自己正常化への道 対人恐怖症、視線恐怖症、会食恐怖症、正視恐怖症が治った男のブログ

対人恐怖症・視線恐怖症が治った男のブログ。超腕利き心理セラピスト岩波英知先生(ありがとう!)の自己正常化プログラム体験記

人間関係での失敗とトラウマこそ神経症の元凶

2007-04-23 | 僕の対人恐怖症・社会不安障害が治った経緯を公開

トラウマって、ほとんど人がらみじゃ?

逆に人がらみじゃなトラウマってどんなものがあるんだろ?
思いつくまま探してみたいと思います。

地震とか災害がそうですね。火事なんかの人災もそうでしょう。
もっとも放火となら人がらみといえるかも。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)はそれらのあとに起こるものであるため、心のケアが叫ばれています。ということは、割合そういったことに世間は優しいんでしょうね(涙)

人間関係で傷ついた僕とか対人恐怖症、社会不安障害の人に、社会の人は無理解です。
っていうか、わかりっこないんだろうけど。まさになった人にしかわからない
どれだけ恐怖や不安で苦しみ続けてきたのか!
対人恐怖や社会不安障害でない人でも、ちゃっかり人間関係のもつれで苦しんだりするんだけど(笑)

僕みたいに学校でのいじめ体験がある人間は、心のケアが必要だと言っても、誰もがやっていると言えば、なかなかいないと思います。
なるべくはやく心のケアを受けた方がいいけど、僕の時はそんなものなんかなかった。
いまいじめを受けている人は、カウンセリングでも何でもいいから誰かに相談しよう!
トラウマや傷心への対処を間違うと、自分の心の中に不満や恐怖感、傷心をためていく一方です。
鬱憤が溜まって、抑圧が集積されていくだけ。

で、災害よりも人間によるトラウマのほうが、より深刻だと思うのは僕だけでしょうか?
だって、災害だったら、それと似たような経験にならなければ、とりあえずトラウマを抱えていても、まだマシだと思います(あくまで比較で言っています。どちらもつらいことですから)。

でも人間はどこにでもいるわけです。
人に対しての警戒感や恐怖感があるなかで、楽しく生きることってすごくマレだと思います。
人によっては、僕みたいに神経症(対人恐怖症とかあがり症とか社会不安障害など)になって苦しむこともあるでしょうし、もっと上の精神を病んでしまう人もいるし、薬漬けで副作用で困る人もいると思います。
人から悪口を言われただけであがり症となって、発表や会議が大の苦手となったり、社会生活に深刻な影響が出るのが人によるトラウマでしょう。

それに気軽に人に言えないし、同情されるわけでもなく、逆に「しっかりしろ!」といわれるのがオチで、八方ふさがりになりますよね。
僕はインターネットでたくさんの人が対人恐怖症・社会不安障害で悩んでいたのをみて、「俺だけじゃないんだ! よかった!」と素直に感激しました。
更に言うなら、岩波先生というカリスマセラピストがいて、たくさんの人が効果を上げていることを知って、もっと感激しました。
そのときはあらゆる心理療法や治療、カウンセリングをやってきたので、すごい人がいると聞いただけで嬉しかったです。
ということは、それだけたくさんの心理セラピーを受け手も心に響かなかったと言うことなんですが。

話はそれてしまったけれど、人の世で生きなければならない現実があります。
どんなに対人恐怖症・社会不安障害で苦しんでいても避けては通れません。
くやしいけど、これ現実なのよね。
人によるトラウマがこれほど厄介になるなんて、神経症のどん底にはまってからはじめて認識されるものだし、すぐ心のケアなんてできないのが現状だけどね。

いじめを受けてきた人は、ものすごいたくさんいます。
みんな後遺症で苦しんでいるんだなと思うと、やりきれなくもなります。

それならば、人が苦手、恐怖になるというのなら、人が得意になれば、トラウマもトラウマじゃなくなると言えると思います。
だから、コミュニケーション能力を普通レベルではなく、武器として扱えるようにすることこそ、楽しく生きられる秘訣になると思ってます。
人が怖いからだめと言うよりも、人が怖くてもどうでもいいから、人よりも優位な点、自信をもてるものを見つけることもトラウマ処理の一つになるでしょう。

僕はトラウマをしっかりみつめて、岩波先生の心理プログラムや会話の格闘術を受けて、無意識レベルから処していきました。
同時にコミュニケーション能力を高めることに全力を挙げました。
二つの方面からやっていった方が、絶対よくなる速度が速まります。
何度も言うように人の世の中で生きなければならないですから。

僕にとって、彼女ができたことというのが、非常に大きな自信となりましたし、人間関係への不安や恐怖感も反比例するように薄れていきました。
「ああ!人って思ったほど怖くないし、意外にちょろいものなんだな~」という「実感」こそが、トラウマ、神経症、人間関係のまずさから抜け出せる最大の栄養になりました! 
結構彼女ができたことで一気に症状が軽くなった人は多いです。

知り合いのメンタルマンさんのブログ『神経症克服プログラムの経験談』にも書いています。考えていただけでは自信はつかないので、自律訓練法をいくらやっても意味がないです。
自己催眠の有効なプログラムの中でやってはじめて劇的に効果が出るんだと思います。
人が怖いと思っているのは、怖い体験をしたこともあるけれど、怖いと思う自分自身にも解決しなければいけない問題があります。
だからこそのブログにしていきたいです。

まだまだ岩波先生のような達人にはほど遠いので(当たり前だ!)、僕の一生の課題は、武器としてコミュニケーション能力と対人スキルを身につけ続けることになると思います。
とってもやりがいがありますし、成長していくことの楽しみもあります。

みなさんもトラウマをトラウマでなくするために、武器を身につけた方が、劇的に効果が上がりますよ。

あがり症や手の震えを経験して苦しんで、それを乗り越えた外科医のページ

「外科医神経症闘症記」

ブログバージョンもあるようですね。更新はブログの方でやっているようです。
そのブログは上のサイトからリンクを辿っていけます。
せっかくの医者という職業が手の震えや緊張で台無しになるところだったそうです。
そうしたら、今までの人生なんだったんだってなるし、やりきれないと思います。


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