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漫画の感想とかそんなん

Sジャンプ

2006年06月28日 21時41分53秒 | 漫画

スーパージャンプの14号
袋とじはふたりエッチの人の夫婦交換
別に交換する必要がないというか
短いんだから期待するのもあれなんですが

これを先に読んじゃうと王様の仕立て屋を読んだ時に
物凄い台無し感に襲われること請け合い
本誌を一通り目を通した後にせっかく買ったんだからと
しぶしぶ開けてよかったと思いました

巻頭カラーが男塾、暗いよ狭いよ怖いよー
目が赤い=泣き虫=子供の頃のトラウマ
素晴らしき宮下の三段用法

ジョジョキャラ並の洞察力を見せた煌鬼ですが
超能力とかあっても宮下漫画でトリックバトルは無理ですね
そこが実に男塾的でいいのですが

 

で、今号はリンかけのギリシアの最強さに恐怖したり
仁の池田屋話と幕末の始まりに凄いドキドキしちゃったり
HOOKの見え見えの展開と安いトリックに高橋ゆたかがもったいないと思ったり
マガジンでやってたMIQといい、なんで投資漫画の綺麗事は
あんなにも鼻につくのだろうと少し考えてみたりと

全体的に面白い漫画が多いのですが
その中でも王様、きらら、バンパイア

 

 

王様の仕立て屋は香水、鼻(ネ)の調香師の話

鼻の人と言えば、ギャラリーフェイクでその能力の高さが広まったと思います
同時に人間性も疑問視されてスメルフェチ
まあ、あんな変態じゃなく、ちゃんとしたおじさまなわけですが

やっぱり展開が妙です、この漫画
調香師のおじさまが老いた麒麟よろしく
自分の傲慢さを悔いて退場しそうなもんですが

回りまわって、誰も損せず誰の面子も潰れずにまとめちゃったんだから
こういった話で理不尽感や憤りを感じさせない話の丁寧さを
毎回毎回保っているのは職人芸と言ってもいいと思いますよ

 

フランスと言えばのナポレオン香水話も面白かったですね
ナポレオンと言えば
大陸軍が強いって?当たり前当たり前当たり前ー!
俺はフランスの皇帝ナブリオ・ブォナパルテだ!
的な市民に向かって釘と実弾ぶっ放すナポレオンが頭に浮かびました

ラストにナポレオンの小噺を持ってこずに
ジラソーレ社の内紛→織部とマダムロスタンの会話で締めれば
1巻の硬派な雰囲気な終わり方だったんでしょうが
三人娘の食事とナポレオン下話で締めるのが実に大河原遁
あえて堅い流れを崩すからお気楽に読めますし
たまにやるから渋い話が物凄く光るんでしょうね、たぶん

 

 

トラフグキターなきらら、というか坂巻の仕事
河豚の調理免許までもっているますます万能臭い坂巻

というか、調理シーンを見せるためだけに目の前で河豚さばいて
実際に使うのは3日前にさばいて寝かせた河豚の身

河豚さばいた意味ないじゃんという思いも
「なんね、ここまではフグの免許ば持っとるただの自慢やなかね」
との亀の的確な嫉妬突っ込みもどこかへ行っちゃう

見開き男前河豚石塔返し―!

坂巻だけでなく、河豚まで目を逆立てて男前になるという豪快さ、すげぇ
坂巻が握るネタは鰤や蛸等なんでも男前度がアップするからすげぇ

 

そしてザクさまの私怨に満ちた解説
あくまで坂巻を見下し、煮キリの味を変える坂巻に対し
前回のシャリの味変化で叩かれたことをいまさら持ち出してまで叩く徹底さ

朱雀様、前回のバトルから全然成長していないよ
前回の敗北も「審査員代えて勝負すれば俺が勝つって、運が悪かったよドンマイ」
位にしか思ってないんじゃないかって位の小物臭さ

ワールドスシバトルのアメリカ辺りの尖兵にやられ
控え室で息絶える役が回ってきそうなほどの
凄まじい噛まれる犬臭が漂ってますよザク様

 

 

急展開で面白くなりそうなのがバンパイア

前回の面白くなりそうな急展開の時は
マリアがハッスルして直接の関係がないヤクザを皆殺しにして
とっとと一人でどっか山奥へ行っちゃった訳なんですが

 

