日本大改革！100年後を見据えた地方活性化に幸あり

大都会を離れ、地方に移り住む暮らしが見直されてきています。急速な高齢化で医療・介護危機が叫ばれる大都市と、人口減や衰退に悩む地方。どちらも将来に切実な問題を抱えている中、「地方創生」を掲げる政府は、希望者の移住を後押し、移住促進に乗り出し始めました。


《Aさんの場合》

都心から地方都市に一人で移り住んできた70代男性のAさんは今、サービス付き高齢者向け住宅に住んでいます。元々会社を経営していましたが、妻に先立たれ、新天地を求めての決意！

移住後に介護ヘルパーの資格を取得し、週に4回、障害児の遊び相手や高齢者のケアを行っています。

「毎日何が起こるかわからない刺激と、人の役に立っているという充実感が嬉しい。」


Aさんの事例は、社会から孤立しがちな高齢者が、触れ合いの中で生き甲斐を感じられる生き方を指し示してくれています。認知症になりにくく、要介護度も下がる暮らし方でもあります。豊かな自然に温泉、農園、喫茶店...日々、世代を超えた交流が生まれています。

地域の活性化には住民の自治が欠かせません。移住者ら新たな住民が生み出す交流は、自治を進化させる鍵となることでしょう。


《Bさんの場合》

3歳の息子と二人で暮らす30代女性のBさんは、「子供が伸び伸び過ごせる」環境を求めて、都心から自然豊かな山間の町に移り住みました。この地は、高齢化率4割で子育てに力を注ぎ、積極的に移住を呼びかけています。その結果、5年間で30世帯が移住してきました。

Bさんは結婚生活につまずき、出産後間もなく離婚。シングルマザーになりました。

ある日親子2人で訪れた田舎体験の中、息子がザリガニ捕りに夢中になる姿を見て、
「あ～我が子にはこんな自然豊かな所でのびのびと育ってほしいなぁ」としみじみ感じたそうです。

移住先に決めた町では、地域の人たちが気軽に声をかけてくれる！

都会暮らしの頃は、息子が知らない人に挨拶しても無視されたり、ベビーカーで電車に乗って舌打ちされることもあったといいます。

満天の星空が見えるこの地で、Bさんは観光客のもてなしをしながら、キジやタヌキ、ウサギたちと触れ合いながら、温かい地域の人たちとの交流に満たされながら息子の成長を微笑ましく見守っています。

虫が苦手だった息子が元気に虫を捕まえる。そんな姿を見て、「この子が大きくなるまではここで暮らそう」と決意したBさんでした。





...
現在、東京一極集中を是正し地方を活性化させていく施策が強く求められています。少子高齢に人口減...この状況で将来のことを考えると、日本全体が生き生きと活性し続けていくためには地方の力が必要となってきます。

極論すれば、もし東京が大災害に見舞われたら...大規模なテロでやられてしまったら...

様々な機能を各地に分散させておくリスクマネジメントの面からも、一極集中は避けていかなければなりません。そのためには、例えば「大阪を東京に匹敵する地方都市にすること」「福岡をアジアとの交流窓口にすること」「北海道をより魅力的な観光地にしていくこと」「沖縄を環境保全の中心地にしていくこと」「広島・長崎を反戦の発信地として国際会議の中心地としていくこと」などなど、日本全体を、連携と小分け管理でバランスよく共同発展させていかなければなりません。

そのためには、以前話題になっていた「政治機能を首都から地方に移転させる」ことも再検討に値すると考えられます。例えば名古屋に国会議事堂を移転させたり、日銀を四国に移したり...明治維新以来の大改革を議論してもよいのではないでしょうか。

その中で、メリットがあり実現可能なことから一つずつ進めていってもらいたいものです。狭い日本！資源少なき日本！物作り大国日本！独自の魅力をたくさん持ち合わせている日本！その魅力と欠点をうまくアレンジし、有効に効率よく活用してまいりましょう(^-^)


そして
国民が本当に心豊かになれる鍵は、古き良き昭和の香りの中にあるように思えまっせ(^-^)





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