天一でラーメン食べてたら、入り口の方から懐かしい単語が聞こえてきた。
「私ピースボートというNPOのボランティアスタッフなんですがポスターを貼らせていただけませんか?」
懐かしい台詞。
貼ったなあ私も。
お店を出ると女の子が三人でポスターを貼っていたので、話しかけた。
「私も、乗りました。ピースボート。二年前に。」
「えっ!?ホントですか?」
あ、びっくりしてる。
「うん。私もこのへんでポスター貼ったよ」
「第何回ですか?」
「第…何回だっけ?49回かな。2005年夏。」
目の前に二年前の私がいる。
21歳の自分。
「頑張ってね。楽しんできて」
「ハイ!」
彼らはこれから乗る予定で、
私は下船してもう二年経っていて、
今は別の場所で別のことをしてて。
秋は無常感に襲われます。時間が過ぎてゆくのが切なくて切なくて。ひとときひとつどころに留まれないのが苦しくて苦しくて。まあ、歩いて進んでる証ですが。
秋は、自分がきた道を振り返らせてちょこっと寂しくさせます。
昨日、夢をみました。
夢の中で私は、ピースボートに乗っていました。
空も海も青くて青くて風は透き通っていて船は海原を突き進んでいて。
夢の中の船は実際に乗ったやつより何倍も大きかったです。
その船に私は研究室の人達と乗っていて、なぜか船内でお化け屋敷を作っていました。でもお化け屋敷の仕掛けでいつの間にか甲板に出てしまい、まずいまずいと思ったけど外はめちゃくちゃいい天気。
探検好き散策好き迷い好きの私は、船の中を探検しまくることに。
動物の檻やバザール(実際はありません)、救命ボート置き場を抜けて、端へ端へ、下へ下へ降りてゆくと、船の端っこに着き、足下には透き通る海水、目前には陸地が見えました。っていうかもうすぐそこに街の気配。
もう寄港か!と驚いて再び目線を海に向けた瞬間、目の前を4mくらいのクジラがしゅっと通り過ぎていった。
ざぷーん。
驚きと嬉しさ。クジラがいる海域だ!
その場所までの行き方を頭の中に焼き付けながら階段を駆け上がる。
「クジラを見た」って知らせたいっ。
その場所への行き方を教えなたいっ。
はやく部屋に戻らなきゃ。
…あれ?でも私の部屋ってどこだっけ?5077?でもそれは二年前乗った時の部屋だよな…。
広い船の上ではみんな寄港の準備に大わらわ。
私も早く部屋に戻らないと。でも部屋の場所が思い出せない。
迷ってたら、同室の子達を発見した。
「このへんクジラがいるで!っていうか、私を部屋に連れ帰ってください。」
「もう寄港やから出発するところやで~」
言ったのは研究室のM野さん。
「え?そうなん?そっか。じゃ、降りるか。」
それでもまだ時間がありそうなので甲板で寝転ぶ。海の上なのでTシャツに短パン。ゆるい日差しが気持ちいい。
ふと足下を見ると、
太股に、毛が、生えている。
え?
なんじゃこりゃ?
1.5センチくらいの毛がまばらに生えている。
え?
…私、毛深かったっけ?
おろおろして隣を見ると、なんと、M野さんの腕にも毛が。
ええ!?
信じられない気持ちでじっと見る。目をこらして見る。凝視する。
すると毛はふっと消えた。
そうだよね。ないよね。
っと油断するとまた見える。
なんじゃこりゃ!
「どしたん?」
とニコニコ訊かれても、まさか「毛が…」とも言えず、
「ないものが見える」
「あるはずのないものが見える」
と言ったら笑い転げられました。
そこで目が覚めました。
…毛ってなに?
奇妙な夢は毎度のことですが。
「私ピースボートというNPOのボランティアスタッフなんですがポスターを貼らせていただけませんか?」
懐かしい台詞。
貼ったなあ私も。
お店を出ると女の子が三人でポスターを貼っていたので、話しかけた。
「私も、乗りました。ピースボート。二年前に。」
「えっ!?ホントですか?」
あ、びっくりしてる。
「うん。私もこのへんでポスター貼ったよ」
「第何回ですか?」
「第…何回だっけ?49回かな。2005年夏。」
目の前に二年前の私がいる。
21歳の自分。
「頑張ってね。楽しんできて」
「ハイ!」
彼らはこれから乗る予定で、
私は下船してもう二年経っていて、
今は別の場所で別のことをしてて。
秋は無常感に襲われます。時間が過ぎてゆくのが切なくて切なくて。ひとときひとつどころに留まれないのが苦しくて苦しくて。まあ、歩いて進んでる証ですが。
秋は、自分がきた道を振り返らせてちょこっと寂しくさせます。
昨日、夢をみました。
夢の中で私は、ピースボートに乗っていました。
空も海も青くて青くて風は透き通っていて船は海原を突き進んでいて。
夢の中の船は実際に乗ったやつより何倍も大きかったです。
その船に私は研究室の人達と乗っていて、なぜか船内でお化け屋敷を作っていました。でもお化け屋敷の仕掛けでいつの間にか甲板に出てしまい、まずいまずいと思ったけど外はめちゃくちゃいい天気。
探検好き散策好き迷い好きの私は、船の中を探検しまくることに。
動物の檻やバザール(実際はありません)、救命ボート置き場を抜けて、端へ端へ、下へ下へ降りてゆくと、船の端っこに着き、足下には透き通る海水、目前には陸地が見えました。っていうかもうすぐそこに街の気配。
もう寄港か!と驚いて再び目線を海に向けた瞬間、目の前を4mくらいのクジラがしゅっと通り過ぎていった。
ざぷーん。
驚きと嬉しさ。クジラがいる海域だ!
その場所までの行き方を頭の中に焼き付けながら階段を駆け上がる。
「クジラを見た」って知らせたいっ。
その場所への行き方を教えなたいっ。
はやく部屋に戻らなきゃ。
…あれ?でも私の部屋ってどこだっけ?5077?でもそれは二年前乗った時の部屋だよな…。
広い船の上ではみんな寄港の準備に大わらわ。
私も早く部屋に戻らないと。でも部屋の場所が思い出せない。
迷ってたら、同室の子達を発見した。
「このへんクジラがいるで!っていうか、私を部屋に連れ帰ってください。」
「もう寄港やから出発するところやで~」
言ったのは研究室のM野さん。
「え?そうなん?そっか。じゃ、降りるか。」
それでもまだ時間がありそうなので甲板で寝転ぶ。海の上なのでTシャツに短パン。ゆるい日差しが気持ちいい。
ふと足下を見ると、
太股に、毛が、生えている。
え?
なんじゃこりゃ?
1.5センチくらいの毛がまばらに生えている。
え?
…私、毛深かったっけ?
おろおろして隣を見ると、なんと、M野さんの腕にも毛が。
ええ!?
信じられない気持ちでじっと見る。目をこらして見る。凝視する。
すると毛はふっと消えた。
そうだよね。ないよね。
っと油断するとまた見える。
なんじゃこりゃ!
「どしたん?」
とニコニコ訊かれても、まさか「毛が…」とも言えず、
「ないものが見える」
「あるはずのないものが見える」
と言ったら笑い転げられました。
そこで目が覚めました。
…毛ってなに?
奇妙な夢は毎度のことですが。