これまでのゲップが出るほどの昇平とマリアのまぐわいが
ようやく実を結んだ回ですね、あーちゃん発言の物凄いカタルシス

あーちゃんがどんだけマリアを慕ってるかを知っていて
マリアとの関係を昇平は続けていただけに
あーちゃんの裏切りもそんなに酷い物じゃないように思えました
これまでの話で感情移入できるというか、好感が持てるのは
昇平より篤彦の方だったんでどうしても篤彦寄りで見てしまうんですが

 

好きな女を命懸けで守るという点と、自分が生きる為には他者も殺すという点で
狂四郎と昇平、マリアに共通点があると思えるんですが
昇平とマリア、この二人を狂四郎ほど好きになれないのは何故だろう

昇平がマリアに惚れているというより、肉欲に溺れているだけに見えちゃったり
マリアの初期の思惑はまさに色仕掛けによる懐柔だったり
あっさり結ばれまくっている点で
北海道に着くまで仮想現実の中でしか会えなかった
狂四郎と志乃を見ていた時の様な見方が出来ないのかなー


殺戮にしても人間とは他種であるマリアは迷わず殺しまくるからなー

 

自分の中では、あまり魅力ある主人公と思えなかったマリアと昇平なんですが
マリアがコモンセンスに奪われ、昇平がリベンジ属性を持つとなれば
面白くなりそうな感じに思えるんですが
それもこれからの展開次第ですが、期待感が膨らみますね

場合によっては40話近く使った壮大な前振りになるかもしれないのか
コモンセンスとの協力態勢も万全だし
一気にクーデター後の世界までいっちゃったりするのかなー
と今後が楽しみなバンパイアでした


月曜日

2006年06月27日 00時11分42秒 | 漫画

ネウロの超面白さと耳雄さんの超強さに満足して
いつもの様にコンビにでスピリッツ買ってきたわけですが
ネウロの人は凄いですね超ハイセンス

 

さて今週のスピリッツ

ホムンクルスが久しぶりの再開で、吉田戦車の殴るぞが完


戦車の4コマはフロマンガがあるのであまり寂しくないですが
今度があるならぷりぷり県みたいな短ページ物の漫画がみたいですね
私はぷりぷり県が戦車の漫画の中では一番好きですよ
最終回が本当に綺麗なんで
しかし、殴るぞも失速気味だったんですが、ギャグ枠なら他に切る物あるよね
具体的に言うと3名とアフロと団地とじみへん以外

再開したホムンクルスは最初からホムンクルスばりばり
前は名越の過去話ばっかでつまんなかったし
というか、この漫画は名越に絡んでくれる伊藤がいてこそではないかと
名越一人だと延々と自己内描写なんで、そういうわけで来週の伊藤襲来に期待

他に今週気になったのは
・丑嶋さんの凄い上司っぷり
・田西の凄い男っぷり
・小津先生の凄い男じゃないっぷり
・バンビは料理作ったらやっぱり面白い
・根津のナチュラルなはぶられ具合に心が痛む
・無理だよ田中

 

で、今週はというか今週もアグネス仮面

いい時代のプロレスはファンも良かったんですね
DMCの観客くらいのノリの良さ
楽しみ方が分かる客を相手に出来るのはプロレスラー冥利に尽きるんでしょうね
その状態に客を持って行くのもいかにも虎嶋チックというか猪木チック

アグネスの試合をしょっぱいといい和清と真正面から組む虎嶋
虎嶋の「来い」はやっぱり最高
この漫画はやっぱり猪木至上漫画

和清を手四つで組み伏せるシーンはvs金村を思い出しますが
結局誰が安藤をぶん投げることになるんでしょうかね
このまま虎嶋が投げても構わないですが
和清相手にヤセ我慢しながら正面から組んで痛烈に投げ飛ばす
アグネス仮面、というか山本仁吾の図も見てみたい

