Ginza Fashion Academia

Giza Fashion Academiaとはメンズファッションの原理原則を学ぶ場、よりファッションを楽しく。

Ginza Fashion Academia 「フォーマルウェア」の第5回目が開催されました!

2017-09-10 15:03:35 | レポート
Ginza Fashion Academia 第5回目は「モーニング・コートの歴史」です。何と出石先生、生徒の皆さんの為にモーニングコートを着用し電車で来られたとのこと!



グレーのモーニング・コート。後ろ姿が美しいですね。出石先生いわく、本来のモーニングコートはもっとタイトフィットとのこと。



モーニング・コート、ほとんど馴染みがない装いではないでしょうか?唯一目にするのは結婚式。新郎、新婦の父親はモーニングコートを着用します。そして組閣のときのプレス発表もモーニングコートを着用しています。

そもそもモーニング・コートとは何なのか?皆さんが一般に目にするのは黒いモーニングコートにグレーのウェストコート(ベスト)、トラウザーズ(ズボン)は縞模様のコールトラウザーズ。1870年代にモーニングコートという表現が一般的になっていますが元々は訪問着です。当時は色も黒とは限りません。トラウザーズもまだなく、ブリーチズというスパッツのようにぴったりしたズボンを履いていました。当時の訪問時間のベストは午前中。午前中に行くのでモーニングです。

背中に二つあるヒップボタン。あのボタンは乗馬する時、モーニングの尾の部分を留める為についています。つまり訪問する時は馬に乗って行ったということです。馬車では無く乗馬していくのが英国ではかっこよかった。それに対して海を隔てたフランスでは馬車で行きました。英国では乗馬の為の服が発展し、フランスでは馬車の為の装飾が発展、その装飾にダイヤが使われるほどになっていきます。面白いですね。

詳しい講義内容は下記のブログで紹介されていますのでご参照ください。

理由があった!なぜモーニングコートは朝着るようになったのか?


今回の資料も大変興味深く、想像のつかないようなモーニングのバリエーションがいくつも掲載されています。貴重です。



さて、「フォーマルウェア」最終回は「なぜブラック·タイを結ぶのか」です。なぜなんでしょう、、、楽しみです。




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