劇団三十六計のブログ

このブログは、栃木県宇都宮市を中心に活動している
『劇団三十六計』の劇団員のブログです。

天候急変!!

2009年06月17日 | 薬物乱用防止教室
いいお天気になったこの日の公演先は、山間の比較的小規模の中学校でした。

暑さが心配されましたが、心地よい風が体育館に流れ込み、これならば、公演中にさほど汗ばむことはないだろうと安堵していました。

ところが、
準備も終わり、生徒さんが体育館に入場し始める時間になると、外では雨が降り始めました。

通り雨かにわか雨か、少し経てばおさまるだろうとさほど気にしていませんでしたが、雨音はあっという間に騒音に変わりました。
こちらの体育館の屋根は、トタン素材。
激しく振る雨は2mも離れていない人の声すらかき消すほどの大きな音。
おまけに、雷も近くで暴れだしました。

公演開始時間となり、生徒さんは全員、体育館に集合していましたが、このまま公演を始めても、台詞すら聞こえない芝居になってしまう恐れが・・・

どうしよう・・・・

と、突然落雷!!!
体育館が停電しました。

慌てている先生方。
電源は?ブレーカーは?
おたおたしているうちに、電気は回復・・・・
でも、雨音は小さくならない。

5分・・・・10分・・・・時間が過ぎていく・・・・

一か八か、公演中に雨が治まることに賭けるか、
開始時間を遅らせて、雨が治まってから始めるか、
はたまた、別の場所に移動して公演するべきか・・・・

担当の先生と戸田で相談した結果、
校舎内にある『多目的スペース』と呼ばれる、幅の広い廊下で公演を行うことになりました。

さあ!!移動!!

戸田曰く
『5分で準備できますから。』

・・・・・ええええええええ~~!!!

生徒さんがゾロゾロと歩いている廊下を、先生方と私たちで荷物を持って移動です。
衣装や私物を急いでバックに詰め込み、
セットのソファーも机もそのまま運び、
走って走って、体育館から校舎2階へ。

舞台装置の細かいチェックも、音の調整もなく、袖に置く荷物もほとんど並べ終わらないうちに、公演開始。


あとは、カン!!


結局、大きなミスもなく無事に公演は終了しました。
(さすが、ベテランの4人!!)
公演中激しく降り続いた雨は、学校を後にする頃になってようやく上がりました。

今回は、公演時間が過ぎてからの移動など、初めての経験が多々ありましたが、我々はどんな状況下でも、いつもどおりの芝居を見せる技術を持たなくてはいけないのだなと、つよく感じた日となりました。

突然の変更にお手伝いいただいた先生方や生徒のみなさん
本当にありがとうございました。