アグネスが再び仮面を被るのか、それとも脱いで戦うのか
安藤jrはプロレスを覚えることができるのか
団体戦は、帝日はどうなるのか

いろいろと見所満載で最高に熱い展開なのですが
あと2週で終われるのかしら


まだ見てーなー冬か来年頃にアグネス仮面2をやってくれないかなー
桜警備の面子の中にアグネスマスクが出てきて
たまにプロレスやってくれたりしねーかなー


今週の鵜飼さん

2006年06月24日 01時27分17秒 | 漫画

今週の鵜飼さん。は出番ありませんでした、残念。
満太郎ともども1コマも出番なし。まあ、満太郎はまだいいや。

前回に引き続き蝶野と桃子のケーキ大喰いバトル。


見開きで野武士姿の蝶野とくノ一姿の桃子。
バックに舞うショートケーキ。
「幻惑食法!邪道くノ一見参!!!」


煽りものりにのってます。すげぇ。

まあ、案の定というか当然というか、敗退する蝶野。
喰ってる途中で表情を崩しまくるのは勿論のこと。
相手の食事法を気にして自分のペースを崩す始末。
錠二さん、何教えてらしたんですか。

邪道喰いに敗れた蝶野はともかく、
普通の野試合に敗れた鹿猫。

「こ…これが野試合の恐ろしさか…!!」
「……養成所の訓練が何の役にも立たねえ事がわかった……」

もうなんというか全然駄目駄目なTFFメンバーとその養成所。
新人育成部門はまるで駄目だし、実力者の鵜飼には逃げられるし。
実は錠二はわざとやっていてラスボスは邪道喰いもこなす錠二とかの伏線かしら。

邪道喰いの前に敗れた蝶野らが満太郎の様にリベンジするかどうかですが。
罠にハメられた満太郎と違って、素で実力負けだからなあ。
しまも鹿内と猫田はおそらく一般人に。

喰いワンで雪辱戦に挑む三人を見てみたい気持ちはありますが。
OKFFを破った後に残るのがTFFだとすると、プロ化には疑問が残るなー。
満太郎の復讐はTFF内にいては果たせなかっただろうし。

最終的には両方とも満太郎がぶっ潰して終わりそうだなー。
来週は錠二の話っぽいからTFF側の言い分が聞けそう。
個人の大喰い選手としてはともかく、スカウトや指導方面の株は随分下がっちゃったなハンター錠二。


ウルジャンプ

2006年06月21日 21時49分09秒 | 漫画

前は立ち読みだったんですが、あらーきが移ってからウルトラジャンプを買う日々です。
前半200ページ以降に載ってる漫画はほとんど読んでないんで、
コストは悪いんですけどね。

 

と言うわけでウルトラジャンプ、というかあらーきー、というかジョジョ。

久しぶりとなったレース勝負。
Dioが無駄だ無駄ァァァッと叫ぶ三人だけのレースも今月で決着。

ノミらしき物を恐竜化させるDioの壮大な小技も鉄球で捻じ伏せジャイロが一応の勝利。
勝ったものの納得していないジャイロに、
Dioのなんらかの企みを(おそらく前の世界のうんざりするほどの因縁から)
なんとなく見抜いたジョニィという図は面白いですね。

今回の三人レースではほとんど負けてて、ジョニィ株が暴落かと思ったのですが。
一応、なんとか面目は保たれかな。ほとんど何もやってないに等しかったけど。
小技に気付けなかったけどなんか勝ったジャイロの方がかっこいいけど。

 

Dioの馬が再起不能とジャイロが言ってますが、絶対恐竜馬になって復活するよね。
または恐竜Dioが馬をかついで走るか。

今回Dioは予め近づくなと警告してたんだから、
魂レベルでDioを警戒しているとはいえ、問答無用で爪鉄砲ぶっぱなしたジョニィと、
鉄球を直にぶつけてきたジャイロは酷いと思い少しDioに同情。

 

後半はスイませェんの人との決闘。
もう本当に凄いペースで決闘してるジャイロとジョニィ。

近づいてくるスティール婦人に女は厄いと警戒するジャイロと、
ホットパンツを思い浮かべ偏見的だと反論するジョニィ。
この辺は女性との経験の差ですね。余裕のありあまるジョニィ。
スティール婦人に会ってもやたら攻撃的なジャイロ。

 

