メインルームでは、〈伊藤彰規展 「彼の故郷」へ 2013〉
を開催中です。
今回の会期はやや長く、5月1日(水)まで展示します。
11:00-18:30(最終日 16:30まで)
28日(日)・29日(祝)は12:00-17:30
伊藤彰規 氏の展覧会に対する思い (展覧会DMより抜粋)
「彼の故郷」へ 2013
大震災の後、それでも描くことができるか。
2年が過ぎて自分の中で、あるものは壊れ、あるものは変質した。
また、ある形象が繰り返し無意識に現れては、筆の動きを止めた。
もうこれまでのように描くことができなくなった。
そして、もうこれまでのように描かないでいることが
できなくなった。
「彼の故郷」へ、――
ある日、20年前に初めて抽象を発表した時のタイトルが口をついた。
ほとんど同時に、厚塗りした木製のパネルに彫刻刀で線を刻み、形を彫りだしていた。
震災と原発事故の後、「故郷」の意味も変容した。今、「彼の故郷」へ、という言葉を胸に
自ら描くことの原点を掘り起し、見つめ直したいと思う。
――― 伊藤彰規
伊藤さんの新境地となる展覧会
ぜひご高覧ください!