中仙道15 おまけ
中仙道15では街道歩きのほか近隣の観光もしました。
2日目は早めに切り上げてホテルに戻り、レンタル自転車を借りて彦根城まで。
彦根城は小高い山を利用した城なのでそこそこ上りが続きます、今日は既に30km歩いているのできついと思いきやそうでもないです。
登りきるとひこにゃんがお出迎え、実物に見えますがパネルです。
1時間くらい前までいる時間帯だったようですが遅めの昼飯を頂いていたので間に合いませんでした。
彦根城には立派な天守が鎮座していました。
天守は殿様が住んでいた所と思っている人が結構多いようですが、こんな急階段の板の間で住みづらい所には住みません、天守は権力の象徴と攻め込まれたときの最後の砦的な役割をはたす建物で、彦根城の藩主の住居は表御殿だったそうです(彦根市webより)。
びっくりするほど急な階段を使って上へ登りました、62度あるそうです。
立派な梁を備えてます。
天守からは彦根の町並みと琵琶湖を望むことができます、見晴らし抜群です。
さて、3日目
この日も早めの京都入りを考え朝早くから歩きだしたので15時くらいにホテルにチェックイン。
昨日のビジネスホテルとは打って変わってちょっと贅沢なホテルにしました。
中山道旅としては諏訪温泉以来の大きなホテルでしばしゆっくり、旅の疲れを大浴場で癒して夜の散歩に備えます。本当は京都に2泊してゆっくりと京都を堪能したかったのですが、日程の都合で1泊になったので今日も30km歩いた後に更に京都観光に繰り出すつもりです。
夕方予約した豆腐懐石の豆水楼で夕食を頂いた後祇園方面へ、未だ紅葉には少し早いですが既にいくつかの寺院で秋のライトアップが始まっています、祇園の町を通り過ぎ八坂神社の脇を通って奥に進むと圓徳院。
今日は圓徳院と高台寺のライトアップ観光と行きます。
圓徳院は、「豊臣秀吉の妻、北政所ねねが晩年の19年間を過ごした地に建つ圓徳院。ねねが秀吉との思い出の多い伏見城の化粧御殿とその前庭を移築し、ここから秀吉の菩提寺として建立した高台寺に通いました。」(圓徳院webより)という場所だそうです。
ひっそりと佇む圓徳院の庭園は少し色づいた紅葉とともに美しい景観を醸し出していました。
後で知ったのですが今年は高台院(ねね)没後400年(1624/10/17)、ちょうど400年後の初秋に偶然ここを訪れた問うことに何かお導きのようなものを感じました。
圓徳院の次は高台寺、道を挟んだ反対側ですが少々長い階段を上って向かいます。
高台寺では庭を使ってのプロジェクションマッピングが行われていました、ここはプロジェクションマップを行うようになった最初の寺院との事です。最近地元の寺でもプロジェクションマッピングを始めましたが、高台寺のスケールと物語性と演出は圧巻のスケールでした。
「今シーズンのテーマは「祈り」北政所ねね様四百年遠忌を記念して、他者の幸せを祈ることで心の内面にある様々な執着から生まれる喜怒哀楽といった感情を超越し自らが救われることで「空」の世界に至るその過程を最新のプロジェクションマッピング技術でダイナミックかつ繊細に方丈前庭〝波心庭″で表現します」(PR TIMES webより)
池に映るうっすらと紅葉したもみじが美しい。
場所によってはかなり紅葉が進んでいる部分も。
京都の夜は帰り道も美しいです。
インバウンドで祇園界隈はこの時間でも大混雑ですが、この界隈はひっそりとしていてとても心地よい夜歩きができました。
最終日はゆっくりとチェックアウトをして叡山電車の[ひえい]に乗って八瀬比叡口駅へ。
ここから歩いて向かうのは瑠璃光院、
今は寺院ですがここはもともと個人の別荘として建てられた建物で山のふもとにひっそりと佇んでいます。
この瑠璃光院は春夏秋の期間限定で公開される寺院で今は秋の公開が始まったところ、しかも明日からは完全事前予約制になるのでギリギリのタイミングとなりました。
山の木々の中に佇むその寺院の姿自体も美しいのですが、ここの有名なスポットは漆塗りの机に写る紅葉の美しさ、もう少し紅葉が進むと真っ赤なもみじが机に写りこみ見事な姿を見せてくれるそうですが、少し色づいたもみじと緑のコントラストもそれは美しい姿でした。
窓から見るもみじも美しいですが、苔で覆われた庭もそれは美しい姿です。
この寺院の落ち着いた雰囲気の中、みなさま思い思いの時間を過ごされていました。
このくらいの人数がちょうどいい、明日からの人数制限を設けた完全予約制にする理由が納得できます。
写経を体験中に人数限定、特別な茶室でのお菓子付きの抹茶を頂けるコースの紹介を近くでされていたので、すかさず申し込み。丸い窓のある茶室でとてもいい時を過ごすことができました。
机に写る紅葉だけがクローズアップされますが、木々と苔の中にある石段、錦鯉の泳ぐ小さな池など山にひっそりと佇むこの寺院はとても心を落ち着かせてくれる場所でした。
叡山電車で京都市内に戻るとおもいきや、
宝ヶ池駅で下車し
観光列車「きらら」へ乗り換え。
あと二週間くらいすると真っ赤な紅葉のトンネルをこの窓の大きい電車で駆け抜けられるようですが今は緑。
でもこの電車に乗ってみたかった、指定席ではないので紅葉の時期になると人だらけでこのような写真は撮れないのでしょうね。
目的は「きらら」だったので鞍馬駅で一旦降りて駅前の天狗を見たのち再度乗車、乗るのは今乗って来た「きらら」ほんとうにとんぼ返りです。時間が有れば貴船口で降りて貴船神社も行きたかったのですが、今日一日では回り切れないので真っすぐ市内へ戻ります。
京都に戻ってからは老舗喫茶店巡りといきます、1日しかない京都観光を満喫。
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