雨水を固定してキルバーン的な見えない刃状にするスイませェん。
というか死を覚悟しきっているので最初からシリアスモードでスイませェん無しで挑んでくるブラックモア。

ド覚悟を見せるブラックモア相手に、
固定された雨の中、肉体が傷つくのを一切躊躇わず鉄球をぶん投げるジャイロ。
5部ギャング並に後先を考えない信念の入りっぷり。

使命に殉じたブラックモアもかっこよかったのですが、
それを物ともせずに上を行くジャイロ。
もう紙面から臭い立つほどの男臭さ。

男の世界以降のジョジョは絶好調にもほどがある熱気漫画。

 

んで、最近あまりずっと役に立たないジョニィがパーツゲット。
部位が部位だけに、歩き出してもおかしくないですね、ジョニィ。

というか歩けない設定なんて脊髄見るまで忘れてた。だって彼ら逞しすぎるんだもん。

というかDioに受けた傷も、モアに受けた傷も。
もう大体治ってるし。
ゾンビ馬とかマジいらない。

 

 

ジョジョの後に載ってるのは男と猫と馬の世界の皇国の守護者。
ジョジョ、皇国、バイオメガと並ぶ素晴らしき構成。

猫に対し何ら対策を持ってない状態で挑むバルクホルンが男すぎ。
魔王笑顔を浮かべる男に向かう騎士。
新城、まるっきり悪役ですね。
敵の軍服着たり、焦土作戦やったりとまるっきり悪役だけど。

漆原も大分戻ってきて、兵も減ってきて。
いよいよ煮詰まってきた騎兵との戦闘。

原作読んでても続きが気になるんだから、上手いよなあ、本当に。

 

で、来月のウルトラジャンプは諸星大二郎の読みきり。
本当に一部がやたら濃い雑誌ですね。


美味しんぼのうつ病話

2006年06月19日 20時07分42秒 | 漫画

先週のスピリッツ28号の『美味しんぼ』、「究極の料理人"春編"」より
うつ病の話が取り上げられております。

 

過去にイジメ、末期癌、狂牛病対策といった問題にも取り組んできた美味しんぼ。
実際にうつ病で悩み、苦しんでいる方がいることを踏まえると、
たかが漫画と言えども難しい題材であります。
はたしてこのうつ病という題材にどう決着をつけるのか。
関心が集まる所であります。

うつ病というデリケートな問題を、いかに描き、いかに表現するのか。

漫画という媒体である以上、言葉だけの引用では、
曲解、誤解が生じる可能性があるため画像の引用を用い、
この美味しんぼが描くうつ病問題に関し考察してみたいと思います。抗議が来たら即撤退の構えで。

 

先週(スピリッツ06年28号、美味しんぼ572話)より

 

美味しんぼに出てくる料理人岡星さん。
そんな岡星がふさぎ込み、元気が無い。
原因が分からず、途方にくれる岡星の家族達。
何か気が付いた山岡と共に病院の神経科に向かいます。 

 

  

医者にうつ病と診断される岡星。
うつ病の原因の一つとして推測されるのは仕事周りの事。
ひびが入りかけてる状態=比較的重度ではない、とも推測されます。
うつ病は病気であり、治療すれば治ると言う医者。 

 

  

増加していく自殺者数は日本でも深刻な問題です。
自殺者の3割以上はうつ病である、とも言われていますが。

確かに治療をせずに「最悪」の場合、自殺に至ることも少なくないでしょう。

心の風邪、とも言われ誰でもかかるうつ病。
過度に自分を責めることはないでしょうが。

そんな岡星を頑張れと励ます岡星さんの妻、冬美。 

 

  

頑張れは禁物、とたしなめる山岡。
うつ病の人にとって、頑張れ等の叱咤や激励は追い込むことになります。

友人を二人亡くした、と話す山岡。
過去を悔やむ山岡はうつ病に対しては人並み以上に理解を持っているのでしょう。

 

 

家に帰り、京味の西さんのお父さん、西音松さんの本を見つける山岡。
日本料理の真髄とまで評し、究極のメニューにも取り入れたいと考えていたとのこと。

会社にて、この料理を西音松さんの息子である西健一郎さんにお願いすることに。

そして岡星の店に出向く山岡。 

 

 

店も閉まっており、気を沈める岡星。
友人に弱音をこぼすも、じゃあ死ねよ、と言い返されます。

言われなくても死にますよ、といじける岡星。
死んだものとして1年命を預けないか、と提案する山岡。

 

