大切な人へ

大切な友人が居なくなりました。
げんめいの画集を出版してくれた阿部陽一さん。
げんめいはyoくんって呼んでました。


本当に色々なことが頭にあって、整理できないし もはや 記憶も途切れ途切れでよくわからないし、 自分の頭が感情ぐちゃぐちゃすぎてとりあえず、文章にしようと思いました。


大事な人を亡くすたびにたくさん考えます。
どんなに、毎日後悔のないように生きても、大切な人がいなくなったら後悔だらけだ。全然意味ない

何人かの大事な人が今まで亡くなりました。
私は自分自身も自殺願望があったし、本当に毎日、死と生を考えてます。
だから絵を描けているし、それを考えるために絵を描いているし、死にゆく人に伝えたいことがあるし、それを絵で伝えたいと思ってる



でも全然 だめ


結局親しい人は死んで行くし、私は何もできない。

結局 いつも自分のことしか考えてない。
自分のことしか考えられないのに、なにを伝えられるっていうんだろう



ただ会いたいです。
本当に会いたいです。
会えません。
会える時になんで、会えなかったんだろう
今更後悔しても意味ない
それも分かってる。
死を選んだyoくんの意示は受け入れるよ


まだ借りたままの本もあるし、画集ももっと頑張って売るし、
まだまだ一緒にたくさんのことをやりたかった。

でもどんなに辛かったか気づいてあげられなかった。


理由を知っても後悔だけだと思う。なんであの時こうしてあげられなかったんだ、って思われるのが分かったから 人に気を使うyoくんはあえて明らかにしなかったのかな。


短い期間の中で、たくさん話したと思う。
もちろん死についても話したし、お互いのやりたい事についても話したし、ばか話ノリで結構マジな話をしてたよ
yoくんはいつもぐちゃぐちゃ話すげんめいの話をゆっくり、整理しながら聞いてくれた。
yoくんはいつも自虐的な皮肉をいいながら和ませてくれたり、誠実に悩んでることにアドバイスをくれたり。

今思えば、私は与えられてばかりで何もしてなかった。
いつも感謝は後回しだった

yoくんのおかげで画集が出せました。
いつもみんな げんめい凄いね、って言ってくれるけど
私が凄いんじゃないんです。
yoくんが凄いんです。
yoくんと新矢くんが全部やってくれたんです。
初めて会った瞬間から、
画集を作りましょうって
硬い握手をくれて、
本当に作ってくれたのはyoくんです。
たくさんのイベントも、げんめいのために企画してくれた。

ありがとう。
遅くなってごめんなさい。

本当にありがとう。

たくさん恩返しします。頑張ります。
大きなことばかり口で言ってたのに、結局何も出来なくてごめんなさい。


たくさんありがとう。