藝〇座(Geimaruza・ゲイマルザ)

東京藝術大学・音楽学部
邦楽科(日本舞踊専攻)
卒業生による若手舞踊家集団!

藝○座岡山・ゆるびの舎公演

2015-12-11 20:24:05 | その他公演
こんにちは!!
「藝○座 岡山・ゆるびの舎公演」制作スタッフですm(__)m

「藝○座 岡山・ゆるびの舎公演」無事に終了いたしました。

座員の花柳大日翠さんが、岡山県の出身で、色々なご縁が重なり、今回の公演が実現いたしました!!

晴れの国おかやま!!
藝○座として、岡山県で公演に出演したのは、今回で3回目になります。
何度伺っても本当に素敵な街です。

本番当日も天候に恵まれ、たくさんのお客様にご来場いただきました。
お客さまの温かいご声援、劇場スタッフのみなさまのご支援、関係者各位、全てのみなさまのお力に、厚く、厚く、御礼申し上げます!

それでは、公演のご報告をさせていただきます。

*「藝○座 岡山・ゆるびの舎公演」*


日時:2015年11月15日(日)14時開演
場所:早島町 ゆるびの舎 文化ホール
主催:早島町教育委員会

演出・振付:花柳源九郎、花柳大日翠

ナビゲーター:望月太津友



まず、古典舞踊の「連獅子」で、公演の幕開き。



連獅子
右:花柳大日翠(親獅子)
左:五條詠絹(仔獅子)

緊張感の漂う舞台です。

アンケートに、「獅子や、親仔の情愛の表現するのに、手先から足先まで使っているのを間近でみて、驚いた」というご感想をいただきました。



続いて、お話や実演交えての日本舞踊レクチャー。



レクチャー
日本舞踊ナビゲーター:花柳大日翠

なんだか「特別」な感じ?と思われがちな日本舞踊、、、
実は、身近な物事や、人間の感情などを美化して、音楽と唄にのせて踊るのが、日本舞踊の特徴です!…というテーマでレクチャーをしました。

連獅子の緊張から………開放っ!!!!
お客様と対話する形式で、終始和やかに進行いたしました。

写真の大日翠さんは、年齢不詳ですね。いい意味で!!



続いて、休憩後
創作二題…その一「おめでたいそう」



おめでたいそう
右:花柳吉史加
左:花柳寿紗保美

現代日本の1年間、お正月から大みそかまでの12ヶ月の行事や風物詩を、お馴染みのラジオ体操の曲にのせて踊りました。

上の写真は、3月ひな祭りの場。

月が変わり、行事が変わる度に、客席から、感嘆の声が上がりました!!



続いて、
その二、「シリーズ家電を踊る~電子レンジ編~」



電子レンジ
上:五條詠絹(電磁波の精)
下:花柳大日翠(電磁波の精)

身近な家電製品・電子レンジを日本舞踊化。電子レンジの中で発生した電磁波を主人公に、ごはんを温めるまでの様子を踊りました。

アンケートに、「これからは、電子レンジを使用する度に、これを思い出しそうだ」という感想がありました。


続いて、地元岡山からの出演。



越後獅子
囃子 桜友会
左から3番目:望月太津友

望月太津友が主宰する「囃子 桜友会」による生演奏です。

地元の演奏者の皆様にご協力いただき、邦楽の生の音をお届けいたしましたm(__)m



公演の最後は、新作初演「桃太郎」



桃太郎
右より:花柳寿紗保美(さる)、花柳大日翠(桃太郎)、花柳吉史加(きじ)、五條詠絹(いぬ)

岡山ゆかりの昔話「桃太郎」
桃太郎の鬼退治の物語を、日本舞踊の魅力満載で上演いたしました。
作・演出・振付は、花柳源九郎さんと花柳大日翠さんのコンビです!!
今回の為に作られ、録音された音源を使用いたしました。
出演者一同は、3~4役早変わりで大奮闘(゜o゜;;

〈配役〉
桃太郎、語り部、鬼・・・花柳大日翠
いぬ、婆、木、鬼・・・・五條詠絹
きじ、爺、木、鬼・・・・花柳吉史加
さる、桃、木、鬼・・・・花柳寿紗保美

古典の手法に則した曲や踊りをベースにしながら、キジの羽の表現に、新体操のリボンを使用するなど、従来の型にとらわれない演出も要所要所に加え進行しました。

桃太郎一行が鬼ヶ島へ大行進する場面など、踊りに合わせて、何度も手拍子が起こり、最後まで舞台と客席が一体となり、鳴り止まない拍手の中、ゆるびの舎公演は閉幕!!

アンケートに、「自分も、桃太郎と一緒に、鬼退治に行っているような気持ちになった」「日本舞踊のイメージがまるで変わり、こんなに身近で、楽しいものなのだと思った」というご感想をいただきました。




“ゆるびの舎”は、早島町が管理するホールを有する複合施設で、年に何度か自主事業を行っており、その中のひとつとして、藝○座による日本舞踊公演が企画されました。

日本舞踊公演は初めてとのことで、色々な事が手探り状態で、進行してゆきましたが、カーテンコールが終わった直後に、劇場のプロデューサーから、「藝○座公演を企画して、本当に、本当に、良かった」と感動の声をいただき、大日翠さんと熱い握手を交わしておりました。

公演に携わる者として、お客様と感動を共有できる事は、この上のない幸せと改めて実感いたしました。

これからもお客様と感動を共有できるように、出演者・制作一同、一層精進して参ります。

今後とも、藝○座を、どうぞよろしくお願い申し上げます。