たぶん。

 

 

ですが最近になって、まあ、なんと言うか。
特色あるというか、雑誌カラーと全然違うというか。
そういう連載が増えてまして。


WHAT’Sマイケル、柔道部物語の小林まこと。

ハートカクテルのわたせせいぞう。

ゴンの田中政志。

大東京ビンボー生活マニュアルの前川つかさ。

よしえサン、気分は形而上の須賀原洋行。

 

まあ、そんな。講談社の都合が透けて見える布陣が敷かれておりまして。
雑誌の対象年齢と明らかに違う人間が言うことではないですがね。

 

 

ま、しかしながら、今月号は480円。
中々に読める内容で、特に損も感じてないです。
デルトラが100ページと雑誌の6分の1がにわのまことだったりしますが。
デルトラもにわのまこと的ギャグが無いものの無難に面白いです。
子供向けということもあってか正道、王道的漫画が堂々と描かれており、
大きなお友達が読んでも楽しめるが嬉しいですね。

 

そんな中でも異彩放ってるのが異色バトル漫画、ククルとナギ。
主人公ナギがネコ耳スーツですからね。
あとセリフ回しが異様に熱い。

「遅いよヒーロー!!!」
「キサマ…ククルをどうした!!?」
「お姫様はぁ眠りの森でお休み中だよォ。ぐだぐだぬかしたいことがあるならァ」
「ここまで昇ってきてから言えよぉ!!!!」

「頂上にいるヤツはあとは墜ちるだけだッ!!!僕がそこからたたき墜としてやるッ!!!」
「ここが頂上だと!!?ヌルいことを言うなァ!!!私はまだまだ昇りつめるッ!!!」
「なにをおおおおおおおおおお!!!」

と、今月のナギとテスカお兄様ですがやたら熱いです。あと黒い。
ナギ君、主人公ですが平気で死ね死ね殺す殺す言います。
その辺は同作者のデビルチルドレンを読んだ方はお分かりになると思いますが。
あとバトルが少し荒木っぽい。先月は鉄球。今月は手のひらからの弾丸。
だがいい、それがいい。ギャング風に言うとそれがベネ。

 

天使のフライパン、ダイナクロア、武者番長。
小林まことのガブリンもふつーにおもしろいのですが。いや、小林まこと絵のパンチラはいらないけど。

 

異色というなら巻末の天才バカボン。
友人の家にごちそうを食いにいうパパが、
ハジメとバカボンに勝った方を連れていくと戦わせ、
ハジメを抱えて投げて地面へ頭から叩きつけるバカボン。

お呼ばれされた妻と夫の家は子供がいない代わりに夫は犬を、妻は鳥を溺愛。
犬を苛めたガキを半殺しにして足をへしおってやったと話す夫。

ごちそうを待っている間に、妻が飼っている鳥を踏み潰すパパ。
そしてそれを言いつけようとする夫の犬を止めるために叩き殺すパパ。

ごちそうの用意ができたとパパ達を呼びにきて、
変わり果てたペットの姿を確認する夫と妻。
そしてペットの死を悲観して自殺する夫と妻のニュースを知るパパ。
だがそれを聞いて
「ほんとうの子どもを殺してもへいきな親がいる世の中なのだ。すこしは見ならうといいのだ」
で終了。

これ、幼年誌に載せちゃいけない時期の赤塚先生の漫画じゃありませんか?
バカボンらしいと言えば非常にバカボンらしいのですが。

子供向け(と思われる)のデルトラで始まり、バカボンで終わる雑誌。
いやあ、本当に混沌としててボンボンは今素晴らしい雑誌です。

 

来月は読みきりにホラー漫画家の犬木加奈子…

すげぇ!ボンボンすげぇ!超つえー!

んでその最強なボンボンの公式ページhttp://bombom.kodansha.co.jp/home/main.html

強いのにもほどがありますとも。


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2 コメント

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コミックボンボン (きゃの十三)
2006-06-17 22:31:07
はじめまして

確かに最近のボンボンのカオスっぷりには、

毎月、ワクワクするものがあります。

カラーページもまだボンボンが

コロコロと同じサイズの頃より少なくなってるし

幼少(?)誌なのに萌漫画があるしと・・・



しかし今週のボンボンは、

最近のあの事件を指してるような気がします
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RE:コミックボンボン (goo ID gnb111)
2006-06-18 17:37:11
はじめましてこんちは



萌え漫画自体は問題ないんですけどねー。

お色気漫画はボンボンでも過去に色々とあったし。

でも、萌え漫画用の人材として玉越を持ってくるのが。



これまでボンボンでは瞬間最大風速で

他の雑誌の追随を許さないほどの萌え値を

はじき出してきた漫画が多数ありましたし。

サービスカット以外に魅力がないんでは

ボンボンでは役不足(誤用)もいいとこだと思われ。
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