西さんの店に向かい、西音松さんの料理が書かれた本を見せる山岡。
この料理を西さんに再現してほしい。
西音松、西健一郎の料理・春夏秋冬として究極のメニューに収めたいと話します。

そして岡星のことも話す山岡。 

 

西さんの料理で友の心を癒したいと考える山岡。
自分に出来ることがあるなら、と快く引き受ける西さん。

 

 

さっそく段取りを整え、岡星と話をつけます。

 

1年時間をくれ、と言ったのにはこういった思惑があったのです。
山岡は1年間、西さんの料理を味わうことで
岡星の心が良くなると確信めいたものがあったのでしょう。

 

 

さっそく西さんの店、京味へ向かう山岡達。
素晴らしい春の料理の数々が出されます。

 

しかし、これに劣る料理をしてきたのか、と沈む岡星。

次の料理に賭け、次週へと続くわけですが。

 

 

 

今週(スピリッツ06年29号、美味しんぼ572話)より

引き続き、西さんの料理を賞味する山岡達。

手綱寿司、菜の花の昆布締めといった手間がかかった匠の料理を出されますが。

余計に落ち込む岡星とそれを叱る山岡。
山岡の想像以上に、岡星の心の病は重いようです。

 

 

いさだの山椒煮、鯛のアチャラ押し、つくしのウニ和え、
といった華やかな料理が続きます。

これには岡星も絶賛します。

岡星の心も浮かび上がった、よくなったと見えますが。
喜ぶ山岡。しかし、

すぐにまた気を沈める岡星。
慌てて山岡が次の料理をせかします。

 

 

鯛の大徳寺納豆まぶし、さよりと京人参・大根の重ね押し、鯛のいとこ漬け、

またも素晴らしい、手間隙かかった料理が並べられ舌鼓を打つ山岡達。

 

対照的に、気を沈めるばかりの岡星。

 

 

焼き物である、オコゼの田舎焼きが出されます。
5時間も湯銭した味噌と共に炙られた肉も素晴らしいながらも、
普通は捨ててしまうハジカミの皮の和え物。

 

西音松さんの物を大事にする料理の基本を感じる岡星。
気持ちが動いてきた、向上してきたと喜ぶ山岡。

しかし、

過去を思い出し、またも沈む岡星、と山岡。

 

 

キスの鯛白子焼き、小鯛の卯の花焼き、

またも素晴らしい焼き物が続き大絶賛。
岡星も元気になったように見えましたが、

山岡の一言にまたも心沈める岡星。
ああ、むずかしいと困る栗。

 

 

椀物で勝負、と言う西さん。
心も柔らかくする椀物とは、で次回へ続くわけですが。

次回は二週間後です。

 

 

 

とりあえず、言いたいことはあるだろうと思われます。
今回は前後編や前中後編といった短期ではなく、①、②と打たれたシリーズ物。

 

山岡の友を思う心に感動した!という人も、
なんで飛沢と大阪いるのよ、関係ねーじゃん、という人もいるかと思われます。

 

しかしながら、シリーズ物。終わってみなければ評価できません。

 

とりあえず、シリーズ物ということを頭に置いた上で。

 

冒頭で、頑張れという言葉を言ってはいけない、と山岡が言いましたが。
あれは言葉通り、頑張れの言葉を言わなければいいというものではなく、
重圧をかけるな、という意味じゃないでしょうか。

早く治れ、はともかく。
なぜ治らないのか、という態度を見せるのはどうでしょうか。

そもそも、仕事が原因でうつ病になったと推測できる人間を、
仕事である料理関係でひっぱりまわすのはどうでしょうか。

そもそも、素人が医者の相談も無しに、
病人を連れまわすのはどうでしょうか。

 

いろいろ、感想が浮かびましたがシリーズ物。
春夏秋冬って、1年続くんですかこのシリーズ物。


知ったような顔してすいませんでした、と謝罪してしまうくらい素晴らしい、
うつ病に対する解答を漫画の中で出される可能性もまだまだ十分にあります。

 

そう考えると迂闊な言葉は口に出来ない次第であります。

うつ病という題材に挑んだ美味しんぼ。
どういった決着をつけるのか。
再来週のスピリッツに期待いっぱいです。